落語家の「桂歌丸」が取材で
「裸芸」に対して苦言を呈したらしい。
何が芸なんですかね…
言っちゃ失礼ですけど、裸でお盆を持って出て何が芸なんですかね…
裸芸と言えば、最近人気が出てきた
「アキラ100%」のことが真っ先に思い浮かぶ。
ただ、裸芸のくくりで言えば
パンツ一丁の「とにかく明るい安村」「小島よしお」も入るのか?
上半身裸の芸人は、もっといるが、そこは入るのか?
この話は、結構奥が深い…
日本の伝統芸能を後世に残したい
桂歌丸といえば…
桂歌丸さんは、御年80歳。
公益社団法人落語芸術協会の会長でもあり落語界の重鎮だ。
かなり痩せている。
入退院を繰り返していて、最近では「左肺炎慢性呼吸不全」で休養して復帰したばかりだ。
歌丸さんが表舞台に立ち続けるのは「日本の伝統芸能を後世に残したいから」だという。
そして「日本の言葉を使って笑いを取るのが芸人だ」とも言う。
言葉はその国の文化
言っちゃ失礼ですけど、裸でお盆を持って出て何が芸なんですかね。あれを日本の文化だと思われたら困るんですよ。あんなのは酔っ払いがお座敷でやるようなもんですよ…
言葉はその国の文化だ、と言う。
落語家、漫才師など、日本語を駆使して芸を披露するもの。
落語家は落語を通してお客様に笑っていただく…。
ああいうかた(裸芸人)は言葉を生かさず、裸で踊っている。
「笑われている」だけ、なぜそこに気付かないのか…と。
確かに「アキラ100%」が出てきた時は、びっくりすると同時にこれが「芸」なのか、と思った気がする。
見えるか見えないか、というギリギリ感が面白い、と言えば面白い。
だが「笑ってもらう」のと「笑われる」のは確かに、違うかもしれない。
テレビ局の責任
ああいう方をテレビに出す方が間違えてるんですよ。テレビ局がああいう方にどれぐらいのギャラを払っているかは知りませんけど、ただ安いからという理由だけで使っている気がしてならない。
起用する側の責任もある。
視聴率が取れたとしても一瞬だから、いらなくなったら捨てられる。
何を残すか、を考えていないから一発屋だらけになる、と言う。
「笑われる」ことはいずれ飽きられる事に繋がり「一発屋」になる可能性が高くなるのかもしれない。
昔なら見ちゃいけないと叱っていた
子供も「面白い」と思い、親も笑っている。
昔なら見ちゃいけないと叱っていた。
(そう言えば8時だよ全員集合とか、言われていたな)
これは、一般家庭の「節度の欠如」だという。
実際、裸で真似をする子供はなかなかいないだろう。
でも、歌丸さんが言いたいことはなんとなく、わかる気がする。
最後に…
アキラ100%に対して「度胸は認めますよ、自分には無理だし…」と言ったらしい。
※ 以上 ヤフーニュース・週刊ポスト抜粋参照
R-1ぐらんぷりとアキラ100%
アキラ100%を一躍有名にしたのは、何と言っても彼が優勝した今年の「R-1ぐらんぷり2017」。
この芸は「他の芸人から人気がある」と言われている。
が、実際この時の審査員も「戸惑っていた」という感想が出ていたのは事実だ。(審査員には落語家の桂文枝もいた。)視聴者の反応も「面白い」という声もあったが反面「ひどい」「レベルが低い」というのもあった。
正直、私もそろそろ飽きてきたかもしれない…