6月19日「チコちゃんに叱られる!」は、岡村もゲストもリモート出演だった。
そのため、今回の「働き方改革のコーナー」は、チコちゃん1人の「刈り上げ」姿のアップからはじまった。
この番組は、いろんなジャンルのすごい専門家の皆さんが出てくれている。そこで敬意を表して、新企画を始めるというのだが…。
これまで番組に出演して頂いた方は300人以上。その分野では知らない人はいないほどの方ばかり。そんな大先生の皆さんに本当に「大好きですごい」と思うものを紹介して頂く、ということで…
永山先生の目指せ100才!すごい長寿食BEST3
今回の大先生は食文化史研究家の永山久夫さん。
88歳になった今も執筆活動やTV出演など多忙なスケジュールをこなす。
その元気の秘訣は「食文化の歴史から独自に研究している長寿食を普段から食べているので、いくつになっても元気で過ごせる」と思っているそうだ。
すごい長寿食BEST3
第3位 「エゴマ」
卑弥呼も食べていた古代の植物「エゴマ」。
シソによく似た植物。葉の部分で、お肉を巻いたり、ハムと野菜をあえたりして食べるのが一般的。
エゴマにはα-リノレン酸が豊富に含まれている。
それにより高血圧の予防などに効果があるのだとか。
縄文時代の遺跡(長野・荒神山遺跡)からもエゴマの種が発見されるなど、古代から栽培されていた植物。歴史の有名人卑弥呼も食べていたのではないかと考えている(先生談)。
エゴマのおすすめの食べ方は?
エゴマの種を絞ってとった油をバナナにかけてそのまま食べるのがおすすめ。
α-リノレン酸は熱に弱いので加熱せずに食べるこの方法がいいという。
実際、先生も食べてみて「ウマい!これを毎朝食べている。これは本当に身体にいいですよ、私の主観ですけどね」と笑う。
第2位 鳥の胸肉
戦国武将の疲れも吹き飛ばしたお手軽食品「鳥の胸肉」。
スーパーなどでもリーズナブルに入手できる鳥の胸肉。
脂肪が少なくさっぱりとした味わいが特徴。
鳥の胸肉にはカルノシンという抗酸化成分が豊富に含まれている。
そのおかげで疲労回復が期待できるのだとか。
あの有名な真田幸村の兄、真田信之が趣味の鷹狩りを通して食べていた。
鳥の胸肉で戦の疲労を癒し、戦国武将では異例の93歳まで生きたんじゃないか、と考えられている。
鳥の胸肉のおススメの食べ方は…
鳥の胸肉のスープにする。
胸肉にはうま味成分のイノシン酸が豊富で非常に良いダシが出る。
先生も胸肉のスープを食べながら「これはうまいなー、鶏の胸肉入りスープ。これを食べたら長生きできると思いますよ、たぶんですけどね」と笑う。
第1位 発芽玄米
天下を取ったあの武将も食べていた長寿飯「発芽玄米」。
発芽玄米とは、玄米を一晩水に浸し、0.5ミリ程度の芽が出た状態のお米の事。
発芽玄米にすることで通常の玄米に比べてGEBAと呼ばれる成分が増加する。
これにより免疫力向上が期待できるのだとか。
73歳まで生きたあの徳川家康も玄米を好んでいたとされる。当時は、前日の夜に玄米を水に浸け翌朝その米を炊くという習慣があったので必然的に発芽玄米になっていた、と言われている。
発芽玄米のおかずには納豆がおすすめ。
お米と大豆を一緒に食べることで身体を作る材料になる様々なアミノ酸を効率よく摂取できる。
先生は「納豆だけでなく、味噌や醤油、豆腐と言った大豆製品とお米を組み合わせた和食は、世界一の長寿食と言ってもいいと思います。あくまでも私の主観でありますけども、実際私はですね、長生きしてますからね、長生きGOGO!」と嬉しそうに手を挙げた。
まとめ
久々に「略さないで言ってみよう!」のコーナーがあった。
問題「ソフトクリーム」…略さないで言うと?
(問題が)「ソフトクリーム」と聞いて「縮めてる?だってソフトとクリームじゃん」という声が上がる。
だが、3人ともそれなりに考え、答えを出したがいずれもハズレた。
・正解は「ソフトサーブアイスクリーム」
ソフトクリームは和製英語。
日本のソフトクリームメーカーの創業者(田中穰治さん)が日本でソフトクリームを広めるために短く買いやすくしようとサーブとアイスを省略した。
問題 「バス」…略さないで言うと?
「バス」を略さずに書いてください、と言われるが、これも3人ともハズレた。
・正解は「オムニバス」
バスの発着所近くの看板に「オムニバス」
オムニバスとは「なんの御用にでも役立つ」という意味で使われていた言葉だが、フランスの乗り合いバスの発着所となっていた雑貨店の看板に「オムニバス」と書かれていたことから乗り合い場所を指す言葉となり、乗合自動車の意味になった。
※6月19日「チコちゃんに叱られる!」参照・抜粋