「緊急ニュースが入りました」で、終わったフジTVの「クライシス」の最終回。
なんだと~!(終わった瞬間、カミさんは吠えた)
同感だ、あの終わり方はずるい!
まるで「次回あり」を示唆するような終わり方だ。
「クライシスロス」決定!だな。
ん?まさか「続きは映画で!」ってか?
最終回なのに「緊急ニュースが入りました」
フジTV の「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は毎回、後味の悪さが残るドラマだ。
だが、何故か、はまってしまうドラマでもある。
毎回「今までにない物」を見せてくれたが、いよいよ最終回だ。
最終回なんだから、最後は、今までのもやもやがスッキリするだろう…
というカミさんの期待は、完全に裏切られた(笑)。
最後のシーンは何を意味するのか?
国家に危機をもたらす「政治的事件」や「テロ」を秘密裏に捜査し、解決を図るという使命を受け、戦ってきた公安機動捜査隊特捜班の5人。
彼らが上からの命令を全うするたびに、目にするは理不尽な結果ばかり。
戦っているのは国や国民のためじゃなく国家のためじゃないのか?
権力者は国のために国民のためにならないことをしているのではないか?
過去の経験から国家のやり方に疑問を持つ稲見と田丸、他のメンバーもそのたびに嫌な思いをする。
それでも彼らは、その怒りや無念さを一言二言ぐらいでしか、表すことはできない。
そして…
稲見(小栗旬)の親友、結城(金子ノブアキ)の復讐を止め、逮捕したにも関わらず、外に出た途端、目の前で射殺されてしまう。
5人の個々のラストシーン…
5人は、今回のほとぼりを冷ますということで、休みを与えられたようだ。
そして…。
・樫井勇輔(野間口徹)は爆破で壊れかけた仕事場の机で黙々と設計図を書いている。
そのタイトルは「標的:警視庁」だった。
・大山玲(新木優子)は公園で、ディスクを見ていた。
脇に置いていたパソコンにメッセージが入る。
「何か面白いネタはないですか?」という問いかけに彼女は何かを考えていたが、やがて目を光らせる。
・班長の吉永三成(田中哲司)は、上司の部屋で、これまでの苦労を労われていた。
そして左遷か何か言い渡されそうな雰囲気だったが、表情は動かない。
・田丸三郎(西島秀俊)は冒頭に出てきた謎の男(他国のスパイ?)に会いに教会へ…
「決心が、つかれたのですね」の言葉に下を向いていた顔は次第に何かを睨みつける目になる。
何か答えるように口が動いたように見えたが、閉じてしまった。
・稲見朗(小栗旬)は、部屋にいた。
壁に寄りかかったまま宙を見つめている。
スマホを取り上げ、彼女『松永芳(天使)』』のナンバーを見る(電話しようとした?)ものの、置いてしまう。
だが、何かを思い詰め下を向いていた目は、次第に鋭い目になっていく。
そして「緊急ニュースが入りました」で終わる…。
この流れでいくと、彼ら5人の誰かがテロを起こしたというニュースが流れたとでも言わんばかりではないか…
絶対続きがあるだろう「なきゃおかしい終わり方」だと、ファンは思うに違いない。
しばらく「クライシスロス」が続きそうだ。
まとめ なるほど、続きは映画か…
まさか…映画になるのか?
「信長協奏曲」と同じ?
「SP 野望篇」もそうだったかな?
勘弁して欲しい…