先日、お正月用にお餅を買った。
好きなので、普段もたまに買うのだが、この時期はいつもより値段が高くなる(気がする)のでちょっと面白くない…
12月21日の「チコちゃんに叱られる!」は「年末拡大スペシャル」。5つ目の問題は「餅と団子」についてだ。
チコちゃんが「この中(岡村隆史・陣内孝則・河北麻友子・高橋ひとみ)で、一番日本の文化を大事にしている素敵な大人ってだあれ?」と言うと、陣内以外の他の3人が一斉に陣内を見る。その視線にに気付いた陣内「え?俺」と言うが「年の功ですから」と引き受ける。
お餅とお団子ってどう違うの?
本問題に入る前の「お餅」に関するチコちゃんの質問にことごとくおやじギャグで答える陣内。チコちゃんの質問を聞く前に「それ(答え)知ってます!」と言ってしまう。もちろんハズレなので「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と怒られる。
チコちゃんは、陣内に「お餅とお団子ってどう違うの?違いを教えてちょうだい!」と聞く。陣内は「魂の込め方!」と答える。これも「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」だった。
スタッフが巣鴨の和菓子屋さんの前で、人々にこの質問をしてみると、殆どの人が正解。質問した17組全員が正解したらしい。
さらに若者が集まっている渋谷で同じように質問してみると25人中23人が不正解だったそうだ。
◯チコちゃんの答え
⇒餅とお団子の違いは、粒か粉か
違いは材料の形状
日本和食卓文化協会理事によれば…
「本来、お餅とお団子は作る時の材料の形状が違う」そうだ。
餅も団子も原材料は主にお米。
・餅…蒸したもち米を米粒のまま、うすと杵でついたもの
・お団子…米を粉状にしたものに水分を加え、茹でたり蒸したり(加熱)したもの
この違いは単純に「粒から作る」か「粉から作る」かの違い。
桜餅は?
桜餅は、餅と付いているが厳密には「餅」ではない。
関西で主流の桜餅。「表面がつぶつぶ」しているので米粒から作られていると思われるが「道明寺粉(蒸したもち米を乾燥させて砕いたもの)」で作られている。
関東の桜餅は小麦粉などを使っているものもあるようだ。
従って、桜餅は関西でも関東でも粉から作られている。
名前に「もち」とついているが粉から作られているもの
「桜餅」以外にも、粉から作られているのに餅とつく食べ物は、多くある。
・柏餅(かしわもち)
・葛餅(くずもち)
・わらび餅(わらびもち)
・大福餅(だいふくもち)
「大福もち」は餅じゃないの?
理事によれば「コンビニやスーパーで売られている賞味期限の長い大福などは米の粉から作られているものが多い(と思う)」そうだ。
大福はもともとお餅から作られていたが、(今も作られているのもあるが)餅はその性質上、すぐ固くなってしまう。
そこで、餅の代わりに使われるようになったのが粉から作った団子生地。
団子を作る時に混ぜることが多い砂糖には、水分を保質性があり、生地が固くなりにくく餅生地の代わりに使われることになったらしい。
餅と団子の区別は変化している
「長い日本の歴史の中で餅と団子の区別は変化している」と理事は言う。
現在では材料や作り方よりも形状で名づけられているものも多い。
・丸いものが団子=お団子は丸いイメージがある
・平たいものが餅
このように「長い日本の歴史の中で区別に仕方は、どんどん変化している」そうだ。
※餅は祝い事、だんごは法事やお供え物という分け方もある。
最後にチコちゃん情報…クールポコの背の高い方が、「杵」と「うす」を運んでるそうだ。(笑)
まとめ
最初の陣内とチコちゃんの話
「お餅って知ってる?」と聞かれると「自分、子持ちです」
「食べたことある?」と聞かれると「そりゃ、日本人ですから」
と陣内は、とおやじギャグで返す。
チコ「…お花見とかお月見とかでは何を食べる?」
陣内「お団子!」
チコ「さすがよく知ってるわね」
陣内「自分、日本人ですから…祖母の実家がお饅頭屋さんだったから」
チコちゃんが「じゃあ知ってるかな~」と言う。すると陣内が「それ、知ってます」という。(陣内はうけ狙いだったのだろうが)チコちゃんは、それに乗って「では、どうぞ!」と言う。
そう言われると逆に陣内が困ってしまった。だがチコちゃんは「知ってるんでしょ」と追い詰める。
岡村が「今から聞くであろうこと…(陣内が『知ってる』と言ってしまった)」と説明。陣内は一か八かで「酒蒸し饅頭!」と言う。
当然答えはハズレ。チコちゃんは「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と怒った。
※12月21日「チコちゃんに叱られる」より参照・抜粋
餅と団子。
色も味もそれほどの違いは無さそうだ。
強いていえば「伸び」かな?
食べる時、餅は伸びるが、団子はそれほど伸びない…
これは材料の形状と関係があるのかな?