「ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ?」
これが、今年のサラリーマン川柳の1位になった句だという。
ゆとりはともかく「バブル」という言葉は、平野ノラがTVによく出ている影響も少なからずあるのではないだろうか。
毎年第一生命が発表している「サラリーマン川柳」が今年も発表になった。
今年で30回目を迎えるというこのサラリーマン川柳。
毎年聞く度に「ああ!」とか「なるほど!」とか「上手い!」と唸ってしまう。
世相を反映するサラリーマン川柳
サラリーマン川柳とは…
・日常におきる何気ない出来事をユーモアと風刺のセンスで表現した作品を募集する。
・申込みはサラリーマンに限らず誰でも参加出来る。
・一般に公募し(応募総数は55,067句)第一生命側で100句を選出。
・その後一般投票(サラ川ファン約11万4千人の投票)でベスト10を選ぶ。
おおざっぱに書くとこういうことだ。
サラリーマン川柳の傾向
全国傑作100選からみる傾向としては
「昨今のサラリーマンの働き方の変化を描いた句が目立ち、女性応募者による働き方にまつわる句も多く見られました。」
ということ。
そう言えば「ゆとり」や「バブル」という言葉が多い。
「流行り言葉」
さらに「流行り言葉」を使っている句も多い。
君の名は、sinゴジラ、ピコ(ペコ)太郎…
これらの言葉を職場や家庭に持ってくるとまた面白くなるから不思議だ。
第3位 ありのまま スッピン見せたら君の名は
第10位 職場でも家でも俺はペコ太郎
「自虐ネタ」
親父サラリーマンの「自虐ネタ」も笑える。
第5位 「パパお風呂」入れじゃなくて掃除しろ
親父っぽい「シャレ」もいい
第7位 病院でサミットしてる 爺7(G7)
サラリーマン川柳は所々で親父たちの悲哀を感じるのも魅力の一つだ。
ちなみに昨年の1位に選ばれた句は
「退職金 もらった瞬間、妻ドローン」。
思わず「うゎ~」と声が出る。
同情意外の何もない句だ。
が、一応、昨年はドローンが流行っていたっけな、と思い出させてくれるのもいい。
個人的には…
9位、俺のボス ヤフーでググれと無理を言う。
これが好き!
若い上司が、パソコンの苦手な部下親父に命令している姿が目に浮かんできて切なくなる。
他にもある第一生命の川柳コンクール
第一生命のHPでは、ベスト10の句はもちろんベスト100まですべて読める。
歴代1位の作品も読めるので気になる人はHPにいってみたらいいだろう。
他にも
・「輝け私部門」女性限定の句
・「U-29サラ川クランプリ」20代限定
の企画もある
※以上【みんなのサラ(リーマン)川プロジェクト】参照