来年公開予定の「検察側の罪人」は、木村拓哉と二宮和也が共演することで話題になっている映画だ。
その映画の公開を待たずに、早くも木村には次の映画が用意されているらしい。さすがキムタクだ、と言うより、SMAPという括りがなくなって、役者「木村拓哉」に集中できるようになった、というところだろうか。
映画「マスカレード・ホテル」とは?
「マスカレード・ホテル」の原作は人気作家、東野 圭吾の同名ミステリー小説。
※マスカレードとは「仮面舞踏会」という意味らしい。
※小説の中のホテルは、日本橋の「ロイヤルパークホテル」がモデルらしい。
小説のあらすじ
ある予告殺人事件で、現場に残された暗号から次の犯行現場が「ホテルコルシア東京」と推測。そのため捜査員数名が、ホテル従業員として、宿泊客を監視する(潜入捜査をする)ことになる。
フロントに配属されたのが「新田浩介」、これを木村拓哉が演じることとなる。その新田の補佐でホテル・コルテシア東京の教育係、フロントクラークが長澤まさみ演じる「山岸尚美」だ。
最初はいろいろぶつかる二人だが、互いの仕事を通して信頼感が生まれていく…というストーリーらしい。
脚本、キャストが「HIRO」メンバー
警察側の人間、ホテル側のスタッフ、そして客がいることから、それぞれいろいろ絡みもありそうだ。映画も同じようにそれぞれのキャストが用意されることだろう。
脚本もあの「HERO」の福田靖氏。あの軽快なテンポや空気感も健在だろうか?共演者の中には「HERO」に出ていた濱田岳、松たか子、小日向文世などがいるらしい。彼らの役は、客なのか、刑事なのか、ホテルマンなのか…今のところは分からないが、いずれにしても面白くなりそうだ。
うまくいけば、シリーズ化?
この原作はシリーズ化されていて、「マスカレード」を冠にしている作品は他にもある。「マスカレード・イブ」「マスカレード・ナイト」…何れも刑事「新田 浩介」とフロントクラーク「山岸 尚美」のコンビが活躍するらしい。もしこの映画が当たれば、映画もシリーズ化になる可能性が十分にあるだろう。
「元スマップ」という言葉に違和感
話はちょっと変わるが…
香取慎吾と草なぎ剛、稲垣吾郎が新しい事務所に入り、彼らの一挙手一投足が話題になっている昨今…。TVの情報番組で、彼らを紹介する時「元スマップの」と枕詞のようものを付けているのが気になる。あれ、必要だろうか?といつも思う。
彼らだって、いやだろう。
解散するまでの経緯や原因が円満ではなかった(と聞いている)だけに、いつまでも「元スマップ」っていわれるのは…。
みんなそれぞれ、グループの時からピンでも活動していて知名度も高い。SMAPという名前がなくても十分わかるではないか。なによりSMAPは昨年12月に解散したのだから…。
今後の木村拓哉に期待する!
先の映画が不評だったとか、性格がどうのとか、そんなことはもうどうでもいい。それは「過去(SMAP)の木村拓哉」というフィルター越しで評価しているだけだからだ。良くも悪くも彼を前に出しておけば、話題になるという「SMAP木村拓哉を評価しているだけ」の話だ。
来年公開予定の「検察側の罪人」は、木村拓哉と二宮和也が共演することで話題になっている映画だ。
木村は、今度の役も検事だが、さまざまな葛藤の中で犯罪者(原作から推察)になる(かもしれない)。SMAP時代にこんな役、しただろうか?と思うような役だ。
個人的に、役者、木村拓哉は嫌いではない。実は(たぶんSMAPという枠がなかったら)もっと良い演技が出来る役者だろうなと、以前から思っていた。ジャニーズはともかくSMAPの肩書が消えれば、監督やスタッフは遠慮なしに彼の魅力を引き出せるんじゃないかと…(偉そうですみません、あくまでも1ファンとして個人的な意見です)
やっとSMAPの枠がなくなった彼がどんな演技をするか(彼自身が「個」の木村拓哉として抜け切れていることを願って)楽しみにしている。