中国でコロナが猛威をふるい始めた?2月中ごろは、ストックしていたマスクが60枚ほどあったので、1日ごとに変えていた。2月末頃辺りから、2日使ってから捨てていた。
3月、通勤時バスに乗るとほとんどの人がマスクをしているようになった。しかも残り20枚を切ったあたりからそろそろ買い足しが必要だなと、マスクを買おうと思ったのだが思うようにマスクが手に入らないことに気付いた。
もう、こうなったら再利用(洗って使う)か、手作りマスクしかあるまい。
マスクを洗う方法
やむをえない場合、として「全国マスク工業会」による洗い方は以下の通り。
・中性洗剤を使って
・押し洗いする
・十分なすすぎをして
・自然乾燥させる
一般の方?が洗い方を紹介している動画もいくつかあるらしい。
マスク洗いのポイント
「全国マスク工業会」の説明はおおざっぱだ。
そこでうちのカミさんがやっている洗い方のポイントを紹介する。
「中性洗剤」は、台所にある食器を洗う時に使う洗剤(ほぼ中性洗剤らしい)。
(ちなみにうちにあったのは「Magica速乾̟+」だった)
動画では、洗面器に水を張り、洗剤を溶かして洗っているものを見たが、カミさんは直接少量の洗剤をマスクに付けて両手でこすり洗いをするそうだ。この方が化粧品などが落ちやすい、とのこと。
「押し洗い」をすることで、型崩れを多少防ぐことができる。
ネットに入れて洗濯機に入れる、という人もいるらしいが、マスクは口にかぶせるものなので、綺麗な洗面器で手洗いした方が清潔な気がする。
「すすぎ」は少なくとも3回位は水を替えたい。
台所洗剤の中には、野菜も洗えると書いてあるものあるらしい。
少なくとも食器も洗えるのだから、マスクも洗えるということだろう。すすぎが多少足りなくても害はないかもしれないが、やはり泡が出なくなるまですすぐのは基本だ。
最近の中性洗剤は水切れが早いので3回位のすすぎで洗剤分は十分にとれるそうだ。気になる人は流水ですすぐのもいいだろう。
「自然乾燥」で1日干せば十分乾く。
型崩れをできるだけ防ぎたいので、絞るのは厳禁。渇いた綺麗なタオルを用意する。
不織布の両脇を引っ張り折り目を綺麗に整えてからタオルに挟んで軽く押せば、水気がなくなる。
もう乾いている?ような錯覚も起こすが一応風通しのいいところで1日干しておく。
干すときはゴムの部分ではなく不織布の部分をクリップや洗濯ばさみで挟む(ゴムが伸びないように、と言っているが…それほどの重みはないので気にしないなら気にしなくてもいいかも)。
最後にアイロン…
「多少できたシワ伸ばし」をしたい、と思いやってみたらしい。
※直接だと溶けちゃうので(不織布は紙に見えて実はポリなので)必ずハンカチなどあて布をすること。
ただ、やってもやらなくても、それほど変わらないそうだ。
再利用して(洗って使って)みた
使用前のものと洗ったものを比べると、見た目ほとんど同じ。大きさも変わらない。
ただ、ゴムが伸びたわけでもなさそうだが、顔との密着が前より若干緩い(ゆるい)感じがする。
洗ったマスクを再利用する場合、問題の「洗うと機能が落ちる」部分を少しでも補足する意味で、ガーゼやティッシュを挟むとよい、という人もいる。
(ティッシュを畳んで挟むと密着度が増すので、これはこれで一石二鳥だと思う)
使い捨てマスクとは
家にある普段使っているのは「使い捨てマスク」だ。
このマスクは不織布でできており本来1日1枚が目安らしい。
だが1日使ったくらいでは見た目は綺麗だし、もったいない気がする。
そう思い、2日目も使うと、息のせいか湿っぽい感じがする。
我慢できるのはせいぜい3日だろうか。
長く使う事のデメリット
マスクを一度外したらもう使わない…のは、医療現場での使い捨てマスクの使い方。
これは理想だが…普通の生活をしている私たちにとって、限りあるマスクはそう簡単には捨てられない。かといって一週間も同じものを使う勇気もない…
同じマスクの長時間使用のデメリットとして挙げられるのは、呼吸時の水分により雑菌が繁殖すること。
確かに、そういわれれば、水分があって、温度があって、口の中はバイ菌だらけらしいから、マスクの中は、ヤバいことになっているかもしれない。(こわ~)
目安としては「湿り」や「臭い」を感じたら取り替えること、だそうだ。
マスクの再利用について
マスクのメーカーでも「マスクの再利用」については「一度使ったマスクの再利用について洗って繰り返し使えるとの表記がない製品については、洗うと機能が落ちるのでお勧めできない(効果を約束できない)」とのこと。ただし…
「全国マスク工業会」はやむをえない場合、として上に示した洗い方を公表しているのだ。
マスクは必要か?
※3月8日放送の「サンデーLIVE」(テレ朝)で、マスクについて話していたので、それを参考に少しまとめてみた。
そもそも「咳やくしゃみをしていない人はマスクをしなくてもいい」という考え方がある。
さらに「マスクはウイルスがフィルターを通り抜けるから意味がない」と言われている。
マスクをする意味とは?
だが一方で、健康な人が「マスクをする意味」もある、という。
・マスクをすると(自分の)飛沫を防ぐ
・マスクをすると顔(鼻や口)を直接触らないですむ。
・(他人に)ゴホッとやられるものを防ぐ効果はある
ウイルスは粘膜から入ってくることがわかっている。
なので、粘膜である鼻や口を触らないことが大事。
※目も粘膜。マスクをしたからと言って油断すると目を触るので目は触らないようにすること)
マスクをするタイミングは?
「サンデーLIVE」の番組内でマスクをする場所と時間帯は?という質問が出された。
先生の答えは
・「普段から付ける必要はない」咳をしている人は自分の飛沫を飛ばさないためマスクをする。
・「人ごみに行くとき」に飛沫を浴びる確率を減らせるかもしれない
ということだった。
ちなみに番組に出ていた先生は街中でコーヒーを買いに行く時はマスクはしないそうだ。「ずーっとしてなくてはいけないものではない、そういう点ではマスク不足を解消できる」と先生は言っていた。
※追記…少しずつネットでも買えるようになってきた。
まとめ
1日使っただけで捨てる罪悪感やもったいなさ…
2日目も使う湿っぽさや不潔感…
毎日洗ったマスクを使うとそれらのストレスがなくなるので、ちょっと気分が良くなる。
カミさんがここ数日、仕事帰りいくつかのスーパーや薬局の前を通ってマスクが入荷してないか見てくるらしい。でも、店頭には「未入荷」「売り切れ」の文字しかないそうだ。
医療現場でも少ない、本当に必要な人に行き渡らない、という声も聞こえてくる。
そこで私たちがやれることは、不本意ながら手持ちのマスクを再生させたり手作りのマスクを駆使して(コロナの被害が無くなって普通にマスクが店頭に並ぶようになるまで)時間稼ぎをすることだろう。
良い、悪いではない、コロナに感染したくない、今出来ることをやる!それだけだ。