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さいころの1が赤い理由はチコちゃんでもわからない…

チコちゃんに叱られる

「さいころの1の目が赤いのはなぜ?」という質問が視聴者数人からきていたらしい。

それを調べるためスタッフは、総移動距離1973キロという大調査を行ったというのだが…

今年に入って2回目の「チコちゃんに叱られる!」、最後の質問は「さいころ」についてだ。

「…この中(岡村隆史・SHELLY・大竹まこと)で、一番勝負ごとに強そうなカッコイイ大人ってだあれ?」とチコちゃんが聞くと「俺、行かしてください。今日ちょっとチコリかけてたし…」と岡村。

チコちゃんの指示で愛ちゃん(アシスタント)が岡村にさいころを渡す。

なぜさいころの1だけ赤いの?

チコちゃんが、このサイコロに関する質問を5才の視聴者、数人から頂いたと紹介。そして「どんな質問だと思う?」と岡村に聞くと「なんでこのサイコロの目の1だけ赤いんですか?」と答える。

するとチコちゃん「(芸人なのに?)全然ボケずに言っちゃった」と突っ込む!
岡村は「これ、怒られるやつや!」と恥ずかしそうに言う。

「なんでさいころの1だけ赤いの?」と聞かれ、悩んだ岡村…「お正月?」と答える。すると、チコちゃんが笑い出す。そして(笑顔バージョンの)「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」が出た。

広辞苑には載っていない、わからない…

➀広辞苑では…
スタッフが広辞苑で調べたが、色についての記載はなかった。

➁ネットで調べてみる…
「和歌山県のある製造業者が日の丸に見立てて1の目を赤く塗った(?)」と書いてあったので、スタッフは和歌山に行く。

➂和歌山の会社…都市伝説だった
この会社は、およそ40年前に世界で初めてさいころの目の色を塗り分ける機械を開発したらしい。
スタッフが会社員の松山さんに「御社が、さいころの1の目を赤くしたんですか?」と聞くと…

「その話ですか?うちじゃないんですよね、都市伝説だと思いますね、これ」というが「京都に200年前からさいころを取り扱っているお店があると聞いたことがある」という事で早速、京都へ…

➃京都の玩具店…わからない
スタッフは1800年創業、江戸時代から、花札や将棋など昔ながらの遊び道具を扱う、というお店に行ってみた。

その伝統玩具店の前田さんが「これが家で最も古いさいころと言われているさいころです。戦前の麻雀につこうてはったんじゃないかなと思いますけど」と言って出してきたさいころ(昭和初期)は、1が黒かった。

さらに「これがこの後の物やと思います」といい、出してきたさいころ(昭和20年代)は、1が赤かった。前田さんによれば、さいころの1の目が赤くなったのは戦後とのこと。

「なぜ1だけ赤いんですか?」とスタッフが聞く。前田さんは「そうですね。わからないですね」と答えた。

➄再びネット検索
スタッフは東京に戻り、またネットで調べていると「振れ、振れサイコロ展」(ある研究者が世界中から30年かけて集めたさいころの展示会)を見つけた。その研究者がたぶん日本で一番さいころに詳しいに違いない、(便りをくれた人のために)とその研究者に会いに大阪に行くスタッフ。

1が赤いのは日本だけ

スタッフが向かった先はアミューズメント産業研究所の研究員の高橋先生(以前トランプの絵柄の解説をしていただいた)。先生はトランプだけでなく、さいころなど色々な伝統ゲームについて30年にわたり研究を続けている。

先生によれば「1だけが赤いさいころというのは日本だけ」だという。
日本で発見されたもっとも古い時代(奈良時代700~750年)のさいころ)のさいころを見せてもらうと…一の目は黒。

「なぜ1の目は赤くなったのですか?」とスタッフが先生に聞く。

先生は「はい、それはですね…まだわからないんですよ」と答えた。

その理由として先生は「遊びに関する資料は非常に少ない。特にさいころは賭博に使われることが多かったものですから余計にどういう風に作っていたという資料はないんですね。という事で1の目がいつ誰が赤くしたかというのは現状ではわからないという事になります。私も30年かけて調べているんですがこれだけはわからないですよ」と話す。

そして先生は、茶碗に3つのさいころを振った。すると3個とも1が上になった(すごい!)。だが先生は「これもわかりません」といっていた。
結論
・1だけが赤い理由は諸説あるがはっきりしたことはわからない
・「日の丸をイメージした」ともいわれているがその根拠を示す文献は存在しない。

※1月12日「チコちゃんに叱られる!」参照・参考

まとめ

もともと、さいころの1は赤いものというイメージがあるため、古いさいころの1が黒いのを見て違和感を感じた。それにしても最初に1を赤くした人の目的は何だったのだろう?

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