中谷元前防衛相がTBSの番組収録の中で
都議選の自民党の惨敗を踏まえて、
安倍首相に「かきくけこ作文」で
忠告したということが話題になっている。
先日の都議選で安倍総理にとって聖地だったはずの秋葉原でまさかの「帰れコール」。
これは総理にとってかなりショックだったに違いない。
冷静だったら「こんな人達」なんて言葉は出なかったはずだから…
度重なる自民党議員の失態に、いよいよ黙っていられなくなった大御所や幹部たちが、声を出し始めている。
中谷氏が安倍総理へ忠告
自民党の中谷元前防衛大臣はTBS番組収録で、東京都議選挙の惨敗を踏まえ安倍総理大臣への忠告をしたという。
「政治家は人の意見を聞く耳を持つことが大事だ」として、
耳を傾けるべき相手を
か…家内
き…厳しい意見
く…苦情
け…見解の異なる人
こ…こんな人たち
と忠告したという。
ただ、最初の安倍首相の場合、家内(昭恵夫人)の話は、どうだろう?
そもそも森友学園の名誉校長になってっていたことが「つまずき」の発端だったはず、微妙…。
さらに「こんな人達」も入れている(たぶん、これが一番言いたかったことだろう)ことから、皮肉とも取れる忠告だ。
自民党員の最近の度重なる失態は、結局大事な都議選に大きな影響を与えた。
中でも失言をくりかえす稲田防衛相に対し「お咎めなし」を決め込む政府の異様さに国民は、失望すら感じている(ような気がする)。
引きずられるように結局、総理までが目の前の群衆に向かって「こんな人達」と言ってしまう始末だ。こうなると、自民党の他の派閥も見て見ぬふりは出来なくなったところまで深刻になっている事が伺える。
「あいうえお」もあるらしい
実は、中谷氏、先月地元の高知県の自民党支部の集会で「あいうえお」作文を披露している。
森友学園問題、加計学園問題について
「もりそば、かけそば。忖度(そんたく)したのかという問題があるが、しっかり政府が答えを出すべきだ。李下(りか)に冠を正さずで、政治に公正性がなければ国民の理解は得られない」
と話したという。
その上で安倍首相に贈る5文字として
あ…あせらず
い…いばらず
う…うかれず
え…えこひいきをせず
お…おごらず
と忠告したらしい。
なかなかユーモアのある人だなと、思う。
若いし、わかりやすいし、とりあえずこっちが思っていることを言ってくれる数少ない自民党員だといえるだろう。
今の自民党は、応援したくてもできない党
いつの頃からか自民党には、上の決定に従わなければ有無も言わさず「クビになる」空気ができている気がする。
地元のためにガンバルと言って当選できた議員の耳に「自民党おかしい」という声は届いているはずなのに…「正しくない」と心のなかで思っていてもクビが怖くて、言えないのではないか?
今は、上が白と言えば黒も白になる勢い
だから政府が決めたことは、次々とそれこそあっという間に決まってしまう。
国民が違和感を感じていてもお構いなしだ。
例えば加計学園問題。
元財務省官僚が「あった」と言っても「ない」と言い張り、結局「あった」事がわかっても謝りもせず、ごまかす。
これでは、自民党を応援したくてもできないではないか。
だから、都議選は、散々な結果になったのだ。
散々な結果になって自民党都連は、今どうなっているかというと…
責任は誰が取るか、ということに始終しているありさまだ。
自民党の候補者の応援に立った大物たちは小池さんの揚げ足取りや批判を繰り返すだけで都民の為に何をしてくれるのかが伝わってこなかった。
少なくとも自民党を離れて小池知事に寄り添い都政を盛り上げることを強調した公明党のほうがまだいい。
結果、公明党は候補者全て当選した。
この結果が、民意だということを自民党はわかっているのだろうか。
「反省すべき点を大いに反省」と言うが「反省すべき」と言っている時点で何を反省するかさえわかっていないのではないか?
国民が見えているのか?
なりふりかまわず「総理を守っている」それが今の政府…かな?
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