先日、佐賀県三養基郡上峰町議会で議員の手当を増額(費用弁償支給復活)の議案が出されたことに、ふるさと納税者などから「議員のために納税したのではない」というようなクレームが殺到した、という事を書いた。
その後、結局その議案は、撤回されたようだ。
そもそも事の発端は、上峰町議会で、財政が改善されたため、議員への費用弁償(1日2千円)を再開させる案が提出したことに始まる。
上峰町はふるさと納税の返礼品が佐賀牛ということもあり、かなり人気だ。
「平成27年度 ふるさと納税実績ランキング」では全国第9位。
(10位まで町がランクインしているのは2つだけ。ちなみに1位は宮崎県都城市)
上峰町への今年の寄付金は、すでに20億以上。
ま、これだけ見ても、少なくとも「財政改善」がふるさと納税の影響を受けたと思われても仕方ないだろう。
ただ「ふるさと納税の使い道は既に決まっているので費用弁済に充てられることはない」ということだった。
撤回理由は、超執行部との事前競技がなかったため
「費用弁償の改正を行うに当たっては、予算を伴うものであり、執行機関との調整が不足していた。チェック機関である議会として、このまま進めることはできないと判断し、撤回する」と理由を説明した。佐賀新聞より抜粋
結局執行機関と調整できていなかったから撤回する、ということらしい。
が、この件に関しての苦情やクレームは16日の夕方までに100件を超えた、という。
このクレーム等が、撤回の大きな要因であることは、間違いないだろう。
この案に対して否定的だった町長は「議員の皆さんの懸命な判断」と一応評価したようだ。
ふるさと納税とは
地方自治体への寄付金制度のこと。
寄付した金額はその年の所得税より還付され翌年住民税より控除されるという利点がある。
実質自己負担は、2000円。
さらに、納めた金額によりその自治体からお礼品が贈られてくる。
ふるさとチョイスとは
「ふるさとチョイス」とは、ふるさと納税する先を選ぶサイト。
・地域で選びたい
・使い道で選びたい
・返礼品で選びたい
など、いろいろな選び方ができる。
「ふるさと納税とは何か」から「ふるさと納税の方法」「その後の控除や還付」など詳しいことも分かる。
ふるさと納税を始めたい人は、このサイトに行ってみるといいだろう。
その他にも…