最後に卓球をしたのはいつだったろう…
それにしても、卓球のラケットの色、昔は黄色や緑とかもあったような気がするが…赤と黒に決められていたなんて知らなかった。
3月8日の「チコちゃんに叱られる!」3つめの質問は「卓球のラケットのラバー」についてだ。
チコちゃんの「この中(岡村隆史・優木まおみ・大竹まこと)で一番、反射神経抜群のスポーツマンの大人ってだあれ?」という質問に、岡村が「これ、俺いっていいですか?」と名乗りでる。
卓球のラケットはなんで赤と黒なの?
卓球は嫌いではないという岡村。チコちゃんに、卓球のラケットの(ラバーの)色について聞かれると「赤、赤だけ?いや、あの、黒もあるかな?」と答える。
そこで、アシスタントの愛ちゃんが卓球のラケットを持ってきた。
それを見ると、確かに「赤と黒」だった。
そこでチコちゃんが岡村に「卓球のラケットは、なんで赤と黒なの?」と聞く。
岡村は「玉、白やんか。この一番球が見えるのは『赤』または『黒』である。だから…だから!」と答えに力を入れる。が「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」といわれ「やっぱりかー!」と落ち込む。
日本人選手の大活躍で今や大人気スポーツの卓球。
実は、使われているラケットの全ての表面が赤と黒になっているそうだ。
◯チコちゃんの答え
→卓球のラケットが赤と黒なのは、一色だけだと試合がつまらないから
ラバーの赤と黒はルールで決められている
選手として、世界で活躍した経験もある日本卓球協強化本部長の宮崎さんによれば…「実は卓球のラケットが赤と黒になっているのはルールで決められているから」だそうだ。
日本卓球協会のルールブックを見てみると
「…片方は明るい赤。他方は黒でなければならない…」
とある。
ルールが改正された理由
赤と黒になっているのは、ラバーというラケット表面のゴムの部分。
このラバーには選手のプレイスタイルに合わせて様々な種類がある。
大きく分けると
・表面に凸凹がなく回転がかけやすいスタンダードなもの
・表面に凸凹があり回転がかけにくいもの
の2種類。
1985年に赤と黒にするようにルールが改正された。(それまでは「異質ラバー」を使った戦術が世界的に大流行し、それを変えるためにルールが改正された)
異質ラバーとは
ラケットの表と裏に、全く違う性質で、同色(赤と赤、黒と黒)のラバーを貼ること。
これで、相手をかく乱する(相手のミスを増やす)という戦術だった。
同じ色で性質の違うラバーを使われると
・どんなボールが来るか予測できず打ち返すのが難しい。
・その結果、ラリー回数が少なくなって醍醐味がないというか面白くない。
という風になってしまった
アンチスピンラバー
性質が異なるラバーの代表格が「アンチスピンラバー」。
見た目は、回転のかかりやすいスタンダードなラバーと一緒だが、表面に特殊な加工が施されていて摩擦が少なく回転がかかりにくいという特徴がある。
そこで、番組では、ルール改正前の「性質が異なるラバーを使う選手」の映像が流れた。
スタンダードラバーとアンチスピンラバーを使い分けているのでラリーがなかなか続かない様子。
そういう状況から脱却するためにラケットは赤と黒にしなければいけないというルールに変わった。
現在では
現在では、試合前にラケットを交換し、どのようなラバーが貼られているのかを確認している。
対戦相手の選手にしてみれば、赤のラバーで打ったのか黒のラバーで打ったのか一目でわかる。
ミスをする確率が少なくなってきて、ラリー回数が多くなってきた。そして、見ている観客も(ラリーが続いて)見ていて面白いなと言う風に変わってきた。
ルールが改正されてラケットが赤と黒になったことで卓球はさらに面白いスポーツとなったのです。
ルール改正で技術も進化
また、同じ色で性質の異なるラバーを使えなくしたことで、プレイヤーの技術が進化しより高度で多彩なプレーが誕生した。
現日本チャンピオン伊藤美誠選手の場合
彼女は回転のかかりにくいツブツブのラバーで、今世界で流行っている「チキータ」という大変(強烈な)回転をかけるレシーブを得意とする。
「(接地面が少ないツブツブの)回転のかかりにくいラバーで、チキータをできる選手は彼女だけ。世界にいない、それくらいむずかしい」と宮崎さんが言う。
宮崎さんもルール改正後初の世界卓球選手権で快進撃を遂げた1人。
「当時は私のこのバックサーブが大変効きまして世界の誰も取れないというような
バックサーブを出せたわけなんですね…」と嬉しそうに説明していた。
追加情報として
チコちゃんが「宮崎さんが、卓球男子日本代表監督に就任して、行ったのがジュニア選手の育成。その時の教え子が日本男子シングルス初のオリンピックメダリスト水谷選手」と説明する。
※2016年リオデジャネイロオリンピックの銅メダリスト水谷隼選手
みんなが「へー」と感心してると、チコちゃんが「羽田陽区」というと「似てる」と笑いが起こった。
※3月8日放送「チコちゃんに叱られる!」参考・参照
まとめ
VTRが終わると、チコちゃんが「わかるからって一瞬の判断よあれ、目の前で一瞬でうたれるのに、すごいわね、あの動体視力は、ほんとに」と感心していた。
そして、今回の皆の会話を聞いていて思ったのは「今回のメンバーは、なんとなく息があっているな」ということだ。
今回のゲストは、なんとなく息が合っている。
例えば
「…一色だけだと試合がつまらないから」というチコちゃんの答えに
「嘘でしょ?」と優木。
「いや、面白いでしょ!」と岡村。
「いいじゃん、赤だけで」と大竹。
チコちゃんは、それでも「つまらないのよ」という。
他にも、
岡村の答えが間違っていて、チコちゃんはいつものように叱るのだが…
その後でチコちゃんが「私だって♪ピンポンって言いたいわよ。岡村」というと
「あ~、じょうず~」と岡村がほめる。
「なるほどね」と大竹。
「ピンポンだから言わせてあげてよ」と優木。
すると大竹が「赤はストレート。黒はカット!」と言う。
それを聞いてチコちゃんが「ぼーっと年取ってんじゃねーよ!」という。
思わず優木が「アレンジバージョン出た!」と喜ぶ。
「俺は間違ってるな、と思いつつも乗ろうとしてたんだよ」と言うと「わかってます。」とチコちゃん…こんな感じで、なんとなくみんないいノリだった。