「私は自分の仕事に誇りを持っています。それを曲げることはできません!」
と、あの大泉洋が真剣な顔で言う…
最近目にするTBS日曜劇場の新番組「ノーサイ・ゲーム」の予告の一場面だ。
この顔を見るたびにどんなドラマなのか、気になってしょうがない。
そこでTBS「夏の新ドラマ祭りでノーサイドゲーム完全予習スペシャル」で紹介された内容をまとめてみた
ノーサイドゲーム完全予習スペシャル
7月7日から放送される「日曜劇場」は、池井戸潤の最新作「ノーサイド・ゲーム」を原作としたドラマ「ノーサイド・ゲーム」が始まる。
これまでTBSの日曜劇場では「下町ロケット」には安田、戸次が、「陸王」では音尾が、「下町ロケット ゴースト」では森崎が出演した。TBSよ、ここまでナックスのメンバーを出してくれるのなら最終回で大泉を出してくれ~と願ったが、その願いは、叶わなかった。
がっかりだったが、何と!TBSは今度のドラマで大泉洋を主役に大抜擢した。
なるほど…そう来たか。
ナックスファンを喜ばせるには十分だ。
今後もTBSを応援するぞ!
新ドラマ日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」とは
TBSの日曜劇場は、池井戸潤の小説を原作としたドラマを数多くつくっていずれも人気ドラマとなっている。
そして今回も「ノーサイド・ゲーム」という書下ろし作品が原作。
書籍として発売されたのはつい先日の6月13日という、正に彼の最新作だ。
書き下ろしという言葉が強調されるが、そもそも書き下ろしとは何だろう、と思って調べてみた。
例えば、以前放送された最初の「下町ロケット」は、週刊ポストに連載されてから単行本化され、さらに数年後にTV化された。「掲載」したことがあるから書き下ろし、とは言わない。
面白いのは4年前放送された「下町ロケット2 」の後半「~ガウディ篇」放送の際は、新聞連載と同時進行で書かれていたということ。
人気がありすぎて、掲載が終わるのを待っていられなかったのだろうか?
だとしたら、TBSの熱の入れようがわかるエピソード?かもしれない。
「ノーサイド~」大まかなあらすじ
大手自動車メーカー「トキワ自動車」経営戦略室次長の「君島隼人」は、正義感が強いエリートサラリーマンだ。
出世コースにいた彼だったが、上司で常務取締役営業本部長「滝川佳一郎」は君島を目の敵にしていた。
滝川が主導する企業買収に異を唱え、指示に従わなかった君島は滝川の画策で本社から府中工場に飛ばされてしまう。
大企業本社から、工場勤務へ
君島の左遷先は府中工場。総務部長として赴任、同時にラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーを兼務することになる。
出世の道を閉ざされた君島だったが、妻、真希の支えもありここで本社復帰を目指すことに…
妻の言葉に勇気を貰い工場に向かう君島。しかしそこで待っていたのは…
会社に毎年14憶の損失をもたらしてるいまいちぱっとしない工場勤務のラグビー部員だった。
君島の仕事はこのラグビー部たちの面倒を見ることだったが、この社員たちは、君島に反発する。
君島は自分たちを首にするための入ってきたと思っていて「そうまでして本社に戻りたいのか!」と怒鳴る工員もいた。
すると滝川は「あのラグビー部員をどうにかしてくれたらお礼はするよ」と、本社復帰をちらつかせて、結局はお荷物部員たちの処分を依頼されることになる。
妻の真希は「この際本社に恩を売って本社に戻してもらえばいい」という。
社長の言葉
君島は、お荷物の部員をどうするべきか悩んでいた。そこへ社長が現れる。
社長はラグビー部員の事が大好きだという。君島は彼らの事を託される。
「君が彼らをどうするか決めるしかないんだ」という社長。
追いやられた先の工場で社員からは反発にあい、天敵からの要求と社長の思いに挟まれ、君島はどうするのか…
そんな彼を支える人々と失ったものを取り戻すために、会社の危機を救うために彼は再び立ち上がる…
最後には低迷ラグビー部を“経済的に立て直し最後は「逆転劇」転じる?…らしい。
大泉はじめ脇を固めるキャスト
主人公:君島隼人役=大泉洋
大泉は日曜劇場出演について聞かれると「来てしまったか…」と苦笑い。「日本でも指折りの人気の高い枠、そこに自分が出してもらうというのは、ビビるタイプなので『やれるのか?おい』という…プレッシャーの方が先にあったかもしれない」と答えていた。
君島の妻:君島真希=松たか子
君島の妻夫を尻に敷く強気な一面もあるが、家族思いの良き妻で最大の理解者
天敵の上司:滝川佳一郎=河上隆也
主人公に理不尽を強いる上司。
その他、共演者として、社長役は大御所の西郷輝彦、「逃げ恥」に出ていた大谷亮平、下町ロケットでは会社を裏切ってしまう役だった高橋光臣という中堅どころや、新田真剣佑の弟の眞栄田郷敦、ブリリアンのコージなど、いろいろと話題になりそうな役者も出ている。
まとめ
大泉は数多くのドラマや映画を撮っているが、大企業のサラリーマン役というのは、珍しいのではないだろうか?しかも主役で、ドラマで…
彼のこれまでの役者ぶりを見る限り、これまでの池井戸作品で演じられる「ザ・サラリーマン」の男っぽさには正直ちょっと欠けるような気がするのだが。
どちらかというと線が細く、平(ひら)のサラリーマンのイメージがある(勝手にイメージを作っているのかもしれないが)。
でも逆に言えば、今までにみたことのない大泉の名演技を見ることになるのかもしれない(…そっちの期待のほうがかなり大きい)。
池井戸作品には初めての出演でしかもTEAM NACS(チームナックス)の中では一番最後で「若干のあせり感じていた」というコメントもあったようだ。なおのこと、このドラマには力が入ることだろう。
最初の放送は7月7日、楽しみだ。