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ラグビーの名前の由来はイギリスの名門「ラグビー校」からきていた!?

チコちゃんに叱られる

「ラグビーワールドカップ2019日本大会」がいよいよ9月20日から始まる。
開幕戦の国歌斉唱は平原綾香さんで、航空自衛隊ブルーインパルスによる展示飛行もあるそうだ。

ラグビーは詳しくないので今回は少し勉強になりそうだ。

8月30日放送の「チコちゃんに叱られる!」2つ目の質問はラグビーについて。
「この中(岡村隆史・木村文乃・アンタッチャブル山崎)で屈強な肉体を持つステキな大人ってだあれ?」と聞かれ、意外とがっちりしているザキヤマ(山崎)が指名される。

得点を決めたのに「トライ」というのはなぜ?

「ラグビーってどうやったら点が入るの?」とチコちゃん。「トライすると点数が入ります」とザキヤマ。「トライって挑戦って意味だよね?なんで得点を決めたのにトライっていうの?」とさらに聞かれ「なるほどね~、…あの大ヒットドラマの時からトライで点数が入ってましたので…」と答えると「…何も考えてないで見てたって事だから…ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われる。ザキヤマも「正に」と認める。

そこで岡村が「キックするやん、あのキックの○○(ピヨピヨ)…トライ!」という。チコちゃんは「つまんねー奴だなぁ」という。岡村が正解したという事だ。

英語でトライ(try)とは、「試みる、挑戦する」という意味。ラグビーでは相手のゴールエリア内でボールを地面に付ければ得点となり、これをトライという。

◯チコちゃんの答え
⇒得点を決めたのに「トライ」というのは、得点への挑戦権を得るという意味だったから。

ラグビーのルールと得点の歴史

詳しく教えてくれるのは、京都立命館大学でスポーツ社会学を研究している産業社会部の松島剛史准教授。教授は「得点を決めたのにトライというのは、ラグビーのルールの歴史に関係している。」という。

現在のラグビーのルールは…
トライを決めると5点入る。さらにコンバージョンキックというゴールキックの権利が与えられ、これを決めればさらに2点獲得となる。(このルールは現代になって決まったもの)

ラグビーの歴史

ラグビーが誕生したのは19世紀後半のイギリス。
それまで行われていたのは、ボールを蹴ることがメインのフットボールだった。しかし学校や地域によってルールはバラバラで、試合のたびに話し合ってルールを決めていた。

その後、手にボールを持ってプレイする事を重視するラグビー校のルールをベースにしながらフットボールのルールを作った。

こうして誕生したのがラグビー校(イギリスの名門)のフットボール…ラグビーフットボールだった。

ラグビー校のルール

ラグビー校のルールは、現在と同じように手でボールを運び相手ゴールにトライしてキックを決める、というものだった。

その時のラグビー校のルールでは、トライは得点になっていなかった。
当時はトライを決めても得点にはならず、その後のコンバージョンキックの成功で初めて、得点が認められていた。
つまりトライはコンバージョンキックに挑戦する権利が与えられる…という意味でトライだった。

なぜトライで得点が入るようになったのか

ここで「たぶんこうだったんじゃないか劇場」が始まった。
(今回は、お笑いタレントの厚切りジョンソンとジャーナリストのモーリー・ロバートソンがラガーマンとして出演)

「TRYME」

※白黒の懐かしい画像で…

ラグビー選手に扮したジョンソンが相手を振り切ってトライを決めた。
彼のもとへ走ってきたチームメイトのモーリーが「よくやった!」と称える。

ジョンソンは「ゴールキックで、決めてくれよ!」とモーリーにボールを渡す。
モーリーは、ボールを受け取りゴールキックをするが、上に上がらず点数は入らない。

ジョンソンはその後も体を張って攻め続け再びトライする。

「今度こそ頼むぞ!」「わかった」とボールを受け取り蹴るモーリー。
だが、球はゴールをそれてしまう。

その後もボロボロになりながらトライを続けるジョンソン。
だが、モーリーが蹴るボールは外れる。

そして…
相手が一瞬のスキをついて、たった一度だけトライに成功。
さらにゴールも決めてしまう。

ジョンソンたちは負けてしまった。

ジョンソンの横にはお決まりのホワイトボード。
トライ⇒キックミス⇒0点と書いてある。

ジョンソンは「とても苦労してトライしたのにキックミスで0点…WHY RUGBY RULE!おかしいだろ、これ!…以上」と叫ぶ。

教授は「おそらくこのように苦労してトライしたにも関わらず、キックが外れて得点が入らない。だから勝負にならない、という事で選手たちの不満が溜まっていったんだと考えられる」という。

1886年、トライでも得点が入るようにルール改定。当初1点だったトライの価値が2点、3点と高まっていき、1992年に現在のルールである5点となった。

結論:得点を決めたのにトライというのは「得点への挑戦権を得るという意味だったから

撮影エピソード

VTRでは、モーリー・ロバートソンがボールを何度蹴ってもキックが決まらず、ジョンソンを怒らせていたが…

スタッフによれば「モーリーさんには、演技無しで本気で蹴ってもらった」とのこと。撮影で回数重ねるうちにどんどんうまくなって一時間後にはキックを決めるまでに成長したらしい。なのでゴールを決めるとNGなので撮影が押したらしい。

まとめ

ワンプレイで5点入るというのは、他のスポーツではなかなかないのではないだろうか?
バレーボールなら1点ずつだし、バスケでさえスリーポイントラインの外側からのシュートが入れば3点だし。(内側からのゴールは2点、フリースローでのゴールは1点)

ちなみに…ラグビーの得点は、以下のプレイで入る

・トライ…相手チームのインゴールにボールを持ち込んで、地面につけると5点。
・コンバージョン…トライ後に行うゴールキック。ボールがゴールポストの間でクロスバーの上を越えると2点。
・ペナルティゴール…相手の反則によって与えられるペナルティキック。3点。
ドロップゴール…地面にワンバウンドさせたボールをキック。ボールがゴールポストの間でクロスバーの上を越えると3点。
※以上8月30日放送の「チコちゃんに叱られる!」抜粋・参照

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