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腹の虫のイラストがある?戦国時代の医者たちが考えた虫は63種!~チコちゃんに叱られる!

チコちゃんに叱られる

「腹の虫がおさまらない」ことはたまにある。
が、まさか、その虫のイラストが実在するとは思わなかった。

見た感じ、お化けのような、妖怪のような…

5月11日の「チコちゃんに叱られる!」最後の質問は、腹の虫について。

チコちゃんが「この中(岡村隆史・若村麻由美・千葉雄大)で腹が立っても冷静に振る舞えるエレガントな大人ってだあれ?」と聞く。指名されたのは若村だったが…。

腹の虫がおさまらない虫ってなんの虫?

チコちゃんは若村に腹が立った時に使う「腹の虫がおさまらない」の虫とは何か、と質問した…だが、若村は「腹の虫がおさまらない」という「虫」が「昆虫なのか?」とか「腹がどう立つのか?」と疑問を持ってしまい、チコちゃんの決め台詞のタイミングを狂わせた。

結局若村は「わからない~」と歌いながら?とチコちゃんと手を取り合って踊り出すしまつ。チコちゃんも「若村麻由美はわからない…ぼーっと生きてんじゃねーよ!」とやっとセリフを決めた。

さらにスタッフは腹の虫がおさまらない事で有名なカンニング竹山の控室に行き「腹の虫がおさまらない」の虫とは何か、と聞くが、正しい答えは出ず、竹山は出張チコちゃんに怒られる。よけいイライラさせたまま…スタッフはそこから離れた。

○チコちゃんの答え
⇒腹の虫がおさまらない、の虫はこんな虫

…チコちゃんが「これです!」と言って画面に映し出されたのは「帽子のお化け」みたいな変な虫のイラスト。岡村はそれを見て「これ知らん!」と首を振る。

平安時代 病気の原因は鬼だった

詳しく教えてくれるのは腹の虫を研究し続けて20年、南山大学名誉教授、長谷川雅雄先生。
「腹の虫の研究」という本を出している。

先生は「腹の虫がおさまらないという言い方がありますが、大昔は人の体や心を乱すのは鬼だと考えられていた」という。

病気の原因=疫鬼

当時の医学書(平安時代の医学書「医心方」)を見ると、確かに鬼のせいだとされる病気がいくつも書かれている。

今では病気は医学が直すものだという常識があるが、当時は医学は立場が弱くて、宗教に頼らざるを得ないという面が、かなりあった。

鬼が病をおこすと考えられていた平安時代は、体の中から鬼を追い払う「祈祷」による治療が主流だった為、医者の出る幕はほとんどなかった。

医者が「鬼ではなく虫」とする

しかし、当時の医者たちが自分たちの地位をあげるため、病気の原因を、鬼じゃなく別のもの…とするため考え出されたのが「虫」だった。

病気の原因が人間には倒せず宗教に頼らなければ倒せない鬼ではなく、小さな虫なら人間でもある医者でも退治できる、そう考えた医者たちが体内で悪さをするのは虫だという考え方を広げていった

その後、民間では痛みやイライラなどの心の変化を虫のせいだと考えるようになった。

●結論:腹の虫がおさまらない時の虫の正体は、医学が病気の原因として考えた虫がもとになっていると考えられる。

原因のもととなる虫とはいったいどんなものなのか

その原因のもととなる虫とはいったいどんなものなのか…「多くの病があって、それぞれに虫が考えられた」と先生はいう。

「病気の数だけいる」という様々な腹の虫の姿を当時の医者たちは必死に想像した。
それがこちら…と言って出てきたのは見たこともない漫画のような多くの虫たちだった。
※画面に出たのは「針聞書(はりききがき)」九州国立博物館所蔵、落合晴彦撮影のもの

戦国時代の医者たちが考えた腹の虫たち、63種のイラスト。
その中かいくつかが紹介された。

◯今でいう「肝臓病」の症状を引き起こすと考えられる虫が「ちょうまん」
症状:腹に水がたまり全身がむくむ
この虫のせいでお腹に水が溜まったり、全身がむくむと考えられていた。

