ありがたや ありがたや…
和尚さんは説法で人の悩みを解決するが、レモンのマスターは酒で人の悩みを解決する!
2018年の大晦日「BARレモン:ハート」が放送された。
2部構成で新作2作品、過去の5作品の計7作品、約4時間のスペシャル版。
※なお「BARレモン・ハートClassic」
「グッバイ ジョニー」
「招かれざる客」
「六月の花嫁に」
「めおと鶴亀」
「思い出酒」
は再放送。
放送当時、番組の感想を記事にまとめているので興味があったら、読んでみてください。
<ドラマ>『BARレモン・ハート』の新作
今回は、第1部で放送された新作「幸せなら手を合わそう」の内容をまとめてみた。
(原作「幸せなら手を合わそう」は単行本 第8巻 PART100)
「幸せなら手を合わそう」のあらすじ
メガネさんは、いつものようにレモンのカウンターで新聞を見ていた。
「今年は、全然ダメだったなぁ」とため息をついた。
そして「…大晦日にレモンがやってるとは思わなかったな。」というと、マスターは「松ちゃんに取材の場所がないので貸してくれ、と言われたんです」と答えた。
「迷惑な話だなぁ」と言うメガネさんに「いいじゃないですか…みんなで除夜の鐘を聞きましょうよ」とマスター。
そこへ「…お晩でやす!」と入ってくる松ちゃん。
「大晦日に仕事なんて貧乏暇なし、彼女無しだな」とメガネさんにからかわれる。
松っちゃんが説明するところによると…
松田が雑誌で企画した「和尚さんに聞く、幸せにコミット」は、読者の悩み相談に和尚さんが答えるというもので結構人気があるらしい。
これから来る和尚さんは、有名なお寺の住職だったが、今は一人で活動している。説法が面白くユーモアがあってベストセラー本も書いていて、とても忙しい人なのだが、大晦日は逆に暇だという事で取材に応じてくれたようだ。
「そんな徳の高いお坊さんをバーに呼んでもいいんですか?」「ぼうずが酒飲んでいいのか?」とマスターとメガネさん言われ、松ちゃんが「どうしよう」と思ったところに所に、和尚さんが「こんばんは」と入ってきた。
「大晦日で適当な場所がなくて…」と謝る松ちゃんに和尚さんは「落ち着きがあって最高の雰囲気…仏教では己の心を静かに見つめなおすことを大切にしている。ここはそれにふさわしい場所。主の心がしのばれる」とレモンが気に入った様子。
和尚さんの目の届くところに酒がある事にメガネさんやマスターが気を使うが、和尚さんは「酒に罪はない」という。
何を飲むかと聞かれ、和尚さんは酒を眺めるもののマスターにお茶もあると言われ…しぶしぶ?緑茶を注文。(目の前の酒を眺めながら唾を飲む和尚さん。)
そして、松ちゃんの質問が始まる…。
相談1:人生思い通りにいかない。なぜ私は幸福になれないのか?
