5月27日、八王子市の居酒屋で鳥刺しなどを食べた30人に下痢や発熱などの症状が出たらしい。
八王子市の保健所によると食中毒の原因は「カンピロバクター」だという。
鶏肉で食中毒とは珍しい?と思ったが、実はそうでもなさそうだ。
「カンピロバクター」とはどんな食中毒なのかちょっと調べてみた。
カンピロバクターとは
最近は思わぬところで食中毒が発生する。
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今回の食中毒は居酒屋で食した鳥刺し、原因は「カンピロバクター」。
・ノロウィルスに次ぐ報告症例の多い食中毒。
・主に保菌動物(ニワトリ,ウシ,ブタ,水鳥、など)の腸管にいる。
・フンなどが汚染源ということが多い。
・汚染された食品、水、保菌動物との接触により感染する。
・臭い、味に変化はない。
・潜伏期間は2~5日のため原因が特定されにくい。
感染経路は?
一番多いのは、今回のように鶏肉及びその内臓の刺し身から。
その他
・加熱不十分の肉
・感染した飲料水やサラダ
・未殺菌の牛乳
・保菌しているペット
なお、汚染された水1滴でも感染するおそれがあるらしい。
カンピロバクターによる食中毒の症状
感染性腸炎(散発性下痢症など)の原因菌とも言われている。
・発熱
・下痢…回数が多く血便になることもあるらしい
・腹痛…嘔吐を伴うこともある
・潜伏期間が長い
・2~7日で回復する
食品の予防方法
この菌は乾燥や室温に弱い。
逆に冷蔵庫内は温度が低く空気に晒されないため菌の生存率が上がる。
・60度1分の加熱が基本
・加熱調理
・肉などに触れた器具、手指をよく洗う
・手袋などを交換して他食品への二次感染防止
・食鳥処理業者の「一般的な食鳥処理場に於ける衛生管理総括表」順守。
以前牛レバーの食品提供の法規制により減っているらしい。※ 以上ウィキペディアより…抜粋、参照
まとめ
通常、スーパーなどで生の鶏肉は買うが、生のまま食べることはない。
ま、他の肉(牛、豚)も生でまず食べることはないが。
だから、家庭では「カンピロバクター」の危険はほぼないだろう。
問題は、やはり外食だ。
鳥刺しは確かに美味い。
旨いという評判の店も幾つかあるだろう。
だからこそ、衛生管理には、気を付けて欲しい。
レバ刺しやユッケが食べられなくなったように、鳥刺しも制限されてはたまらないからだ。