有給休暇を取る時「寝坊」や「やる気がない」ことを理由にするのは「社会人としてあり得ない」「ズル休みと変わらない」と記事を書いたマイナビウーマン。
この記事は、ネットユーザーから批判を浴び炎上状態だったらしい。
現在は削除されたという。
削除された記事とはいうが、その幾つかの理由に驚いたのは事実。
ちょっと、取り上げてみた。
今時の有給休暇の取得理由とは
記事自体は削除されているため、詳しいことはわからない。
が、Yahooニュースに載っているものをピックアップしてみた。
社会人としてあり得ない?有給休暇取得理由
「寝坊」「二日酔いがひどい」「やる気がない」「彼氏と喧嘩(振られた)」「身体が痛い」「天気が悪い」
有給休暇は、どういう時に取るのか、考えたことはあるだろうか?
私は、50代も後半になるこの歳まで、幾つかの職場を経験した。
が、実を言うと有給休暇をまともに消化したことは1度もない。
それだけに、上にあげた理由の一つ一つにびっくりしている。
仕事人としての自覚があれば…
そもそも寝坊は、めざましの数を増やすことで、なんとかできる。
翌日の仕事に影響しそうだなと思えば、二日酔いするまで飲まなければいいだけ、の話だ。
やる気がない、仕事に行きたくない、と思うのは日常茶飯事だ、今でも。
それでもやはり、自分が行かないことで誰かに迷惑がかかる、とか、仕事に影響が出る、と思えば、出社しないわけにはいかないと、踏ん張って会社に行く。
仕事とは、そういうものだと思っていた。
まさか、そのままストレートに「今日は天気が良くないので…有給下さい」とは言ってないだろう、とは思うが…。
「昨日彼氏に振られたので仕事にならないと思うので、有給とります」とか?
逆に「そういう考えだから、振られるんだ」と嫌味を言われそうだが…
本当のところどうなんだろう?
批判された理由とは?
批判の理由として「そもそも有給休暇を取るのに理由は必要ない」という、ことがあげられていた。
確かに「基本的に理由の如何を問わず、好きな時に労働者が取得できる」のが有給休暇だ。
ただし、そこだけを取って批判しているとしたら、早急すぎるような気がする。
上にあげた理由は、今日、または前日の申し出がほとんどだろう。
だとすれば、会社としての正常な業務に支障が生じる可能性が高いはずだ。
だから、社会人として「あり得ない」と言われるのだと思うのだが…。
前もっていつ休むか申し出れば、ある程度仕事の調整はできる。
その上で「理由の如何を問わず、好きな時に労働者が取得できる有給休暇」だと思うが、どうだろう。
なおマイナビウーマンは削除の理由として
「法的趣旨を誤解させる表現があり、内容が不適切と判断した」ためとし、お詫び文を載せていた。
マイナビウーマンのこの対応は、正しいのかもしれない。
が、多少悔しい思いもしているのではないだろうか?
まとめ
記事は読んでいないが、私が記事にあげた理由は、社会人として「あり得ない」と感じるから…。
今の時代、「いい」「悪い」と個人の意見をネットを通じて載せることができる。
反応が過敏になり、正しいと思うことが正しいかどうか分からなくなってくる。
それと同時に悪いと思うことが本当に悪いのかもわからなく、なってくる。
本当に、難しい時代になったものだ。