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安定のガースーとは?…菅義偉官房長官の「菅話法」をちょっと深掘り!

社会

ガースーとは…菅義偉官房長官の「すが」を逆さまにした言葉
安定とは…彼の「表情を変えず、落ち着いた応答」が安倍政権の安定の象徴と言われている。

これは、ネット上で菅義偉官房長官に付けられた呼び名らしい。

官房長官の役割

つい最近までは安倍総理を始め、内閣の数人のメンバーの評判があまりよろしくなかった。そのため?内閣改造を行った現在は、少し落ち着いた感はあるが政治不信は、未だくすぶり状態ではある。

そんな中、記者会見の場で内閣批判をビシっと守っているのが菅義偉官房長官だ。菅義偉官房長官は知っての通り、政府としての公式見解を記者や国民に対し発表する政府の報道官だ。政府の取り扱う重要事項や、様々な事態なのでその役割は大きい。

ただ、最近は安倍総理に関わる、加計問題や財務省が関わった森友学園問題、更には稲田朋美防衛大臣の失言問題など、とにかく国民が気になる問題が次々と勃発した。

当然記者からの毎回様々な質問が飛ぶ。

が、その受け答えは、冷静であまり表情を変えず、淡々としている。
そんな答えでいいのか?と思う弁明もサラッと行う辺り、さすが!としか言いようがない。

少なくとも、彼のこのような対応で、問題多き政府はある程度守られているようにも見える。

そういうところから「安定のガースー」というニックネームが付けられたというわけだ。

菅話法とは

菅義偉官房長官は安倍内閣の「影の宰相」「懐刀」と言われているらしい。菅官房長官は記者のキツイ質問でも表情を変えない。落ち着いた応答をする…前にも書いたがこれが政権の安定の象徴と言われてきた。ある意味、これが「菅話法」のポイントなのだろう。

官房長官として在任記録は第1位。政府官僚の失言問題でも危機管理能力を発揮、安倍政権を実質守ってきた男だ。

ところが最近の大問題(森友・加計学園など)の対応では、“なんで?こんな答えなんだ?”と思うような発言が目立っているという。(私もそう思う)

聞けば聞くほど疑問符だらけ?最近の「菅話法」

大問題の時に菅官房長官からよく出ていた言葉

「そのような指摘(批判)はあたらない」
「全く問題ない」

この言葉を多く使うようになった。

質問の答えを出さず「返事をしている」格好だ。
さらに「~ない」…こう答える事によって暗に「これ以上相手にしないよ」という意思表示になる。
こう言われると関連質問は出しにくくなる。

「その存否や内容などの確認の調査を行う必要がない。このように文科省が判断した。」

実際、質問した記者はこう返されて最後には「同じ言葉しか言ってない」と、食い下がるしかなかった。

なので最近は、悪い意味で「菅話法」と呼ばれているようだ。

が、さすが、国を背負っている官房長官、いい悪い別にして、つくづく頭のいい人だと感心せずにはいられない。

ただ、こういう話法を取る一方で、前川前文部科学大臣に対して「地位に恋々としがみついていた…辞任した方」という攻撃をして、珍しく感情を出した、と騒がれたこともあった。これは評論家にも「余裕がない現れ」と分析されている。

確かに、よっぽど腹に据えかねたのか「辞めた後から余計なこと言いやがって」感、漂ってたな。

菅官房長官は立場上、こう答えるのがベストと思っているかもしれない。
でも「知りたい問題」に「答えを出さない」この応答は、逆に政府への信頼感を損ねたのは確かだ。

それにしても「ガースー」とは…

本人に「このことは知っているか?」と聞かれると「『ガースー』と呼ばれていることは知っているが、現在は不安定だと言われている」と答えたらしい。