夏の風物詩の一つ…蚊取り線香。
箱から取り出すと一個で2巻入ってる。
これを外して1本ずつ使うのだが…
ばらすのが結構難しい。
うまく外せなくて折ってしまったことは、ないだろうか。
7月27日「チコちゃんに叱られる!」の最初の問題は「蚊取り線香」について。
まず最初に「蚊取り線香を簡単に外す方法」を紹介しておく。
蚊取り線香を簡単に外す方法
一個で2巻になっている蚊取り線香は
・中央の太くなっている部分を
・上と下から押し
・ぽっちゃりしているところをちょっと持ち上げる
…と、簡単に外せるそうだ。
蚊取り線香の渦巻はなんの形?
今回のゲストは、初登場の藤原紀香と大東駿介。
「いい味出しててとっても美味しそうな素敵な大人」という事で藤原紀香が選ばれる。
チコちゃんに「蚊に刺されたことがあるか?」と聞かれ「ある」と答えると「蚊取り線香の渦巻はなんの形?」と聞かれる。
最初は「地球?」というが改めて聞かれると「鯉を釣る時の吸い込み!」と答える。
「なにそれ?」とチコちゃん。すると岡村が「渋いの知ってますね。鯉を釣る時の吸い込み針ってなかなか…」というと、藤原は「私、ずっと好きで、ずっと鯉を釣ってて…」という。
「渋い!マジそんなことしてたんですか?鯉釣る吸い込みなんて、久々に聞きましたよ。やってる人しか出てこないですよ。」と釣りが趣味の岡村が感心する。
チコちゃんも初めて聞いたらしいが、やっぱり「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われる。
すると大東が「風呂敷のアレ違います?…泥棒のやつ」というが「あれ唐草だからねぇ」とチコちゃんに即却下される。
◯チコちゃんの答え
⇒蚊取り線香の渦巻の形はとぐろを巻いたヘビ
最初、蚊取り線香は「棒」だった
詳しく教えてくれるのは世界で初めて蚊取り線香を発明した上山英一郎のひ孫で大手蚊取り線香メーカー(言わずと知れた「KINCHO」の)専務上山久史さん。
創業者上山英一郎が発明した渦巻型蚊取り線香は、世界中の人に使われている。蚊に刺されることで命の危険にさらされることもある感染症にかかる心配のある国々では、蚊取り線香は欠かせない物だという。
上山さんは「実は最初の蚊取り線香は仏壇の線香と同じで真っすぐな棒状だった」という。1890年(明治23年)発売当初の蚊取り線香の写真が出たが、確かに線香と同じようなものだった。
蚊取り線香はなぜ蚊をやっつけるのか
蚊取り線香には「ピレトリン」という虫を殺す成分が入っている。
その原料は「シロバナムシヨケギク」という植物(別名除虫菊とも呼ばれている)。ヨーロッパでは14世紀ごろからノミや退治するノミ取り粉の原料に使われていた。
この除虫菊が日本に入ってきたのは明治時代。上山英一郎は、除虫菊を積極的に栽培。そしてノミ取り粉を発売し大ヒットした。
さらに除虫菊の虫を殺す成分(ピレトリン)が、ノミやダニだけではなく飛び回る蚊にも、きかないか研究を始めた。その結果、線香にしてたくことで蚊がやっつけられることを発見した。
蚊取り線香を燃やすと、熱でピレトリンが気化する。
それが煙によって空気中に広まり飛び回る蚊をやっつけることができた。
今でこそ渦巻型の蚊取り線香は、当たり前だがこの形になって商品化するまでには長い年月がかかった。
渦巻型蚊取り線香誕生物語
番組では「渦巻型蚊取り線香誕生物語」として「NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場」が始まった。
~なつよ、これが日本の夏だ。渦巻型蚊取り線香誕生物語~
英一郎(役:鶴見慎吾)は、うっかり寝てしまったため、蚊取り線香が終わったことに気付かず、蚊に刺されてしまい、大きな声を出した。すると妻、ゆき(役:堀内敬子)が「(蚊取り線香が)長持ちしたら夜もゆっくり眠れるのに」という。
英一郎が発明した棒状の蚊取り線香は
・長さ20㎝
・燃焼(燃え尽きるまでの)時間は約40分
