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鍵がギザギザしているのはなんで?

チコちゃんに叱られる

鍵がギザギザしているのはなんで?

1月22日のNHK「チコちゃんに叱られる!」のゲストは、ゲスト欅坂46の長濱ねるとカニング竹山。

「この中で一番、ちゃんと戸締りをするしっかり者の大人」という事で竹山が指名される。
チコちゃんに「鍵がギザギザしているのはなんで?」と聞かれた竹山は「鍵穴の中にギザギザとあれがでこぼこでバシッと合うようになってガチャッと開く」と答える。

チコちゃんが「擬音ばっかり、ちょっとわかりにくい」という。

竹山は改めて「鍵と同じ反比例みたいな穴が開いている。そこに鍵が入ることによって空間がなくなってそれで何かをグッと押せる」と答えるが、チコちゃんに叱られる。

◯チコちゃんの答え
⇒鍵がギザギザしているのは、ギザギザの数分の金属の棒の切れ目を一定の高さに揃えるため

ギザギザの数分の金属の棒の切れ目を一定の高さに揃えるため

詳しく教えてくれるのは金庫と鍵の博物館館長杉山泰史さん。
博物館には先生が世界中から集めためずらしい鍵が所狭しと並んでいる。

せっかくなので鍵のしくみを全く理解していなかった(ギザ繫がりで質問したが答えられなかった)中川翔子さんにギザ理解していただきます…という事で彼女に博物館に行ってもらう。

「鍵のギザギザって何ですか?」と中川が質問すると先生は「ギザギザの数分(かずぶん)の金属の棒の切れ目を一定の高さに揃えるため、なんですね」と答える。

勤続の棒の切れ目を揃えるとは?

先生は「本物のピンシリンダー錠という構造の錠前のカットモデルなんですけど…」と言って、錠前を縦半分に切ったような中の様子がわかるカットモデルを見せてくれた。

縦に穴が4つ開いてる。
その穴の一か所につき金属の棒状の物が二つ入っている。

それをさらにわかりやすくCGで説明…。

ピンシリンダー錠のしくみ

一般家庭で広く使われている錠前の鍵穴は、内側と外側の二つの筒でできていて、内側の筒を回すことで鍵を開けることができる。

この外側と内側の筒をまたぐように縦にいくつかの穴があり金属のと棒を支えるスプリングが入っている。

ポイントは金属の棒に2つに分かれるように切れ目があること。
この状態では金属の棒が邪魔をして内側の筒が回らないので鍵を開けることはできない。

ここに鍵を差し込むと、鍵の先端は斜めになっていて金属の棒を持ち上げながら入っていく
すると鍵のギザギザに金属の棒がはまり、棒の切れ目が外側と内側の筒の高さにぴったりと合う。これで内側の筒が回るようになり、鍵を開けることができるようになる。

この金属の棒は鍵のギザギザの数分(かずぶん)ある。

「ちょっと高さが違うとダメ、違う鍵でも刺さるは刺さるけどダメ」と中川が言うと「そうです。回転することはできない」と先生もうなずく。

確かに同じ種類のカギでも、ギザギザの高さが違う鍵では、棒の切れ目が外側と内側の筒の境目に揃わない。

ギザギザの形や高さを変えることで何千通りも作ることができる。
この仕組みが現在一般家庭で使われる錠前の構造の元になっていると言われている。

鍵のルーツは紀元前

と、ここで先生に「どれくらい昔から人間、使ってってるかなと思われます?」と聞かれた中川。「明治時代ぐらい?」と答えると「『ボーっとしてんじゃねーよ!』ってやつですね」とチコちゃんの真似をする。

鍵は、紀元前からある、と先生。
鍵のしくみのルーツと言われているのが紀元前数千年に生まれたエジプト錠。
この錠前には4本の棒が通り、動かない。

そこに凸凹がついた鍵を入れ、棒を持ち上げることで開くようになっている。
紀元前に生まれた鍵のしくみが今も使われている。

ディンプルキーの鍵のしくみ

中川が「こういうボコボコタイプもあるじゃないですか、これは?」と鍵を見せる。
先生は「ディンプルキーと言われている鍵(ディンプル=えくぼ)なんですけどね」という。

基本的なしくみは、ギザギザした鍵と同じでくぼみの深さで棒の高さを調節している。
この鍵の錠前は縦横斜めに棒があるので複雑で開けにくくピッキング(犯罪行為)に強いと言われている。

鍵を適当に入れても入る理由

「これって、適当に入れても入るじゃないですか。どういう仕組み何ですか?」と中川が聞く。
先生によれば、両面のくぼみの位置を全く同じにすることで、鍵を裏返しても同じ位置にくぼみがくるようになっている、とのこと。
こうすることで鍵を指す向きを気にせずに開け閉めできる。

変わったもの…として、見せてくれたのは、表に見える鍵穴は全部偽物で意外なところに鍵穴が隠れている引き出しのような金庫。
これは先生が実際に使っているものだという。

ダイアル式で開く金庫の場合

さらに中川は「ダイアルで開ける金庫のしくみは?」と聞く。
先生は、ダイヤル式の金庫の内側を見せてくれた。

鍵の部分医は円盤が4枚入っている
ダイヤル式の金庫には1ヵ所だけくぼみがついた複数の円盤が入っている。
くぼみが揃っていないと金庫を開けるための出っ張りの部分がはまらず開かない。

ダイアルを左右に回して4枚の円盤のくぼみの位置を揃えることで、でっぱりの部分がはまり金庫が開く仕組みだ。

補聴器の役割は?

中川が「映画とかで金庫を開けようとし散る時に聴診器を聞いているイメージがあるあれは何の音なんですか?」と聞く。

すると先生は「演出上のトリックというか嘘っぱちであって実はそんなの全然聞いてない」と答える。中川は「誰が最初にやったんだろう?」というと先生は「元ネタはうちのおやじです」と答えた。

※1月22日のNHK「チコちゃんに叱られる!」より参照・参考

まとめ その他の疑問

ギザギザから、ショコタンにつなげると、相変わらずこの番組は面白い芸人を使ってくる。
そして、ディンプルキーが上下関係なく使えることや、ダイヤル式の鍵、聴診器の事まで、我々の実は知りたかったことをショコタンが質問してくれた。
いいレポーターだった。

でも、1mの方の、もう中の使い方は、イマイチだったかな。

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