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寝ている人に話しかけても起きないのはなぜ?

チコちゃんに叱られる

確かに…
カミさんが寝ている時、テレビを付けても起きないが、目覚ましが鳴るとちゃんと起きるから偉いと思う。

スマホで鳴る地震の時の警報音…
あのギュウンギュウンというヤツ。

あれはかなり気持ち悪い。
すぐ目が覚める。

7月27日のチコちゃんに叱られる!2つ目の問題は「寝ている時」の話だ。

「この中(岡村隆史・藤原紀香・大東駿介)で一番寝顔が可愛すぎる素敵な大人」という事で大東が指名される。

大声で話しかけられたら起きるかもしれないけど、熟睡している時に話しかけられても起きない。大東はチコちゃんに「なんで目覚まし時計では起きるのに話しかけられても起きないの?」と聞かれる。

大東は「え?」と難しい顔をするが「目覚ましの音って(明日この音で起きるよって)わかっているからじゃないですか?」と答える。
「一番最初に目覚まし時計をかけた時もそうなの?」とチコちゃんが言うと「知らんわ~、全然わからへんわ」と言い「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われてしまう。

◯チコちゃんの答え
⇒寝ている人に話しかけても起きないのは脳が安全な音だと判断しているから

実は寝ている時、音の種類を聞き分けている

詳しく教えてくれるのは睡眠の研究を30年以上続けている東京大学アイソトープ総合センター特任研究員卜部良博先生。

先生は「人間は意識がない状態でも周りで音がした場合その音は鼓膜を刺激し脳に届いている」という。

しかし音によっては、気にならず、スヤスヤ寝ていたり、逆にぱっと起きたりするのはなぜなのか…

脳が聞きなれた音=安全

例えば家の近くで、夜、工事などが始まると最初はうるさくて眠れないが、その内慣れてきて眠れるようになる。

それは、脳が聞きなれた音=安全と判断しているから、だ。
高速道路沿いや線路沿いで暮らす人がスヤスヤ眠れるのもこれと同じこと。

脳が聞きなれない音は危険

一方…
「物が割れる音」など聞きなれない音は脳が危険だと判断して起きてしまう。

検証

危険な音と言えば…
例えば上司の声を目覚まし時計にすればよりぱっと起きられるのではないか?

先生は「上司の声で起きなければ、上司を危険とは思わずなめている証拠。起きれば危険だと思っている証拠です」という

そこで、武田ディレクターで検証。

上司の先輩デレクターに「武田いつまでたっても成長しねぇな」と声を吹き込んでもらう。
その声を、寝ている武田ディレクターに聞かせるが起きない。

先生は「上司を危険とは思わずなめているのかもしれませんね」と(笑いながら)いう。

なぜ人間は寝ている間も音を聞き安全・危険の区別をしているのか

人間はもともと自然の中で生きてきた動物。

動物にとって寝ることは死と隣り合わせで危険な状態。もし天敵が現れ気付かずに寝ていたら待っているのは死。そのため、天敵が現れたら少しでも早く逃げないといけない。

動物にとって音は、命の危険を感知するための重要な情報であるため、寝ていても脳に情報が届いている。

しかしどんな音にでも反応していると、眠ることができない。

そのため、音によって安全か危険かの判断をし、少しでも睡眠を確保するように脳が進化したと考えられている。

寝る前の感情によって同じ音でも脳の認識は変わる

さらに、寝る前の感情によって同じ音でも脳の認識は変わる。気持ちによって寝ている時の音の聞こえ方が違うらしい。

例えば、お父さんが翌日仕事などで気が乗らない時は、目覚ましの音が聞こえなかったり、無意識に止めたりする。

ところが楽しみにしているゴルフなどの遊びの時は、ぱっと目が覚める。

なぜ感情によって同じ音でも脳の認識に差が出るのかは、まだよくわかっていないそうだ。(脳の機能についてはまだまだ研究段階らしい)

※7月27日「チコちゃんに叱られる!」参考・参照

まとめ

寝ている時、寝言を言う人がいる。
そういう時は話しかけてはいけない、寝言と話してはいけない、とよく聞くがその理由を調べてみると…

寝言を話している人の寿命が縮むとか、ちょっと怖い噂話のようなことが書いてあったりするが、実際は、眠りが浅い時の寝言に話しかけると「耳」聞こえているので脳が疲れるらしい。

ま、変な寝言を言わない限り起こさない方がいい、という事は確かなようだ。

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