先月上野動物園で生まれた、ジャイアントパンダの赤ちゃんが、生後40日を迎えたそうだ。
生まれた時は肌色だった体が、昨日のニュース映像では、もうパンダ特有の白黒の毛で覆われていた。
いよいよ名前のつけ時らしい。
小池百合子知事は今月始め頃の定例記者会見で、この子パンダの名前を今月28日から一般公募すると発表した。「家庭などでかわいい名前を考えてほしい」と話したという。
公募内容の詳しいことはまだ分からない。
が…ちょっと考えてみるのも面白いかもしれない。
参考になりそうな「パンダネタ」を集めてみた。
パンダの赤ちゃんプロフィール
・メス
・誕生日…6月12日
・父パンダ…「リーリー」力力(11歳)
・母パンダ…「シンシン」真真(12歳)
なぜパンダが上野動物園にいるのか
1972年、田中角栄が総理大臣の時、日中共同声明の調印をした。
それを記念して中国からの親善大使として、カンカンとランランが来日?したのが最初。
上野動物園にいたパンダの名前
上野動物園でジャイアントパンダの名前を公募するのは今回で4例目らしい。
今まで上野動物園にいたパンダの名前は以下の通り。
康康(カンカン)オス 1972年11月 誕生 → 1980年6月30日
蘭蘭(ランラン)メス 1968年11月 誕生 → 1979年9月
歓歓(ホァンホァン)メス 1982年 誕生 → 1997年9月21日
飛飛(フェイフェイ)オス 1967年 誕生 → 1994年12月14日
初初(チュチュ)オス 1985年6月27日 上野動物園で誕生 → 1985年6月29日
童童(トントン)メス 1986年6月1日 上野動物園で誕生 → 2000年7月8日
陵陵(リンリン)オス 1985年9月5日 北京動物園で誕生 → 2008年4月30日
真真(シンシン)メス 2005年7月3日 (中国臥龍)誕生 → 2011年2月21日来園
力力(リーリー)オス 2005年8月16日 (中国臥龍)誕生 → 2011年2月21日来園
母「シンシン」、父「リーリー」の子(オス)2012年7月5日 誕生 → 2012年7月11日
※今回の赤ちゃんが生まれる前、オスの赤ちゃんが生まれたが1週間足らずで亡くなっているようだ。
※日本パンダ保護協会参照
そう言えば、上野動物園のパンダの名前は何れも「繰り返し」だ。
これは、何故だろう?
初めて日本にパンダがやってきたのは1972年。
オスの「カンカン」とメスの「ランラン」。
どちらも中国名をそのまま日本でも使ったそうだ。
この2頭を前例として、それ以来、日本でも同じ音を繰り返す中国風の名前が主流になったという。
※ただし、上野動物園以外の動物園にいるパンダの名前は、必ずしも繰り返しの名前だけではない。
何れにしても上野動物園のパンダは全部繰り返しの名前だ。
が、名前の募集要項に、このことがルールとして入るかどうかは、わからない。
命名日
東京ズーネットによれば「中国では、生後100日を迎えた子は丈夫に育つ」と言われているということから、生後100日(9月)を目途に命名を予定してるらしい。
公募
・7月28日から
・インターネットや園内に設ける応募箱で受け付け
・選考方法や応募条件の詳細は後日告知
ちなみに…
2017年6月12日現在、日本では
「上野動物園・3頭」
「王子動物園・1頭」
「アドベンチャーワールド・5頭」
合わせて9頭のジャイアントパンダが飼育されているそうだ。
補足として…
パンダは「熊猫」と書き、レーサーパンダは小熊猫、ジャイアントパンダは「大熊猫」と書くらしい。
さて、繰り返し名前を考えるか、全く別の名前を考えるか…
熊猫だから「キャット」のキャを取って「キャキャ」は?
親の名前を一文字ずつ取って「シリシリ」は?
…駄目かな。
一応、28日を待つかな?