最初の相談は「人生思い通りに行かない、なぜ私は幸福になれないのか?」だった。
マスターが「それ、松ちゃんのお悩みですか?」と聞く。松ちゃんは「読者です!」と一言。だがメガネさんも「当てはまりすぎ!」と茶々を入れるが、あくまでも「読者です」と言いはる松ちゃん。
すると和尚さんは「その方は実に幸せですな」と言う。
「え?…どう考えたってかわいそうですよね?」と聞き返す松ちゃん。
和尚さんは「いや、幸せでしょう」と言い「…こんな笑い話がありましてな…」と話し始める。
和尚さんのたとえ話
ある一人の男が死んで、全ての物が美しく、快楽に包まれた世界に行ったそうです。
(松ちゃんの妄想が始まる…)
そこでは、どんな願い事も瞬時にかなえられました。
松ちゃんが「美女」と言うと、美女が出てきて挟まれる。(幸せそうな松ちゃん)
松ちゃんが「お金」と言うとお金が降ってくる。
松ちゃんに絡んでくるやつ(メガネさん)は、唾一つで追い返す…
男は喜び、夢のような時間を毎日毎日過ごしました。
ところが…
そんな日々を繰り返すうち、全ての事が自分の思い通りになる暮しにすっかり飽きてしまった。
そこで男は、その世界の番人(マスター)に言いました。
「ねぇ思い通りにならないことってないの?」
番人は「困りましたね、その願いだけはかなえられないのですよ」と答える。
男は絶望し叫びました。「NO!そんなの地獄じゃないか?」すると番人は「あなた何を言っているのですか?ここは地獄ですよ。」と言うのだった。
「面白いお話ですね」とマスター。
「確かにそんな世界ごめんだな。勝つのが決まっているギャンブルに興奮はねぇ」とメガネさん。「でも思い通りにならないんてやっぱり不幸ですよ。」という松ちゃんに、和尚さんは…
和尚さんの答え
「本当にそうでしょうか?。今の社会は不幸を嫌うあまり、幸福に頼りすぎてはいないでしょうか?若者がSNSを使って、自分の幸福をアピールするのもそうでしょう。不幸な自分から逃れたいあまりに幸福に縛られ幸福の奴隷になっているんじゃないでしょうか?」
「思い通りにならない人生には、それを乗り越える『楽しさ』『教訓』そして『達成感』があります。流行言葉で言えば『得るもの半端ない』っていうヤツです。で、どんなことにも『そだね~』と受け入れて『カモンベィビー』と楽しむ余裕を持つことです。仏教ではあるがままの現実世界の他に悟りの世界はないと説いているんですからな」という。
「なるほど神を信じない俺にも、す~っと話が入ってきたぜ」とメガネさん。「私もです」とマスター。「そうかなぁ?」と松ちゃん。
「いや~、それは良かった」と和尚さんが言うとマスターは「私も職業柄、悩み相談を受ける方ですが、和尚さんと違って私はお酒を出すことぐらいしかできませんから勉強になります」と言う。
「お酒で?」と和尚さんが不思議そうな顔をすると「マスターはお酒でアドバイスするのが得意なんです」と松ちゃんが説明する。
「いや、アドバイスなんてたいそうなものじゃないですけれども…ただ、何かのきっかけになればとお出ししているだけです」とマスターが言う。
マスターの答え「マルール・ビエール・ブリュット」
「ではマスター、マスターなら今の悩みにどんな答えを出されますかな?」と和尚さんが聞く。
「ん、それは興味深いな」とメガネさんも乗り気だ。
「そうですね…」と、少し考えるマスターだったが「あ、少々お待ちください」と言って1本の酒を持ってきた。
「人生思うようにいかず、お悩みのお客様にはこれをお出ししています。ベルギーのビール『マルール・ビエール・ブリュット』です」
「なぜこれを?」と和尚さん。
「ポイントは名前にあります。マルールというのは、『不幸』という意味なんです」とマスター。
「そんなの縁起悪いよ」と松ちゃん。
マスターは「それがその逆なんです。このビールは『悪い運を飲み干して忘れろ!』そういう前向きな意味で飲まれているそうです。」と答える。
「…向こう流のエスプリだな」とメガネさん。「面白い!」と松ちゃんも言う。
するとメガネさんが「マスター。俺にマルールビールをくれ、今年の不幸を洗いざらい飲み干してやる!」と言うと「僕も!」と松ちゃんがおもわず手を挙げる。そして“あっ”と思い、隣にいる和尚さんの手前「すみません」と謝る。すると和尚さんは「私のことにはお構いなく(遠慮なく)どうぞ!」と言ってくれたので、改めて松ちゃんは「じゃぁ、僕も!」と注文する。
「かしこまりました」とマスターが栓を抜くとシャンパンを開けた時のような音がした。そして二つのグラスにビールを注ぐ。ちょっと面白くなさそうな和尚さんにマスターが「和尚さんもお飲みになりますか?」と聞くが、松ちゃんは「和尚さんにお酒なんてすすめちゃだめだよ」という。
するとマスター「これはお酒ではなく、般若湯(はんにゃとう)です」という。すると和尚さん「般若湯!それならば喜んで頂きましょう。」と嬉しそうだ。
「般若湯って何?」と松ちゃんがメガネさんに聞く。メガネさんは「知恵の水のことだな。酒が飲みたいぼうずがそうこじつけるのさ」と答える。それを聞いた和尚さん「こじつけとは人聞きが悪い。方便でございます」と、手をあわせて拝む。
目の前に置かれたビールを見て和尚さんは「美しい不幸ですな、では頂きます!」と言って、美味そうに飲む。
「はぁ、すっきりしてる、すっと入ってくるね。」と松ちゃん。
「クリーミィだが、麦のコクもしっかり感じるぜ。」とメガネさん。
ビールを飲み干した和尚さん「マスター、体の隅々まで染み渡る説法ですな」と嬉しそうだ。
「喜んで頂き、光栄です」とマスターが応えると「いやいや、これだけ上手い般若湯なら色々なものを洗い流してくれるでしょうな。ありがたや、ありがたや」と、拝む和尚さん。
「お酒好きだったんだ」と松ちゃんが言うと、メガネさんも「だな!」と言い、マスターは笑顔になる。
相談2:目標を立ててもすぐに挫折する。どうすれば頑張れる?
