星野源10枚目のシングル「Family Song」が8月16日にリリースされる。
この楽曲は、日テレ系で毎週水曜日夜10時から放送されている高畑充希主演のドラマ「過保護のカホコ」の主題歌にもなっており、先日そのMVが公開された。
おげんさんといっしょ?
MVを見て、思わず吹き出してしまった。
これは「おげんさんといっしょ?」
そう、5月にNHKで放送された伝説の番組「おげんさんといっしょ」のパロディー的なMVだったのだ。
冒頭、ピンクで統一された室内でちゃぶ台に突っ伏してうたた寝をしているのは、紛れもなく「おげんさん」だった。
そしてその傍らで新聞を広げているのは、おげんさんの旦那の「高畑充希」。
場面が進み、バックバンドの前で高畑充希と談笑しているのはなんと「藤井隆子」(ふじい たかしこと読むそうだ)。
この遊び心、サイコー!
藤井隆は「逃げ恥」で共演。
高畑充希とは「おげんさんといっしょ」で夫婦。
そしてファミリーソングは高畑充希が主演のドラマの主題歌と、まるでMVで3人が揃うのは決まっていたような自然な繋がりだ。
無条件に「素敵な仲間だな!」と思った。
Family Song(ファミリーソング)
昨年の大ヒット曲「恋」とは打って変わってミドルテンポなこの曲、今までのシングルはアップテンポな曲が続いていたので、次のシングルはもう少しテンポがゆっくりなもの作りたいなと思っていたところへ、丁度この曲のオファーが舞い込んできたそうだ。
ドラマの脚本を読んだ時に、60年代末から70年代初頭のソウルミュージックが頭の中に浮かんできた。
それを2017年の日本的なものへ昇華させて生まれたのがこの楽曲だということだ。
星野源曰く「イエローミュージック」と呼ぶこの曲は、演奏の部分とかを細かく細かく作り込んで、沢山のこだわりを詰め込んだ作品になったとのこと。
バナナマンとの意外な繋がり
「Family Song」の歌詞の中に「救急車のサイレンが」という一説がある。
なんか、すごい唐突な歌詞だなと思うこの部分、実は星野源がバナナマンの日村に贈った「43歳のバースディソング」の中の一説を、メロディーも歌詞もそのまま使ったものだという。
星野源は、毎年バナナマンの日村の誕生日にバースディソングを贈っており、2010年から始まり今年で7年目。
過去にも「SUN」という楽曲に、日村42歳のバースディソングの一部分を使ったことがあり、今回もファンの間では「源、またやったな!」と話題になっているそう。
Family Songは、懐かしさと共に、大事な人や家族の暖かさを感じさせてくれる素敵な曲だ。
こんな曲を作詞作曲し、自分で歌ってしまう
星野源、やっぱりすごいな!