↑※上の写真は関係ありません!
7月11日、苫小牧のノーザンホースで行われた国内最大の競走馬競り市「セレクトセール」で(株)DMM.comが「ドナブリーニの2017」という馬を3億7000万円(史上4位)で競り落とした。
※3位だったのがその後、5億が出たので史上4位になりました。
「ドナブリーニの2017」とは?
ドナブリーニという馬が「今年産んだ馬」なので、こういう名前になるらしい。
・上場番号333(セレクトセールで上場した時のナンバー)
・メス
・1月27日生まれ
・鹿毛(かげ)
顔のマーキングに特徴がある。
額から鼻先近くまで伸びている流星「大流星鼻梁白鼻白」(というらしい)が印象的。
さらによく見ると後ろ両足は長白(長靴下をはいている感じ))が、前足は左だけ白で、右にはない。
これは遠くから見ても分かりやすい特徴だ。
競り値 3億7000万
馬の値段は父、母、祖父、祖母またはその血統がどんな馬なのか、その馬の血統でほとんど決まるといわれている。
「ドナブリーニの2017」の父は、クラシック三冠、14戦12勝 など数々の栄誉を残したあの超有名なディープインパクト。それだけでも当然人気があり値も張る。
さらに母が「ドナブリーニ(その父ベルトリーニも早かったらしい)」。
全姉(=母も同じ)には牝馬で史上初ジャパンカップと有馬記念両方を制したジェンティルドンナがいる。
2014年の有馬記念で優勝し有終の美を飾った名馬だ。
血統は当然期待できるものだろう。
結果、競り落とした金額が3億7000万ということだ。
セレクトセールとは
競走馬の競り市は全国各地で行われているが、その中でもセレクトセールは最大規模の競り市となる。
主催者側で競走馬を厳選して良質馬を上場(競りに出す)することでサラブレッド流通の活性化を図るのが目的。
たとえば他の地域で行われる競り市の馬の最低価格は20万というところもある。最高価格でも1億以下という所が多いが、ここでは扱う馬は高額馬。最低価格は400万、最高価格は2億以上。今回のように3億円以上が出る事もたまにある。
過去の高額競り値
1位…ディナシー(牝)父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリー、6億円
2位…イルーシヴウェーヴの2017(牡)父ディープインパクト、母イルーシヴウェーヴ5億8000万円(昨日出た!)
3位…ザサンデーフサイチ(牡)父ダンスインザダーク、母エアグルーヴ、4億9000万円
4位…ドナブリーニの2017(牝)父ディープインパクト、母ドナブリーニ、3億7000万円
ただ、高額だったからといって、その後、活躍する馬になるかはわからない、というのが、馬主の辛い所だ。
例えば、ディナシーは2006年のセレクトセールで当歳馬(その年に生まれた馬)としては世界最高額の6億円で落札されたが、結局、競走馬としてデビューすることはできなかった。
かと言って父のディープインパクトは2002年のセレクトセールで7000万で売れた馬。
サンデーサイレンス(この馬も強かった)の産駒として出ていた馬の中では、安い方だったらしい。
そんな馬が…現役時代の中央獲得賞金 145,455.1万円!(※ウィキペディア)
現在は種付料も破格だ。
ちなみに…
初年度(2007年)の種付料は1200万円(当時の日本の最高額)
確かに子どもたち大活躍だけども。
2016年は…3000万!?らしい。
ま「ドナブリーニの2017」の競りも最初1億からだったらしいから、わからないでもないか。
この馬たちは今後「DMMバヌーシー」という一口馬主アプリによって馬主が決まる。
一口4万ぐらい、と言うから、これもまたすごいことを始めるんだ、と感心してしまう。
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