二つ目の相談は…「一年の計は元旦にありと言いますがダイエット、運動、日記に貯金、目標を立ててもすぐに挫折して最後まで頑張れません。どうすれば頑張れるでしょうか?」と松ちゃん。
「また松ちゃんの悩みか?」とメガネさん。
「ダイエットも日記も三日坊主でしたもんね」とマスターが言うと「4日続きました!」と松ちゃん。「あっ!」というが「(自分の質問ではないと言っている手前)…あくまでも読者の悩み!」と言い切る。
和尚さんの答え
和尚さんは「『ガンバル』この言葉は我を張るという言葉が変化したものと言われています。我を張るとは、『かたくなに己の思いを押し通すこと』で、それは頑張らなければならない場面もあるでしょう。ですが、頑張り過ぎてポキンと折れちゃったんでは元も子もありません」と言う。
「じゃあ、三日坊主を責めなくてもいいと?」と松ちゃんが聞く。
和尚さんは「さよう、目標に縛られて苦しむのなら、その目標を捨ててしまってもいいと思います。自由自在に形を変える水のように、柔軟でこだわりのない方が、安らかな心に繋がるのではないでしょうか」と答える。「なるほど…」と関心する松ちゃん。
「…して、マスターこれは私とあなたの禅問答である。どんなお酒を出すか答えなさい」と和尚さんはマスターに話を向ける。
「かしこまりました」と言い、考えるマスター。
マスターの答え「ロイヤルロッホナガー」
「お待たせしました。何をやっても長続きしないとお悩みの方、これをお出しします」とマスターが水割りを和尚さんの前に差し出す。
「水割りですか?」と不思議そうな和尚さん。「ウイスキーの水割りです。説明の前にまず味をお確かめください」といい、松ちゃんとメガネさんにも出す。
「頂きます」水割りを飲んだ和尚さん「ん~、これはうまい!」という。「ほんとだ!酒音痴の僕でもこの美味しさはわかる。」と松ちゃん。メガネさんは「ロイヤルロッホナガー違うか?」と言う。
「さすがメガネさん、正解です。」とマスターは「『ロイヤルロッホナガー12年』です。」とボトルを出す。ボトルを見た和尚さんが「どんなウイスキーですか?」と聞く。
マスターは「『ロイヤルロッホナガー』は、英国王室御用達のシングルモルトウイスキーです。
(※TVの物とラベルが違います)
スコットランドハイランド地方のディー川の川沿いに『ロッホナガー』という山があります。そこから名づけられました。小さな蒸留所なんですが、ビクトリア女王がわざわざ訪ねてきたというほどこの味に心酔されていたそうです。
お出しした水割りが美味しいのは、このロッホナガーの味や香りだけでなく、もう一つ秘密があります。こちらです。」と言ってマスターが出したのはミネラルウォーター。
※「スコッチのマザーウォーター」とも呼ばれていて、ウィスキーと相性がいい。水割り党は常備したい一本だ。
「『ディーサイドウォーター』と言って、ディー川一帯の湧き水です。硬度22度という超軟水で、この水もビクトリア女王のお気に入りだったそうです」という。
和尚さんが「ウイスキーと同じ土地の水で作った水割りという事ですか?」と聞くと「はい」とマスター。「スコットランドの天然水で日本で唯一手に入るのが『ディーサイド』なんだ」とメガネさん。「それは美味いわけですな」と和尚さん。
「けど、何でこの水割りが三日坊主で悩んでいる人の答えになるの?」と松ちゃんが聞く。
マスターは「私も和尚さんと同じ考えです。水が合わない目標はさっさと捨てて、自分にあった水を見つける方がいいじゃないですか。この水割りと同じで、大切なのは、相性です」とマスター。
