ご飯を食べた後は必ず言う「ごちそうさま」。
「ごちそう(ご馳走)」は美味しいものを指し、様を付けるのは作ってくれた人への感謝…だと思っていたが、なぜこの漢字なのか?までは、考えたことはない…
今回は「お正月コラボスペシャル!」。
2つ目の質問は「ご馳走様」について…
チコちゃんが岡村に「この中(岡村隆史・阿部サダヲ・綾瀬はるか・生田斗真)で礼儀正しそうなすてきな大人ってだあれ?」と聞く。この問題も阿部は「綾瀬さんで」と小声で言う(一問目も綾瀬)が、さすがに岡村「また綾瀬さんですか?行ってくださいよ」と阿部を指名。
ご馳走様ってなに?
チコちゃんが阿部に「ご飯を食べ終わったらなんていう?」と聞く。阿部が「ご馳走様でした」と答えると「それ、なに?」とチコちゃん。
阿部は「ご馳走いっぱい頂きました、美味しかったです、ありがとうございます、感謝…」と答えると「ごちそうさまって『なにさま』なの?」と聞かれる。阿部は「食べ物ですね」と答えるが…「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られる。
チコちゃんは生田にも聞く。生田はご馳走という漢字の「走」に着目「走る、いだてん?」と答えるが、最終的に「神様!」と答え、やっぱり叱られてしまう。
スタッフは「いだてん」の主役である中村勘九郎にも聞いてみた。が、彼もわからず…結局大河ドラマの「番宣」をしてしまい…「出張チコちゃん」に叱られ謝る。
◯チコちゃんの答え
⇒ごちそうさまは「韋駄天」さま
答えを聞いた岡村、生田に「馬鹿だね貴方、言ったでしょ途中。韋駄天って言ったのに『神様』って…」と責める…(実は生田の答えは、ほぼチコってたのに、詰めの答えを2度も「神様」と答えてしまったのだ。その時の様子は「まとめ」で)
馳走とは
曹洞宗光林寺の住職(5回目の登場)によれば…
「ごちそうさまとは馳走の様を付けた言葉」だという。
馳走とは中国から来た言葉で、
「馳」は早く
「走」は走る
という、元々は早く走り回るという言葉だった。
なぜ、「食後の挨拶」になったのか
仏教の神様「韋駄天(いだてん)」が大きく関わっている、という。
「まんが インド昔話」韋駄天とは…
韋駄天は、古代インドの宗教「バラモン教」の神様で、仏教が興った時にお釈迦様によって守護神として迎えられた神様。
実はインドには「韋駄天」」が「ごちそうさま」に繋がる言い伝えがあるという。
すると唐突に「まんが インド昔話」(他局の「まんが日本昔話」風)が始まった。ナレーターは「まんが日本昔話」のナレーターのモノマネでおなじみの清水ミチコ。
タイトル:「走る韋駄天様」
昔々の事じゃった。聖なる山をお守りする4人の守護神がおったそうな。
それぞれに8人の神様が使えていたそうじゃが、韋駄天はそのうちの南の守護神に使える8人のうちの一人じゃった。(案外下っ端と思うかもしれんが8人の中ではリーダー、いわば中間管理職)
お釈迦様が亡くなられたある日、更なる悲劇がおきてしもうた。
人々が悲しみにくれる中、隙を見て「やったー!憧れのお釈迦様の歯を手に入れたぞ!」鬼がお釈迦様の歯を奪っていってしもうたんじゃ。
慌てふためいた弟子たちは韋駄天に取り返して欲しいと頼んだ。
韋駄天は泥棒した鬼を追いかけ始めた。
するとじゃ、「まて~」その足の速さにびっくらこいた。
ぐんぐんスピードが上がり、一瞬で100万キロも駆け抜けたんじゃ。
すさまじく足の速い韋駄天の活躍で、大切なお釈迦様の大切な歯を取り戻すことが出来たのじゃった。
この伝説によって足の速い人を韋駄天と称するようになったのです。
さらにこの韋駄天は足の速さを利用してあるものを集めていた。
「あった、あった」
いだてんは修行中の僧侶や、人々のために方々走り回って、食べ物を集めていたんじゃ。
「韋駄天様ありがとうございます。」こうした活躍で韋駄天は後世まで食卓を守る神様として人々に慕われているそうな。
ありがたや、ありがたや。めでたし、めでたし…。
もともと馳走と言う言葉は「走り回る」という意味だった。が「走り回って食べ物を集める」という、その韋駄天の姿から「食べ物を工面して集めることを馳走」というようになっていった。
その後、江戸時代になると「もてなすために集めた立派な食べ物」自体を「ご馳走」というようになった。
「…食に奔走し関わった多くの人々の象徴が韋駄天様です。その感謝の気持ちを込めて『ご馳走さま』と言う丁寧なあいさつが定着していったのではないでしょうか」と住職。
現在の韋駄天は食の守護神として多くのお寺の台所でまつられているそうで、住職は毎朝食への感謝の気持ちを込めて韋駄天へのお経を読んでいるという。
足の速い韋駄天のお経は早く読まなければならないという教えがあるそうで、住職も早口でお経を読むのだが、途中で噛んでしまった。
するとチコちゃん「いや、噛んでんじゃねーよ。お経をかむな!」と突っ込んだ。
さらに、補足情報として愛ちゃんが出てきたが、内容は「いだてん」の番宣、というオチもついた。※韋駄天にまつわるエピソードは諸説ある
まとめ
新年早々新大河ドラマをネタに使った「チコちゃん~」。
今、民放より人気のあるこの番組を番宣で使うとは…
(そのおかげかどうかはわからないが…)「いだてん」は、前作より初回視聴率は高かったらしい。
チコった生田
チコちゃんは「斗真君は?」とこの問題を生田にも質問した。生田は「馳走のそうって『走る』。走るのが速い人!」と言うと笑いが起こった。が「走るのが早い人ってだあれ?」と聞かれ「いだてん?」と答えるとチコちゃんが食いついた。
チコちゃん「いだてんが?」
生田「走るのが早い!」
チコちゃん「だから、ご馳走様の様は?」
生田「神様?」
チコちゃん「もう一回聞くよ。ごちそうさまの様は?」
生田「神様!」
そのやり取りを聞いていた岡村「チコりかけたんだぞ!」と生田にいうが…生田は「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られてしまった。
(でも、いだてんって神様なんだから、ほぼほぼ正解だったと思ったけど…チコちゃんと岡村、生田君にちょっと厳しかったなぁ…)
※1月4日放送「チコちゃんに叱られる!」参照・参考
他の質問とチコの部屋
今回はスペシャル版で長い時間だったので問題も5つ出た。
チコの部屋は3人分、長かった~。