虹を見るには、雨の中で太陽が見えたら太陽に向かって走れ。そして雨が抜けた時振り返ればそこに虹が見えるだろう…
これは、今回のチコちゃんの答え。
フジモンではないが、確かに「ヒット曲の歌詞みたい」だ(笑)。
6月14日の「チコちゃんに叱られる!」
ゲストは、杉咲花とFUZIWARAの藤本敏史。
最初の質問は「虹」についてだ。
(今回のチコちゃんの質問は「なぜ?」ではなく「どうすればいい?」になっている。番組の方向が少し変わったような?)
虹を見るにはどうすればいいの?
「いつも7色にキラキラ輝いている大人ってだあれ?」という事で、岡村に指名されたのはゲストの杉咲花。
チコちゃんが「虹を見るにはどうすればいいの?」と聞く。
杉咲は「晴れている時とかに水を撒くと虹って出ませんか?」という。だがチコちゃんは「自分で作ったものではなく自然の虹が見たい!」という。
そこで「雨が上がって晴れたら虹出る時がありますよね?」というと「…どうやってそこへ行けばいいの?」とチコちゃん。杉咲は「行く?行ったことないですよ?」と言う。
フジモンも「だいたい、たまたまね、偶然虹かかってるみたいな、ね」といい、杉咲も「偶然です」というが、「虹は偶然なのか…ぼーっと生きてんじゃねーよ!」とチコちゃんに言われてしまう。
◯チコちゃんの答え
⇒虹を見るには雨の中で太陽が見えたら太陽に向かって走れ。そして雨が抜けた時振り返ればそこに虹が見えるだろう…
答えを聞いても…納得してない杉咲の顔。
フジモンは「めっちゃヒット曲の歌詞みたいな…」という。
虹は条件が揃えば見られる
詳しく教えてくれるのは、気象学が専門で虹にも詳しい横浜国立大学の筆保弘徳准教授。
虹を見るとラッキーとか、幸せが訪れる、など虹は幸運のシンボルだと思われているが、先生は「虹は運がいい人だけが見えるっていうわけではない。虹は科学的にわかっている現象なので、条件(場所・タイミングなど)が揃えばどんな方でも見ることができる」という。
虹を見るための条件
1 雨と晴れの境目に立つ
2 影ができるくらいの強い光を背負う(背にした太陽で影ができる)
3 自分の影が見える方向の空を見る
雨が降っている場所には必ず端っこがある。雨の中から晴れている方向まで走っていく
太陽の光が影を作るくらいあたっていれば、自分の影の方向に振り返ってみると虹が見える、という事だ。
虹が見える仕組みとは
虹は、雨や霧などの水滴に反射した太陽の光。
太陽の光は白に見えるが、実は赤・青・緑など様々な色が混ざり白い光になっている。
この白い光が、水滴に当たると水滴の中で曲がったり、跳ね返ったりしながら人間の眼に届く。
この時(赤、青、緑など)色によって、曲がる角度が少しずつ違うために、混ざっていた光がバラバラになり7色の光が見える。
虹を撮影…
実際確かめたい、という事でスタッフは先生に「虹が見えそうえな時は教えて欲しい」と頼む。
…数日後、先生から「雨雲が、お台場方面を通過しているので夕方だったら東の空に虹が観測できるかもしれない」という電話がくる。
さっそくスタッフは、雨雲の境目を目指して移動するが、その先に海があり、雨雲に近づくことはできなかった。(しかし、同じころお茶の水で「虹がみえた」というSNS情報があった)
先生に電話を入れると「ついてませんでしたね。…次の雨の予報が出た時に研究室に来てください」と言われる
さらに別の日、午後から雨の予報が出た日、スタッフは先生のもとへ…。
先生によれば「春先の天気は雨の日と晴れの日が交代で替わりやすく虹が見えやすい時期。雨の予報が出たこの日は、晴れと雨の境目ができやすく虹が見えるチャンスが増える」という。
スタッフは、神社に祈願し、ドローンや機材を揃え…雨雲の境目がありそうな神奈川に向かう。が、途中雲の切れ間を見つけ、そこ(都内)に向かう。3つの条件が揃っていそうな場所でカメラを向けるが…虹はなかった。
しかし同じころSNSでは、最初の目的地であった神奈川では虹の写真がいくつも上がっていた。
※以上6月14日放送「チコちゃんに叱られる!」参照・参考
まとめ
黒い雨雲から日差しが出ている時は、広く見渡すと意外と簡単に虹を見つけやすいぞ。