和尚さんは「お見事!いやぁ、参りました。」と言って、残りの水割りを一気に飲み干した。
和尚さんの悩み
和尚さんは「マスター、もう一杯お話をお聞かせ願いませんかな?」と言う。「お強いんですね」とマスター。「どうも水が合いましてなぁ」と笑う和尚さん。
「こんな方だったとは…」と松ちゃん。
「堅苦しいよりいいじゃねぇか」とメガネさん。
「確か親鸞上人もお酒を飲まれていたんですよね」とマスターが言うと「それを、仏の道を説くのに酒を飲みたいのなら飲めば良い。…え~、して、松田さんお悩みは解けましたかな?」と和尚さんが聞くと「はい、すっきりしました。来年はいいことがありそうです」と松ちゃん。
それを聞いたマスター「やっぱり自分の悩みだったんですね」というと、バツの悪そうな顔をする松ちゃんだった。
(除夜の鐘が聞こえる)それを聞いている、静かなレモンハート。
和尚さんは、水割りのグラスを見つめている。
松ちゃんが「除夜の鐘って煩悩の数だけ突かれるんですよね?」というと和尚さんは「そう言われておりますな」と言い、さらに「…マスター、私の煩悩をひとつお酒で消してもらえませんかな?」と言う。
「え?」と驚くマスター。松ちゃんも「和尚さんに悩みなんてないでしょう?」と言うと和尚さんは、話しを始めた。
「私は悟りの世界にはまだまだ遠い。その証拠に除夜の鐘を聞いているとどうも悲しい。去り行く時を惜しみつつ、ふと昔に帰りたいと思ってしまうんです。あの頃が良かった、と…私が仏門に入ったのは平成元年。今から30年前です。その前はサラリーマンでした」と懐かしそうに言う。
「脱サラぼうずだったのか」とメガネさん。
「確か証券会社に勤めていたんですよね?」と松ちゃん。
和尚さんは
「ええ。出家したのはバブルの真っただ中でした。人とのしがらみに疲れ、お金で幸福は掴めないと仏の道に、助けを求めたのです。
私はそれからは修行にまい進しました。はたから見れはそれはそれはつらいものに見えたでしょうが、わたしは毎日充実しておりました。
気が付いたらそれなりに名の通った僧侶になっておりまして一人でも多くの人を救いたいとマスコミに出て、仏の世界を説くようになったのですが、名が知られるようになればなったで、それを面白くないと思う人が増えて、ひがみやら妬みやらで…平成の世が終わろうとしている今、ひたむきに修行をしたあの頃に、ふと戻りたくなってしまうのです」と言う。
除夜の鐘が鳴る。
マスターの答え「トリスクラシック」
静かに和尚さんの話を聞いていたマスターは「かしこまりました」と一言。和尚さんが「受けて頂けますか?」と言うとマスターは「はい」と答える。
そして…振り返り、棚から一本のボトルを取り出し和尚さんの前に置き「こちらはいかがでしょうか?『トリス クラシック』です」と言う。
和尚さん「トリス?」
マスター「ご存知ですよね?」
和尚さん「もちろんです」
マスター「ハイボールがお勧めですが、如何でしょうか?」
和尚さん「ハイボールでお願いします」
マスターに「お二人も?」と聞かれ、うなずく、メガネさんと松ちゃん。
マスターは、3人分のハイボールを作り差し出す。
和尚さんは「懐かしいですないただきます」と、拝んでから水割りを飲む。「いや~美味い。トリスを飲んだのは30年ぶりですな。でもなぜ?」とトリスを出したマスターに聞く。
マスターは「『トリス』がウイスキーとして発売されたのは戦後すぐの1946年でした。当初は原酒を5%入れた『三級ウイスキー』として登場しました。高級なウイスキーの税率がまだ高かった時代、値段も手ごろで高度成長期に入ると、多くのサラリーマンに愛されるようになりました」と話す。
