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ゴミ処理場で現金2000万を発見!山分け発覚で書類送検!の詳細

気になったnews

悪いことはできないものだ…

ゴミ処理場で「1000万円」が見つかり、拾得物として警察に届けた。
それが本当なら、なんの問題もなかったはず…

ところが見つけたのは実は、2000万円だった。
そのうちの1000万は、その時いた作業員5人で山分けしていた事が発覚した。

山分けした5人は、解雇され、書類送検となった。

ゴミから2000万!1000万山分け1000万届出…の詳細

5月23日、奈良県御所市の再生資源処理施設「奈良総合リサイクルセンター」の一人の作業員が、ゴミの中から2000万円を見つけた

その男は2000万のうち1000万円をネコババしてから残りを「1000万を見つけた」とリーダー格の男に報告。

5月24日、リーダー格の男はその1000万を、その時働いていた人5人(拾ったっ人、リーダー、他3人)で200万ずつ山分けすることを提案、分配した。

5月26日、第1発見者の作業員は、リーダー格の男(or仲間)に、実は2000万円あって、そのうちの1000万円をネコババしていたことを報告
結局、そのネコババしていた1000万円を、習得物として警察に届けた

5月29日、第1発見者は、事が大きくなって怖くなり、事実を上司に報告
上司が警察に相談して、発覚。

山分けした5人は解雇、さらに窃盗容疑書類送検された…。

「悪銭身につかず」ではないが…悪いことはできない

警察によれば…

第一発見者は1000万分配後、リーダー格の男に「偉いことをしてしまった」と最初の1000万円のネコババを告白したという。

さらに新聞などで「1000万円発見」と報道されたのを見て怖くなり、今度は上司に「こんな騒ぎになるとは思わなかった」と全てを話したらしい。

半分でもバレないだろうと、1000万円を懐に入れ、山分けで200万もらったものの、これでいいのか、と良心に苛まれ上でのことだろう。

他の4人にしてみれば…

実際、ゴミの中にあったお金。
誰かが捨てたわけではないだろうが、ネコババした男や山分けした彼らの気持ち、わからないわけではない。(仲間同士の中で、間違っているとわかっていても「それは止めるべきだ」と言える勇気はなかなか持てないものだ。)

リーダー格の男とその仲間は、降って湧いた200万に多少なりとも喜んだに違いない。
バレなければ、黙っていれば…もしかしたら発覚しなかったことなのだ。

…が、結局バレてしまった。

「後から上に正直に話すくらいなら、最初っから、話せよ!俺ら巻き込むな!」と(自分のことを棚に上げて)第一発見者をなじりたくなったかもしれない。

悪銭身につかず(悪いことをしたお金はつまらないことに使ってしまいなくなってしまうということわざ)ではないが、それに近いものがあるような気がする。

ま、小心者の私なら、何れ盗んだという事実に耐えられなくなり、胃潰瘍になるかもしれない。
一生、後悔するのはわかりきっているし、怖いから、すぐ言ってしまいそうだ。

そもそも2000万あったはずだ!と言われたらアウトだし、しらを切る勇気も、突っぱねる自信もない。

拾得物に関しての法律

拾得物に関しての法律を調べてみると、

お店等の施設内で拾った場合…
拾得者は、拾った時から24時間以内に、そのお店等の施設に届け出る必要がある。

拾い物の届出を受けた施設は…
7日以内に、近くの警察署、交番又は駐在所に届け出る必要がある。
 (7日を経過してから届けた場合には、拾得者の権利を失う)

届けたあと3ヶ月の間に持ち主が現れなければ…
拾得者は、所有権(「拾った物」がもらえる権利)を取得できる。

但し…
所有権を取得した日から2ヵ月以内に引取りをしなかった場合には、この権利はなくなる

今回戻ったお金は、1985万円。
現在紛失届は出ていないので、このお金は3ヶ月後、処理場のものになる可能性が高い。

ちなみに…
持ち主が現れたらその御礼(報労金)は…
報労金の額は、落とし物の価格の100分の5(2千万なら100万)以上100分の20(2千万なら400万)以下
※施設内で拾った場合には、拾得者と施設占有者が、それぞれ、報労金の額の2分の1まで

…ということは素直に届けていれば、持ち主が現れても50万は処理場に、50万は第一発見者(または5人)が貰えた。

現れなければ、もっと入る可能性もあるのだ。

まとめ

解雇された男5人はパート従業員で60~78歳。
書類送検なので逮捕ではないが、先行きの不安はかなり大きいだろう。

待てよ…書類送検で不起訴なら、貰う権利あるのかな?ないのかな?

ないか…