とある病院のトイレには、
「患者さんへのお願い」と題し
「トイレットペーパーを三角にしないで下さい」
という注意書きがあった、というツィッターが
話題になっている。
三角折り…
男子トイレではまず見かけないが、女子トイレでは多いのだろうか?
その理由を調べてみた。
カミさんに聞くと「時々あるね、そう言えば」との答え。
「多分、次の人が使いやすいようにでしょうね、私はしないけど…」だと。
なるほど、親切心なんだ…
と思ったが、実はその「親切心がアダ」ということらしい。
急いでいる時は有り難いものだが…
問題は「細菌感染」
その注意書きには続きがある。
用を足した後の手を洗う前に、トイレットペーパーを折ると、便中や尿中(感染している場合)の細菌などの微生物が付着し、細菌感染する可能性が高くなることがあります
要は「用をたして洗っていない手で三角に折ッたらペーパーにバイキン付くよね?」って話らしい。
「三角折り」は、必然的に用を足してその場で作る、はずだ。(もちろん、次の人のために)
いくら親切でもわざわざ一旦出て、手を洗い、戻り、ペーパーを折る、という人はまず、いないだろう。
そこで思い出すのは「院内感染」という言葉
例えば数年前、福岡の病院でノロウィルスの院内感染があった。
感染者は20人ほど。感染原は共同トイレから、ということだったらしい。
トイレは、水があり、周囲の空気が集まりやすいことから、菌の温床になりやすいとも言われているらしい。
特にノロウィルスは、空気感染もするから厄介だ。
さらに病院は弱っている人が多い場所だ。
見舞客など外から、あらゆる人が入ってくる。
スーパーや、デパートよりも敏感になるのは当然だろう。
清掃後の印は定番、マナーと思っている人もいるらしい
一方トイレ清掃後という印として、三角折りをしている、と言う話もある。
掃除したばっかりですよ!の合図として、意外と定番らしい。
「取りやすくて便利」「見た目上品」ということから、それを見て、「マナー」と思っていたり「真似をする」一般人がいる、ということらしい。
確かに「バイキン(細菌)」のことを考えなければ、とても親切な行為だといえるだろう。
がそこに「バイキンがついていたら?」と考えると…余計なお世話になってしまう。
だが、言わせてもらえば…
とはいえ、掃除のおばさんの手は、きれいなのか?
掃除のおばさんこそ、いろいろ触っているではないか。
手を洗ってからトイレットペーパーを変えているのだろうか?
トイレットペーパーを気にするなら、ドアノブは大丈夫なのか?
トイレットペーパーは折らなければ、問題は解決する。
だがドアノブは?
言わせてもらえば…
結局問題はトイレットペーパーにあるわけではない、と思うのだ。
それらは、最終的に手を洗えばある程度解決するのではないだろうか?
潔癖感を強調するなら…
蛇口も「洗ってから使う」あるいは「洗ってから締めて」欲しい。
石鹸は必ず使ってほしい。(洗剤がきれていたら、がっかりだ)
あ、もしバイキンがお尻についたら洗えないか…。
でも、ウォシュレットがある!
でも無い所もあるか…
う~ん、考えたらキリがない。
とりあえず、折るのは止めたほうがよさそうだ。
ま、自分はあまり気にしないが…