「北帰行」のレビュー
どうした?松ちゃん、カッコ良すぎるぞ!
どうした?メガネさん、ダサイ!
マスターは…いつも通りか。
今回も登場人物と酒だけが原作通りで、ストーリーはかなりいじってきたという感じ。
白石美帆はハマリ役…かな?
冒頭、白石美帆演じる恵子の第一声、原作では「低くてチョットかすれた声」とあるが、その通りの声。
そして、松ちゃんならずとも一目惚れしてしまいそうな美人。
やるじゃん、白石美帆。
すんなりとストーリーに入っていけた。
松ちゃんとメガネさん
松ちゃんは原作では、いつもどおり簡単にフラれる展開になっている。
だが、ドラマでは恵子を旦那さんの元へ返すよう仕向けるハードボイルドな役だった。
あの松ちゃんがカッコよく見えた。
それに反して、メガネさんの態度。
「寒い北海道は嫌い」という恵子に対して、「じゃあなんで、キングスランドなんか飲んでんだ?あんたみたいな女が好んで飲むような酒じゃない。あっちに残してきた男でもいるんじゃないか?」はいただけない。
初めて会った女性に向かって言うセリフか?
ゲスな中年男の勘ぐりっぽくて、ダサイ。
メガネさんらしくないと思ったのは私だけだろうか?
無理がある?
終わりのほうで、松ちゃんが恵子の旦那に電話をかけたというシーンがある。
が、そんなに簡単に電話番号調べられるのかな?(今は個人情報うるさいぞ!)
そして恵子に無断で旦那に電話するっていうのも?
…でもまあ、ドラマだしなんとか許そう。
しかし、飛行機のチケットだけは無理だろう!
いくら人がいい松ちゃんだとしても、飛行機のチケットまで出すだろうか?
日頃金欠病でレモンハートもツケで飲んでいる松ちゃんが?
でも、そこまでするからカッコイイのかな?
ちなみに…
羽田発の最終便はJALだと22:05、ANAだと22:25新千歳着。
残念ながら、その時刻、余市行きのJRはもう出ていないよ…。
車で行ったとしても余市までは2時間近くかかる。
羽田発の最終便に乗って、日付が変わる前に余市に着くことは殆ど不可能に近い。
これが一番無理があるか!?
第19回「招かれざる客」のあらすじと酒予想
次回のタイトル「招かれざる客」。
同名のものは原作にはないが、酒役や予告編から第3巻PART42「見知らぬ常連」を元にしたと思われる。
「招かれざる客」のあらすじ
閉店後のレモンハートに2人組の泥棒が押し入る。
そこへ忘れ物を取りに来たマスター。
たちまち泥棒に縛り上げられてしまう。
店に金がなかったので1本ウン十万円もする高い酒をもっていこうとする泥棒。
そうはさせじと酒のうんちくを語り始めるマスター。
縄をほどいてくれたら最高に美味い水割りを作ると泥棒を説得する。
泥棒VSマスター、マスターの運命は如何に?
(※これは、原作にない展開だ)
なので原作「見知らぬ常連」の気になるあらすじは…
酒役
『カミュ・バカラ・カラフェ』
カミュとは、1863年からカミュ一族が製造を続けるコニャック。
きりっとした辛口で熟成感のある味わいで、すみれの香りを感じる。
バカラとは30%の酸化鉄が含まれているクリスタルガラス製品。
そのバカラ社のカラフェに入ったブランデーが…
「カミュ・バカラ・カラフェ」
アマゾンで見つけたのはオールドボトル。
ドラマではこれが使われるか?
見た目、醤油さしに見えるが中味はすごい!