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BAR レモン・ハート第12回レビュー「めおと鶴亀」と第13回の酒予想

BARレモンハート 

「めおと鶴亀」のレビュー

前回のレビューが聞こえたのか、今回はチャキチャキの江戸っ子という設定の竹山鶴次郎役の渡辺正行が
結構ハマっていた。

チョットやり過ぎの感はあるが、それがまた江戸っ子らしくて良かった。

例によって、原作のエピソード設定はそのままで、若干の脚色程度でのドラマ化だが、違和感の無い仕上りと言えよう。

酒役:「ラフォンタン」

作中に出てくる「ラフォンタン」とは、フランス南西部のノガロで創業したラフォンタン社の単一年ビンテージのアルマニャック。

通常コニャックやアルマニャックは複数年のブドウをブレンドして味を整えて販売される。

ラフォンタンは100年以上前から、単一年度の製品を一瓶ずつ手詰めして世に送り出している。

ラフォンタンの値段の特徴

ちなみに、
ドラマのラフォンタンの標準小売価格は
1953年 28,000円( 98,000円)
1951年 15,400円( 53,900円)

原作に出てくる年度だと
1936年 47,520円(166,320円)
1985年   7,300円( 25,550円)
1918年 125,000円(437,500円)

安く感じるがラフォンタンは200ml。
これを通常の700mlサイズに換算するとカッコ内の金額になる。

やはり、そこそこの値段のようだ。

そして、単一ビンテージのみで作られているだけあって、品質はやはりその年のブドウの出来に左右される。

その為、年代=価格に反映されないところが面白い。

例えば「ヴィンテージが1973年のラフォンタン

ラフォンタン

昭和48年 ヴィンテージ・アルマニャック[1973]ラフォンタン(200ml木箱入) by 楽天
安い!

生まれ年の酒、誕生日プレゼントには最適だ。

ソレラシステム

ドラマ中で「51年」と「53年」のラフォンタンを混ぜていた。

そのことでメガネさんが、シェリーの熟成保存方法を引き合いに出していたが、これは「ソレラシステム」の事である。

ソレラシステムとは、シェリー酒を熟成させるための独特のシステム。

新しいシェリーが入った樽から古いシェリーが入った樽までを5段階に分けて貯蔵する。

最も古いシェリーが貯蔵された樽を「ソレラ」と呼び、そのソレラから製品としてシェリー酒が
ボトリングされる。

一番古い樽の減った分は、2番目に古い樽から補充する。

そして2番目に古い樽の減った分は3番目に古い樽からと、順々に補充される仕組みである。

この方法を用いることでシェリーの生産年や品質が均一化し、より安定したシェリーを生み出すことが出来る。

この仕組みを51年と53年のラフォンタンを混ぜた事に対する説明として用いたのであろう。

レモンハート第18回酒予想

原作:「さらば友よ」第28巻PART359
酒役:「トラディション・オロロソVORS30年」

「さらば友よ」のあらすじ

常連のメガネさんは、住所・年齢・職業不詳の謎の男。

そのメガネさんを訪ねてこれまた高田という謎の男がやってくる。
一見強面のこの男、メガネさんの友であり敵でもあるという。

あのメガネさんに友達がいたとは驚きだ。

この日メガネさんはレモンハートに顔を出さなかった。

高田に明日もう一度店に立ち寄るように勧めるマスター。

果たして二人は再び会うことが出来るのか…※BSフジ「「BARレモン・ハート」」HP参照

ドラマの予告では「トラディション・オロロソVORS30年」となっていた。

原作には「サンティアゴ・デ・クーバ11年」というラムが出てくる。

ラム サンチアゴ デ クーバ 12年 700ml (73-9)(73819) スピリッツ rum by楽天

…楽天にありました。