◯今でいう「尿管結石」の原因と考えられていた虫が「こしぬけのむし」
症状:腰あたりに吐き気を伴う激痛
腰から腹部にかけての激痛はこの虫が原因と考えられていた。

お酒を飲みすぎる人のおなかにいるのは「おおざけのむし」
症状:お酒を飲まずにはいられない。
大酒飲みの亡くなった後には必ずこの虫が出てきた、と言われていた。

その他にも「けっかい」「ひしゃく」「あくちゅう」「じんしゃく」「ひぞうのむし」「ようのかめしゃく」などがある。

こうして病気や心の変化を体内の虫のせいにする考えから「腹の虫がおさまらない」「虫の居所が悪い」といった今でも私たちがよく使う慣用句が生まれた。

しかし、江戸末期に西洋医学が入ってきた事で、腹の虫たちは消えてゆき…今では怒りが収まらない時に腹の虫のせいにする言葉だけが残った。

先生は「(悪さをするのが)虫なら誰も文句は言いませんからね。みんな納得しちゃうというか。虫があることで(人間関係の)クッションになる」と言っていた。

今回の「ひだまり~」は…

今回の「ひだまり~」は、この番組に寄せられた多くの写真や絵、チコちゃん関連の手作りの小物や工作などを紹介。(前にもあった。溜まったので紹介しているようだ)、切り絵、キャラ弁の写真、知り合いのおじさん?の画もあった。

結構手の込んだものが多かった。

※5月11日「チコちゃんに叱られる!」より抜粋・参照

まとめ

今回のゲスト、若村は、チコちゃんにとって少々苦手な存在だったようだ。

若村は違うタイプの若槻千夏!

今回の回答者は、若村になる。

チコちゃん「腹がたって仕方がなかった事ってある?」
若村「はい」
チコちゃん「腹が立ったらさ、腹の虫がおさまらなかった?」
若村「収まらない…腹の虫って何?」と逆に聞く。

チコちゃん「自問自答しちゃったわね。怒りが収まらない事を言うんだよね」
若村「腹の虫がおさまらない…言いますね」
チコちゃん「それ、何の虫?」
若村は「腹の虫がおさまらない…ほんとだ。何の虫?」と考えながら自分の腹を叩く。

チコちゃんが「腹が立つってどういう事?」と若村に聞く。若村が「腹が立つの?」と身振りをしながら…訳が分からなくなっていく。それを見ていた岡村「若村さんがどんどん壊れて行くんですけど…」という。

さらに若村は「虫って昆虫っていう意味?」と聞いてくるので、チコちゃんは「それが昆虫だと思うなら昆虫と…」といいかけると「思わないです」という若村。

そして「腹の虫は…」と言いながら、お腹から虫を取り出すしぐさをする。するとチコちゃんが手を重ねる。若村は「わぁ、うれしい!」と喜ぶ。

若村を相手にやりにくそうなチコちゃん「とにかく私にキメ台詞のきっかけを下さい」という。そして「違うタイプの若槻千夏になっている」というと笑いが起こる。(若槻千夏の場合は、チコちゃんが決め台詞を言おうとしたときに言葉を重ねてタイミングを狂わせたゲストだった)

イライラ芸人カンニング竹山の場合

カンニング竹山は、腹の虫について聞きに行ったスタッフに「お前んとこ、あれだな、ちょっと視聴率上がってきたら(スタジオ)に呼ばなくなるな!…ろくでもねぇな」と切れ気味に言う。

スタッフが「今日も腹の虫がおさまっていない感じ…」というと「うるせーな!本題はなんなんだよ!」という。「本題は『腹の虫がおさまらない虫ってなんの虫?』っていう事なんです」と答える。
「腹の虫…胃酸が多いんじゃない?胃酸がメチャメチャ出てくると脳とつながってるからイライラするんじゃないの?」と答えると…下から出張チコちゃんが出てきて「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」という。

「ハズレ、という事でスタジオにはまだ来られません」といい部屋を出ていくスタッフに「俺だけなんでそんなシステムなんだよ。にやにやして出ていくんじゃねーよ!」という。

そして「何なのか言えよ!」というが、答えも告げぬままスタッフがいなくなってしまった。

…いつか正解してスタジオにお越しください(と、ナレーターの声)。

・・・・・

説明VTRが終わった後、色々なことが分かったので、スタッフはまたカンニング竹山のところに行った。そして「竹山さん中、はこういう虫がいっぱいいるんですよ!」とさっき出た絵を見せた。

竹山は「へ?気持ち悪い。うそ?こんなのがいるの?」と聞く。スタッフは「こいつらが暴れるといろんなことを起こしてそれ頑張って腹の虫になっていく」と説明する。

竹山は「俺…めちゃくちゃいるじゃん!いつもイライラしてるんだから。どうすんのこれ?」と聞くとスタッフは「どうすんですかね…そこは聞いてなかったです、僕」と答える。

竹山は「いや聞けよ!」というが「じゃ!」とスタッフは部屋を出る。
竹山は「何で帰るんだよ!」と叫ぶがスタッフはドアを閉めてしまった。

※腹の虫がおさまらないの虫の由来は諸説あります。

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