「もしもし、ちょっとお聞きしたいのですが。私ある星から来たお姫様じゃないかという気がするんですが、思い出せないんです。捜索願いは出ていませんか?」と電話で聞く女の子。
「んー、そんことはないと思うんですけど…」と電話の相手(天文台の人?)は言うのだが「でも、お迎えが、きてるんです。」と話すその女の子の手をつないでいるのは宇宙人だった。
これは、今日の「チコちゃん~」の2つ目の質問の最後に流れたVTR。暗に誘拐されそうな女の子からの電話にも見えた…こういうのは、なぜか春先に多いそうだ。こんな電話があったら一応、気を付けてもらいたい。
3月15日の「チコちゃんに叱られる!」2つ目の質問は「宇宙人」にちなんだ話だ。
「この中(岡村隆史・佐藤隆太、MEGUMI)で一番宇宙人を信じている素敵な大人ってだあれ?」という事で岡村が「俺、好きです」と手を挙げた。
もし、宇宙人からメッセージを受け取ったらどうする?
岡村はUFOを2度ほど目撃したことがあるという。「バーッとこう家を出たらミューンって“何や今の!”と思って僕の中で未確認飛行物体UFOと認識しました」と言う。そして「宇宙人はいる。会ったことはない、何かを埋め込まれたこともない、連絡とったこともない」と答えた。
そこでチコちゃんが「宇宙人からメッセージを受けとったらどうする?」と聞く。岡村は「…それで、また、送り返さなあきませんよね?…送り返しますよ」と答えると「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られた。
「もう?ここで?」と怒られる速さに驚く岡村。(そういえば、最近、チコちゃん、岡村に対して怒るの早いな…)
チコちゃんは佐藤にも聞く「…(メッセージを)大事にしたいですよね。岡村さんと一緒で遮断するんじゃなくてやっぱり…でもこれ言うと怒られるんでしょ?」と…止まる。
◯チコちゃんの答え
⇒もし宇宙人からメッセージを受け取ったら、勝手に答えちゃダメ!
国際機関の助言や同意を求めることなく応答はしない
国立天文台の渡辺さんによれば…
「宇宙人からメッセージを受け取った場合、どうするかに関しては国際的なルールがある」と言う。(という事は…天文学者の殆どは宇宙人がどこかにいると思っているらしい)
国連に承認されている「国際宇宙航行アカデミー」という組織が「ET(地球外生命体)からの信号の発見に関する議定書(第8条)」を定めている。そこには『国際機関の助言や同意を求めることなく応答はしない』と書かれていた。
国連などの場で「どういう風にするか」と話し合うまでは、勝手に返事をしてはいけない、勝手に返事をすると、地球全体の意志だと思われてしまう可能性があるので、困ってしまうというのだ。
勝手に返事をしてはいけない状況とは?
そこでディレクターは勝手に返事をしてはいけない状況を考えてみた。
女の子(子役:新井美羽)がベッドで寝ていると誰かに呼ばれた気がして目が覚める。すると周りが明るくなり窓の向こうに人影が…。
カーテンを開けるとそこには宇宙人がいた(宇宙人の変装をしたディレクター)。
彼女は「お友達と地球に遊びに来たいの?」と聞くと宇宙人がうなずく。「遊びに来るくらいならいいと思うけど」と女の子は答えた。
(「…なんてお気軽に答えてしまうのは?(ブー)」とナレーターの声)
空にUFOがたくさん集まり、大変なことになってしまう。
さらに…
女の子がTVを見てると突然宇宙人が画面に現れた。「あなたの星が爆発しちゃぅたの?」と聞くとうなずく宇宙人。女の子は「じゃぁ、帰る星が無くなっちゃったの?可哀そう。だったらとりあえず地球に住めば?」と言う。
こんなこと言ってしまうのも✕(ブー)。
うっかり答えてしまったせいで宇宙人が押しかけ、地球は乗っ取られてしまいました…という事にもなりかねない。
だが、渡辺さんは「小説や映画の中ではそういう事はありえると思うんですけども、一般の方が宇宙人のメッセージを受け取ることはまずありえませんね。メッセージを受け取るとするとそれは我々のような天文台や大学で電波望遠鏡を使っている研究者になると思う。」と言う。
宇宙からのメッセージ「電波」
宇宙にあるたくさんの星からは、様々な電波が出ている。その電波を観測するのが、電波望遠鏡だ。
電波望遠鏡は、宇宙からやってくる電波を受信して分析することで、天体望遠鏡では見ることのできないちょっと違った宇宙を観測しているらしい。
天体望遠鏡(光学式)で見る宇宙(写真)と、同じ場所を電波望遠鏡(電波の種類で宇宙の物質などを調査)で見てみると、色別の全く感じの違う宇宙が見えてくる。(電波の種類によって宇宙にどんな物質があるか調べているそうだ)
つまり…勝手に返事をしてはダメと言うルールは、電波望遠鏡で宇宙人かららしい電波を発見した場合の専門家のためルール。
実際宇宙人の電波を受け取たことはあるのか
1977年アメリカの天文台が受信した「Wow!(ワオ!)信号」という有名なものがあるそうだ
他に例を見ない強い信号だったので、発見者が記録した紙に思わず「Wow!」と書いたことから『Wow!信号』と名づけられた。「近年では、水星ではないか、という説もあるが、まだ謎が多い信号ですね」と渡辺さんはいう。
また、それらしい信号というのは受信されることがあるが、よく調べると勘違いがほとんどだという。
宇宙人はいないことはない?
さらに…宇宙人はいないんですかね?というプロデューサーの質問には渡辺さんは「いや、そんなことはないと思いますよ」と答えた。
実は今、世界中の天文学者が注目を注いでいるというのが白鳥座にある「KIC-8462852」という天体だという。
この星は、過去に何度か極端に暗くなることがあり「地球外生命体が星の周りに作っている構造物の可能性」を指摘する人もいて、まだ観測が続けられているそうだ。
もしかしたら1480万光年離れたこの星からなにかメッセージが届く日がくるかもしれない…(ナレーション)。
日本人が宇宙人からメッセージを受け取ったら…
もし日本人が宇宙人からメッセージを受け取ったら…
「…一般の方が受けることはまずないが、国立天文台が窓口になる。宇宙人がいた、という報告はあるが残念ながらすべて確証がないものばかりでした。」と渡辺さん
(どんな内容かは守秘義務があるので教えてもらえないが、おそらく想像するにこんな事では…という事で冒頭の女の子の電話シーンとなる。)
結論:もしメッセージを受け取ったら勝手に答えちゃだめ!
※3月15日「チコちゃんに叱られる!」より参照・抜粋
まとめ
岡村はVTRを見終わった後でも「…あの人は(一般人でも宇宙人のメッセージを受けることはまず)ないと言っているが、僕はあると思っています」と言いはっていた。
個人的にも、もしかしたらと思ったりもするが、やはり映画やTVなどの影響でそう思い込んでいるのかもしれない。
ただメッセージが電波であるとは言い切れないのでは?という疑問はある。相手の文明が進んでいるのであれば、言葉なしで会話できるんじゃないだろうか…なんてやはり「スタートレック」の見過ぎだろうか(笑)。
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