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芸能界の差し入れ伝説となっている「コンビニEXILE」とは?

チコちゃんに叱られる

芸能界の差し入れ伝説「コンビニEXILE」。

EXILEのHIROさんは、自身がプロデュースしていた映画の撮影現場にコンビニをまるごと差し入れしたというのは有名な話。山奥で撮影で買い出しとかすぐ行けないからとプレハブを建てたらしい。

11月1日の「チコちゃんに叱られる!」最後の問題は「差し入れ」について。

チコちゃんが「この中(岡村隆史・生駒里奈・奥田民生)で一番、気遣いのできるやさしい大人ってだあれ?」と聞く。岡村が立候補した。

差し入れって何?

岡村は「差し入れは、何貰ったらうれしい?」と聞かれ「パッとつまめる甘いものとか…」と答える。するとチコちゃん「差し入れって何?」と聞く。

「え?」という顔の岡村に「贈り物ってことになると『手土産』とか『お土産』でもいいわけでしょ。差し入れとお土産は何が違うの?」と聞く。

岡村は「…差し入れはその日に食べてもらうもの」と答えるが「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまう。

〇チコちゃんの答え
⇒差し入れは閉じ込められている人に持っていくもの

「差し入れ」と「お土産」の違い

詳しく教えてくれるのは、流行語や専門用語などの俗語研究の第一人者、梅花女子大学の米川明彦教授。

先生によれば「差し入れ」と「お土産」は言葉が生まれた経緯は全く違うそうだ。

「おみやげ」とは

おみやげは「お土産」と書く。
昔は「土」と「産まれる」は、文字通り「とさん」と読み「みやげ」とは読んでいなかった。
(「とさん」とはその土地の産物という意味の言葉)

もともと中国から入ってきた漢語で、日本では平安時代に使われていた(平安時代の史料集「平安遺文」にこの言葉が載っている)。

時が経って室町時代ぐらいになると、その産物を誰かにあげる=贈り物という意味に変わった。

「みやげ」とは

もう一つ「見上げ」という言葉がある。
これは戦国時代の末期ごろに現れているのだが「品物を見て人に差し上げる」という解釈がある。そこから「みあげ」が発音しやすいように「みやげ」になった。

「とさん」と「みやげ」は意味が似てる(ほとんど同じ)⇒「みやげ」が「とさん(土産)」と書かれるようになった(当て字)。

「差し入れ」の意味

差し入れは「差す」と「入れる」の2個から成り立っている。

元々は「隙間に物を入れる」こと

先生はスタッフに「両手を出して重ねてみてください。少し隙間を開けて…」という。言われた通りにすると先生はその両手の間(隙間)に「差し入れる」と、持っていたフィリップを入れる。

差し入れは「元々は隙間に物を入れる」という意味。それが明治時代に、ある特定の隙間に差し入れるという意味に変化した。

「罪人に渡すもの」に変化

その特定の隙間とは監獄の事。明治時代の監獄のドアには食事を入れるための小さな隙間(小さな穴)があった。

とらわれている身(その場所から動けない)なので、その穴から日用品や食料品を入れる、渡す、差し入れるということ。※1917年に発行された「東京語辞典」にも、差し入れは罪人に渡すものと書いてある。

もともと捕らえられていた人に対する言葉だった差し入れは、今は、刑務所に入っていない人にも使われている。

刑務所に入っていない人にも使われるようになった訳

刑務所に入っていない人にも使われるようになったきっかけは、花柳界の芸者さんたち。

明治時代の芸者さんたちが、お座敷などにずっといることを監獄に見立て、そこでいただくごちそうなどを「差し入れ」とよんだ

その後、寄席芸人や役者など(今でいう業界人)に広がり、やがて仕事途中のオフィスや撮影現場など、身動きの取れない相手に「差し入れ」と言うようになった。

結論:「お土産」とは、その土地のものを周りの人に「おすそ分けする」もの。
「差し入れ」とは、ある場所から身動きの取れない人、またはそこにとどまっている人に渡すもの。

ちなみに…
スタッフが、先生に論文や本を書く時にどんな差し入れが嬉しいか聞くと「私はね、カツサンドなんですよ」と嬉しそうに言う。

まとめ

「芸能界にはいろんな差し入れ伝説がある」と、チコちゃんが紹介したのは…

・EXILEのHIROさん、自身でプロデュースしていた映画の撮影現場にコンビニをまるごと差し入れした「コンビニEXILE」」。山奥で撮影で買い出しとかすぐ行けないからプレハブを建てたそうだ。

・元なでしこジャパンの丸山桂里奈。手書きのメモを添えている。
(岡村が「そうそう、謎のメッセージね」と言う。

丸山から麒麟の川島へのメッセージメモの写真が出て、チコちゃんがそれを読み上げた。

川島様、ご無沙汰して居ます。いつもTVのドラム缶を通じて横目で見てます☆梅雨なので食パンにしました!背後は大丈夫ですか?丸山

(…なんのこっちゃ?)

奥田民生プロデュース!チコちゃんの曲制作決定!

チコちゃんが「…岡村からもお願いして欲しいんだけどさ、民雄ちゃんにさぁ、チコの曲作って欲しいわ」と言う。

「それ、なんか、でも、ハードル高くないですか?」と奥田が躊躇すると「高くない、全然。『5歳』っていうのと『ねぇねぇ岡村』と『ボーっと生きてんじゃねーよ』を織り込んでくれたら…いい?民雄ちゃん?」と指切りを迫る。

すると奥田は「そんないいんですか…わかりました。ほんとですか?」と言いながらチコちゃんと指切りをする。

(画面下には奥田民生プロディ―スチコちゃんの曲制作決定!?の文字が出る。

「やった~!」と喜ぶチコちゃん。
岡村も「僕も1個、パート下さいね」とお願いする。

※11月1日「チコちゃんに叱られる!」参考・参照

その他の質問

https://www.takumi-inv.com/tiko-fuzisan-siyuti

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