先日TVを見ていたら、あるコメンテーターがこんな事を言っていた。
「今、コロナの世界三大ワクチンといえば、ファイザー・モデルナ・アストラゼネカという事になるでしょうかね?」
三大ワクチン?
そういえば、日本人って何にでも「三大〇〇」と名付けるのが好きだよなと思いつつ、ちょっと調べてみた。
三大〇〇
三大〇〇…あなたはどれ位知っているだろう?
日本三大〇〇
「日本三大〇〇」と表現するものの多くは「いいながめ・景色」の事を指しているようだ。
- 日本三景
松島(宮城県)
天橋立(京都府)
宮島(広島県) - 日本三大夜景
函館山(北海道)
神戸・摩耶山(兵庫県)
長崎・稲佐山(長崎県) - 日本新三大夜景
稲佐山(長崎県)
札幌・藻岩山(北海道)
北九州市(福岡県) - 日本三名園
偕楽園(茨城県)
兼六園(石川県)
後楽園(岡山県) - 日本三大イルミネーション
ハウステンボス「光の王国」長崎県
あしかがフラワーパーク「光の花の庭」栃木県
さっぽろ「ホワイトイルミネーション」北海道 - 日本三名湯
有馬温泉(兵庫県)
草津温泉(群馬県)
下呂温泉(岐阜県) - 日本三名城
姫路城(兵庫県)
松本城(長野県)
熊本城(熊本県) - 日本三大祭り
祇園祭(京都府)
天神祭(大阪府)
神田祭(東京都) - 日本三大花火大会全国花火競技大会
大曲の花火(秋田県)
土浦全国花火競技大会(茨城県)
長岡まつり大花火大会(新潟県) - 日本三大がっかり名所
札幌時計台(北海道)
はりまや橋(高知県)
オランダ坂(長崎県) - 日本三大珍味
うに
このわた(なまこの腸)
からすみ(ボラの卵巣)
…改めて眺めてみるとキーワードは、ほぼ「観光」。
景色の良しあしは、人の感覚だから賛成反対は当然出てくる。
ま、付けたもん勝ちといえなくもない。
世界三大〇〇
同じように「世界三大〇〇」というのも当然ある訳で…
(世界と言いつつ、作ったのは日本人です)
- 世界三大美人
クレオパトラ
楊貴妃
小野小町 - 世界三大珍味
キャビア
フォアグラ
トリュフ - 世界三大悪妻
クサンティッペ(ソクラテスの妻)
コンスタンツェ・モーツァルト(モーツァルトの妻)
ソフィア・トルストイ(トルストイの妻) - 世界三大通貨
アメリカドル
ユーロ
円 - 世界三大海軍
アメリカ海軍
イギリス海軍
大日本帝国海軍 - 世界三大発明
火薬
羅針盤
活版印刷 - ビールの世界三大名産地
ミュンヘン(ドイツ)
ミルウォーキー(アメリカ)
札幌(北海道) - 世界三大夜景
香港
函館
ナポリ - 世界新三大夜景
モナコ
香港
長崎 - 世界三大がっかり名所
人魚姫の像(デンマーク)
マーライオン(シンガポール)
小便小僧(ベルギー) - 世界三大ギタリスト
エリック・クラプトン
ジェフ・ベック
ジミー・ペイジ - 世界三大レース
インディ500
モナコ・グランプリ
ル・マン24時間
…世界の方は、さらに「歴史」や「有名人」が加わってくる。
ここまでくると常識になり、試験に出る!と言われるものもある。
番外編 「三」のつく諺・言葉
「三」に焦点を当てると、今度は「ことわざ」に多用されていることに気付く。
・石の上にも三年
・仏の顔も三度まで
・三人寄れば文珠の知恵
・早起きは三文の徳
・二度あることは三度ある
・三つ子の魂百までも
・三種の神器
・二束三文
・三日坊主
・三拍子揃う
いずれも意味が解りやすく、今でもたまに使ったり聞いたりする言葉が多い。
なぜ「三」が多い?
…こうやって見ると、日本には「三」があふれている。
これには、日本では昔から「三」が神聖な数字・縁起の良い数字とされてきたという事が理由らしいという説がある。
また、偶数は割り切れる(縁が切れる)から縁起が悪いとも言われている。(そう言えば、結婚式のご祝儀も偶数ではなく奇数でと教えられた。友達へのご祝儀は大体3万円!)
この様に、色々な理由が集まって日本独特の「三の文化」が形成されてきたようだ。
まとめ
占いで筆者のラッキーナンバーは「3」だし、ミスタープロ野球の長嶋茂雄さんの背番号も「3」なので、これはこれで良しとしよう!