だった。しかも煙が細いので一度に3本たかないと、効果が出なかった。
どうすれば長持ち(ゆっくり長く燃える)するのか、英一郎は材料の配合や太さを変えるなど試行錯誤を重ねる。
長くしてみたものの、やはり折れやすく風が吹くと倒れてしまい、火事になりそうになったり決して安全とは言えなかった。
ヘビのとぐろからヒントを得る
棒状の蚊取り線香の発売から5年、明治28年(1895年)のある日…
英一郎が、何かいい方法はないかと考えている時、庭先で妻のゆきの叫ぶ声がした。
「どうした?」と妻のもとへ行くと「あんたこれ見て…ヘビが!…とぐろを巻いている」という。
「ヘビやからとぐろを巻くやろ!」というがゆきは「そうやなくて線香をあの形にしたら…」という。
「なにを言うてんのや。アホも休み休み…あ~ホンマや!」と(どこかで聞いたことのある)ノリツッコミをする。そして「長いものは、巻いてしまえばいいのか」とゆきが見つけたヘビのとぐろをヒントに渦巻型の蚊取り線香の開発が始まった。
ところが…
粘土状の線香の材料を渦巻型に巻いていくと、ある程度隙間を開けて巻いていかなければならず、形をそろえるには結構な手間がかかる。
そこで木型を作る、が材料が固くなるまで型から外せず、大量生産するには木型が大量に必要になるため現実的ではなかった。
2本を一緒に巻く
そんな試行錯誤の末、思いついたのが…線香の材料を2本いっぺんに巻いていく、という方法。
これを乾いてから外すと2本できる。
(2本同時に巻くことで均一の隙間を持った同じ渦巻型の線香ができることを発見した。)
そして…
庭で魚を焼いていたゆきが、そろそろ夕飯にしようと英一郎に声をかける。
雄一郎がそろそろ乾いたはずだと板に乗せて乾かした蚊取り線香を外そうとするが、板に張り付いて取れない。
網の上で乾かす
そんな時、ゆきが「あ~」と声を挙げる。「これみて」と網にのった魚を英一郎のもとに持ってくる。「焦がしてしまったのか?」と聞く英一郎に「…そうやなくて、その線香も網の上で乾かしたら?魚もくっつかないで焼けるし…」という。「…アホも休み休み…あ~ホンマや!でかしたぞ!ゆき!」と英一郎は喜ぶ。
蚊取り線香を網の上で乾かしたところ大成功。
蛇のとぐろのアイデアから7年…
・長さ60㎝
・燃焼時間約6時間
の渦巻型の蚊取り線香が完成した。
実際、昭和15年(1940年)ごろ、取り線香を作っている様子の白黒の映像が流れた。
(長く押し出された線香の材料を熟練の職人が、あっという間に巻いてしまった。わずか3秒ほどで渦巻型にすることができたという。)
こうして渦巻型蚊取り線香は世界中へと広がっていった。
英一郎:「なつよ!」(ゆきです!と言われ…)「ゆきよ!これが日本の夏だ」
…というと例の蚊取り線香のCMのお馴染みの仕掛け花火…あの文字が「KINCHO」ではなく「CHIKO」と出る。
「おっと!チコ」とチコちゃんの声。
「いいですねー」と岡村も言う。
(今回は、かなり凝ったなぁ…笑)
※愛ちゃん情報では蚊取り線香を簡単に取る方法を紹介。(前出)岡村やゲストの二人も外すのに挑戦。男子二人は手間どった、が藤原はすぐ綺麗に外した。
※7月27日「チコちゃんに叱られる!」参考・参照
まとめ
「KINCHO」のHPに行くと「読めない新聞広告」という謎なぞ?というか暗号が目に入る。
ぱっと見、難しすぎてよくわからない。
NZTKKKK
????
もちろん「謎解きページ」もあるのだが、後でじっくり考えたいため、まだ見ていない。
暇な方、謎解き好きな方、いっぺん行ってみてください。
(※過去に新聞に載ったものらしいが、私は見てなかったなぁ)
KINCHO新聞広告
⇒http://www.kincho.co.jp/cm/ad_paper/index.html
その他の質問
https://www.takumi-inv.com/tiko-mezamsi
https://www.takumi-inv.com/tiko-kokudou