「なんで親指は太いの?」とチコちゃんに聞かれた奈緒さん。
「親指は何かを押す役割…」と答えたが…。
なんで親指は太いの?
10月22日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」のゲストは初登場の奈緒さんと尾上松也さん。
ゆびさきまでケアしている素敵な大人という事で2つ目の問題の回答者に選ばれたのは奈緒さんだった。
彼女の答えは「親指は何かを押す役割…」だったが…チコちゃんに叱られてしまった。
その次にふられた尾上の答えは見事、正解だった。
◯チコちゃんの答え
⇒親指が太いのは石を握りしめるため
親指が太いのは人間だけ
詳しく教えてくれるのは、親指研究のスペシャリスト、霊長類生態学者の島泰三さん(「親指はなぜ太いのか」という本も出している)。
先生は「人間の親指が太くなった理由は石を握りしめるためなんです。実は動物の中でこんなに親指が太いのは人間以外にほとんどいないんです。人間に最も近いと言われるチンパンジーでも人間とは違い細い」という。
なぜ人間だけ親指が太いのか
その昔、人類は食糧危機に陥り、お腹がペコペコになってしまった。
生き延びるために食べ物を求めた結果、親指が太くなった。
人間は親指が太くなったことで動物の世界を支配することができた。
そこには人類の進化が深くかかわっていた。
…ということでおもむろに「NHコスペシャル」が始まった。
ナビゲーターはNHKスペシャルから一番遠い男斉藤慎二(ジャングルポケット)。
シリーズ親指 第1集 人類の祖先
およそ440年前、人類の祖先は森の中で果実や葉っぱなど様々なものを食べて生活していた、が地殻変動によって森は乾燥地帯へと変化し食糧が激減する。
そこで約370年前、アウストラロピテクスの時代になると食べ物を求めた人類は森を出て草原に進出した。
新たな食糧は肉食獣が食べ残した動物の骨と骨髄
当時の人類は動物の狩りの能力が低く、逆に肉食獣に襲われる存在だった。
そんな肉食獣におびえて生活していた人類は、飢えをしのぐ手段として肉食獣の食べ残したシマウマやヌーの骨や骨髄を食べるようになる。
しかし肉食獣の食べ残した動物の骨は、非常に硬く大きいものがほとんどで、そのまま食べることはできない。
石を使って骨を砕いた
どうにかして骨を砕きたいと考えた人類は、彼らが進出した草原に無数に存在した石を使って、動物の骨を小さく砕き骨や骨髄を食べようと考えた。
しかし硬い骨を割るには石を強く握りしめる必要があったため、人間の親指は石で骨を割れる適した形に進化を遂げその結果、親指は太くなった。
人類が石を手にする前は(石使用前アウストラロピテクス属の手のレントゲン写真を見ると)親指は細かったが、石を持つようになると(石使用後ホモ属の手のレントゲン写真では)親指が太く進化しているのがわかる。
親指が太いとなぜ石が強く握れるのか
では、親指が太いとなぜ石が強く握れるのか?
人間の手は物を持つと人差し指から小指にかけて空間が広がっていて、下に向かって大きくなる石を持つのに適している。
これを下に向けて叩きつければ、親指と他の指が留め金となり石をしっかり握りしめ、力を込めることが可能だ。
脳髄を食べて脳が発達 動物の世界を支配する
こうして石で砕く手段を手に入れた人類は、骨や骨の中にある栄養価の高い骨髄を食べることができるようになった。
彼らにとってラッキーだったのが骨髄には脳の発達や機能に関わる脂肪酸が豊富に含まれていたこと。
骨を食する以前と以後で比べると脳の大きさがおよそ約400㏄から1000㏄に増えるなど骨髄を食べたことで脳の成長にもつながった。
その結果、高度な道具を作り出すことに成功した人類は今から180万年前草原で狩りを始めるようになりついに動物の世界を支配するようになった。
指がとんでもない進化を遂げたアイアイ
食べ物を追い求めた結果親指が太くなった人類、さらに同じように食べ物を求めて、指がとんでもない進化を遂げた動物「アイアイ」。
アフリカの東にあるマダガスカル島に生息するリスのような風貌をした動物で、中指が針金のように非常に細く長い。
野生のアイアイはラミーという果実を主食としている。
しかし硬くてそのままでは食べることが出来ず、アイアイはラミーに穴をあけ中指ですくい取って実を食べる方法を考えた。
その結果アイアイの手は中指が針金のように長い特殊な形になった…
※10月22日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」より抜粋・参照
(アイアイの動画を見つけたのでよかったらどうぞ!)
まとめ
最近はジャングルポケットの斉藤が出てくるようになった。
NHコスペシャルの最後に流れるテロップを見ると構成、演出なども斉藤がやっているようだった。
ゲストの話にも出ていたが、斉藤の動きが気になって内容が入ってこなかった。
なんかなぁ…