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打ち合わせはなぜ「打つ」なの?…チコちゃんに叱られる!

チコちゃんに叱られる

打ち合わせ…前もって相談すること

普段何気なく使っている言葉だが、確かに、なんでこれが「打つ」なんだろう?

5月30日「チコちゃんに叱られる!」のゲストは、渋谷凪咲(NMB48)と児島一哉(アンジャッシュ)。2つ目の問題は「打ち合わせ」の「打つ」についてだ。

打合せってなんで「打つ」なの?

チコちゃんに「真面目に仕事をする真面目過ぎる大人ってだあれ?」と聞かれた岡村は「ちょっと私、行かせていただいていいですか?」ゲストにと聞くと、すかさず児島が「何でですか?」と聞き返す…が「でも確かにめちゃくちゃまじめにやってらっしゃる」と認めた。

チコちゃんに「うちあわせ」はどういうことをするか聞かれた岡村は「番組で。今日はこういうことやりますのでこういう感じで進めていきます、ゲストの方はこういう方々です、みたいなことを打合せするんですけど」と答える。

さらに(スケッチブックに)「打ち合わせ」と書けと言われ書いたフリップを見せるとチコちゃんが「『打つ』って書くわよね、なんで?…なんで打つなの?」と聞く。

岡村の答えは「番組全体の事を理解してらっしゃる、スタッフの方の話にいわゆる相槌を打つというか、聞いてる側は相槌を打っていただくだけであとはもうどうぞっていう…」だったが「なるほど~…ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と結局叱られる。

○チコちゃんの答え
⇒打ち合わせが打つなのは雅楽の楽器を“打って”、“合わせている”から

「打合せ」は雅楽から由来している

詳しく教えてくれるのは、小野照崎神社の宮司で、民間では最も古い雅楽会の会長、小野貴嗣さん。

小野さんは「打ち合わせとは日本古来の音楽である雅楽から由来している言葉でございます」という。

雅楽とは

宮中行事等で披露される雅楽。
そもそもこの雅な音色を奏でる雅楽とはどういった音楽なのか。

雅楽は今から1200年以上前の平安時代に日本に古くからあった音楽と中国や朝鮮半島などのアジア諸国から伝わってきた音楽が融合し完成した。

貴族を中心に愛され儀式やお祝いの席でも演奏されていた音楽。

日本で最も古い雅楽。
2009年にはユネスコの無形文化遺産に登録された。

現在では、神社で行う結婚式や初詣に行った時に流れているBGMで聞いたことがる方が多いかもしれない。

雅楽の楽器は大きく分けて3種類ある

雅楽で使われる楽器は大きく分けて3種類ある。

・主なメロディを奏でるのは、笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)などの管楽器
・全体のリズムをとるのは、筝(そう)・琵琶(びわ)などの弦楽器
・演奏のスピードを調整したり合図を送ったりするの、が鉦鼓(しょうこ)・太鼓(たいこ)・鞨鼓(かっこ)などの打楽器

雅楽のリズムは独特で、つかみずらいものだが、鞨鼓がそのリズムを管理している(オーケストラでいう指揮者のような役割)。

雅楽でいう「打ち合わせ」とは?

この鞨鼓が「打ち合わせ」でとても重要な役割を果たしている。

(雅楽でいう打ち合わせとはどういうものなのか?…という事で、ここで演奏者たちが「打ち合わせ」をしている様子を見ながらリモートで小野さんの説明を受ける、番組作成者の顔のVTRが流れた)

雅楽には演奏に合わせて舞を披露する演目があり、踊る人に合わせた演奏が必要になる。
そこで全ての楽器が集まる前に、打楽器だけで集まり鞨鼓の打つリズムに合わせて楽器を打ち鳴らしながら演奏の速さなどを決める。

打って合わせるので「打ち合せ」という

これが転じて現在では、何かを成功させるために前もって集まり意見を合わせておくことを「打合せ」というようになったそうだ。

5月30日NHK「チコちゃんに叱られる!」より参照・抜粋

まとめ

今回のように「言葉」と実際の内容が合ってない言葉にぶつかることは結構ある。

雅楽の打楽器を使って前もってリズムを合わせるのだから「打ち合わせ」。
なるほど、面白、勉強になった。

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