あのバンダイが、あのたまごっちの最新機種を発表した。
初代から数えて20周年を記念して発売されるその名も「Tamagotchi m!x」(たまごっちみくす)
発売日は7月16日。
Tamagotchi m!xまでの道のり
新しいたまごっち「Tamagotchi m!x」「今までのたまごっち」との違いはどんなものなのか調べてみた。
初代たまごっち
ご存知の通り、たまごっちと言えば、1996年11月23日にバンダイから発売され、社会現象にまでなった携帯型育成ゲーム。
「たまごっち」というネーミングは、たまごとウォッチの合成語で、キャラクター名でありゲーム名にもなっている。
基本的には、この「たまごっち」に餌を与えたり、遊んだり、糞の掃除をしたりして育てていくゲームだ。
しかし、放っておくと機嫌が悪くなったり、最悪死んだりもする。
そして、育成してある程度時間がたつと「おやじっち」や「にょろっち」などの、様々なキャラクターに変身してゆくので、その過程を楽しむ事もできた。
この、放っておくと死んだりする、というのがミソで、当時はみんなそれこそ授業中でも仕事中でもデート中でもコッソリ、というか必死で世話をしている姿が見られた。
第2世代たまごっち
2004年3月20日発売されたのが「かえってきたたまごっちプラス」。
初代が、女子高生をメインターゲットとして開発されたのに対し、2代目は小学生がメインターゲットだった。
初代と比べ、基本設定が全面的に一新されたが、最大の特徴は赤外線通信機能が追加されたこと。
これによって、携帯電話と連動した遊びが楽しめるようになった。
第3世代たまごっち
2008年9月25日に発売されたのが、液晶がカラー化された「たまごっちプラスカラー」。
液晶のカラー化だけでなく、ドット数も大幅に増えたので、より複雑なキャラクターが表現出来る様になった。
これ以降、
2008年11月23日「たまごっちiD」
2012年11月23日「たまごっちP`s」
2014年 9月27日「たまごっち4U」
と、バージョンアップされ、今までに全世界累計8,100万個以上を売り上げている。
*この「4U」では、大きな仕様変化があった。
それは、たまごっちが死ななくなったという事。
それまでのたまごっちは世話を疎かにすると死んでしまう事があった。
墓と幽霊のアイコンだけになってしまったたまごっちを見て、悲観にくれた方も多かっただろう。
しかし4Uでは、死ぬ代わりに手紙を置いて家出するという形にした。
「死ぬ」という事が子供達にとってショックなのではという意見が多かった為だ。
Tamagotchi m!x ~ たまごっちみくす
そして、2016年7月16日に、最新機種のたまごっちみくす(全6種オープン価格)が発売される。
最大の特徴は、育成して大きくなると別のたまごっちと出会い結婚するという事。
こうして何代にも渡ってたまごっちを育成してゆきその系譜を家系図で確認することも可能だという事だ。
世話をおろそかにすると、たまごっちが死んじゃう?
しかし、「代々続いてきた家系図も途切れる事がある」ということを表現するために、以前は「手紙を置いてお別れする」という形をとっていたのだが、世話をおろそかにするとキャラクターが死んでしまうという
初期の仕様を復活させたそうだ。
「本商品では、プレイ中に出会う色々なたまごっちと仲良くなり、結婚して親の遺伝子を引き継いだたまごっちが産まれる(m!xる)ことが特徴です。
たまごっちは、代を重ね遺伝子を引継いでいく事で様々な見た目になる他、同じ両親から産まれても
育て方によって異なるキャラクターに成長します。その数は、数千万パターン以上。」
(バンダイ・プレスリリースより)
初代たまごっちのメインターゲットだった高校生は今、30代後半。
2代目たまごっちのメインターゲットだった小学生は今、大学生~社会人。
何れにせよ、たまごっちで遊んだ事のある人は、懐かしさと期待を持って発売を待っている事だろう。
果たして、ブームの再燃はあるのか?