「コピーも『うまい』『安い!』だったもんな」とメガネさん。
「『人間らしくやりたいな』っていうのも有名だよね」と松ちゃん。
マスターは続けた。
「トリスは、法改正の度に原酒の配合割合を変えて、どの時代にあってもいつも大衆の味方であり続けました。そして2015年に新たに誕生したのがこの『トリス クラシック』です。
手掛けたのは、当時30歳だった若手のブレンダーです。今の時代に合わせてモルト原酒を『シェリー樽モルト』とオイリーな香味の『白州モルト』を使い、ハイボールに合ったブレンドになってます」
すると、CMの吉高由里子の真似をする松ちゃん。
だが場がしらける。
和尚さんが「味は今風に変えたのに『クラシック』という名前が付いているのは、どうしてでしょう?」と聞く。
マスターは「これは想像なのですが…味は変わってもスピリットは変わらないというメッセージじゃないでしょうかね。トリスは戦後からずっと守ってきたのは、安くてもしっかりした品質のウイスキーを飲んでもらいたいというスピリットです。時代を受け止め、いつでも大衆の見方であり続ける、トリスはそんな姿勢をずっと貫いています。」と言う。
和尚さんは「ん~、世相のせいにして、修行時代の自分を忘れていたのは、私でしたか。」と一口水割りを飲む。そして「トリスを飲んで『一休禅師』のこんな詩を思い出しました。
『有漏路より 無漏路へ帰る一休み
雨ふらば降れ 風吹かば吹け』」
マスターが「どういった意味なんでしょうか?」と聞く。
和尚さんは「煩悩に支配された現世=『有漏路』から苦しみの無い仏の世界=『無漏路』に向かう(ということ、で)一休みしたって辛いことは起きる。起きるなら起きろ、それを受け入れて前へ進むと解釈しております。…私もトリスのように時代を受け止め、成長していく覚悟が足りませなんだな。いや見事な酒説法、参りました」と言い、また水割りを飲み干し「もう一杯!」とお代わりをする。「かしこまりました。」とお辞儀をするマスター。
「和尚さんとマスターの話を聞いていると、なんだかトリスが偉大な酒に見えてきたなぁ」と松ちゃん。「偉大さ、これだけ長く大衆に愛されているんだからな」とメガネさん。
「ありがたや、ありがたや」と和尚さんが手を合わせると、松ちゃんも「僕も拝んでおこう」と言い手を合わせる。それを見たメガネさん「和尚さんも祈ってるくらいだ、ご利益があるかもしれん。」と手を合わせる。「今年出した最後の酒ですし、私も祈りましょうかね」とマスターも手を合わせる。
ありがたや、ありがたや…と。
※以上BSフジドラマ「レモン・ハート」より抜粋・参照
まとめ
和尚さんの「ありがたい話」だったので、会話を書き取ったらかなり長くなってしまった。
読みずらいかもしれない。
もう一つの新作「レモンハート誕生秘話」は、裏番組で「孤独のグルメ」を録ったので記事は書けない。さらに寝てしまって見逃した。再放送まで(いつやるか分からないが)待つことにしよう。
ちなみに…
いつも書いている感想と原作のあらすじとカクテルの内容は改めて別記事でまとめる予定だ。
「グッバイ ジョニー」火野正平の演技が凄い!
「招かれざる客」川平慈英の泥棒姿、なかなか似合ってる。
「六月の花嫁に」今は亡き大杉連の父親役は見もの。
「めおと鶴亀」渡辺正行はちょっと大げさな江戸っ子。
「思い出酒」市毛良枝が未亡人役…さすがの名演技!
過去に感想記事を書いています。
興味があったら、読んでみてください。