忘年会の季節だ。
居酒屋で飲んだ後、気の合った者同士でカラオケに流れる、なんてこともあるだろう。
そういえば、特にサビを歌う時などは目をつぶったり、マイクを持たない方の手を動かしている人は多いかもしれない。
でも、なぜ腕を動かすの?…と聞かれても、答えは出ない。
12月21日の「チコちゃんに叱られる!」は「年末拡大スペシャル」だった。この番組はスペシャル版になるとゲストはいつもの2人から3人になる。今回は、高橋ひとみ、陣内孝則、河北麻友子の3人。
最初の質問は「マイクを持たない方の手」の話だ。
マイクを持たない手を動かすのはなぜ?
チコちゃんが「この中で一番情熱的に歌を歌う素敵な大人ってだあれ?」というと陣内が「僕かな?」と言う。チコちゃんが「マイク持って歌ったことあるよね?」と聞くと陣内は「私の苦しみ…マイ・苦(マイク)」とダジャレを言う。
そこにチコちゃんに呼ばれた愛ちゃんがマイクを持ってくる。陣内に一曲歌ってもらうことに…。陣内は(小林旭の)『もう一度一から出直します』を歌う。
チコちゃんが「さっきサビの時さ、左手どんな感じになってた?」陣内に聞く。「え?」と陣内。チコちゃんは、腕が上下になってた、と言い「なんでマイクを持たない手を動かすの?」と聞く。
陣内は「右手のマイクの重みをバランスを取ろうと思って動く(左手が)」と言うが「ぼーっと生きてんじゃねーよ」と怒られてしまう。陣内は「そんなに怒られる事?」とちょっと不満そうだ。
スタッフは、歌う時よく手を動かす歌手という事でスタッフが松崎しげるにも質問。松崎は「深く考えたことはない」と言うが「俺の場合はね…」と答える。それが正解だったらしく、出張チコちゃんに「つまんね~やつだな!」と言われる。松崎は「正解なんだ?」と驚くが「…怒られないですんだよ、俺」と嬉しそうだ。
◯チコちゃんの答え
⇒マイクを持たない手を動かすのはマイクを持つと歌が下手になるから
その答えに皆「え?」という顔になる。
マイクを持って歌を歌うと声量は減り高い声も出しにくくなる
現役オペラ歌手の大学教授によれば…
「マイクを持って歌を歌うと声量は減り高い声も出しにくくなる」そうだ。
その原因は肩。肩の筋肉は上半身にある筋肉と繋がっている。胸を膨らませ呼吸をする時、とても重要な筋肉なのだが、歌う時、マイクを口元でキープすると肩回りがロックされた状態になるという。
肩を動かさないと肩と繋がっている筋肉の収縮が低下するため、胸が広がらず肺に取り込む空気の量も減る。その結果、声量が減り音も出にくくなり歌が下手になってしまう、らしい。
マイクを持っていない方の手でそれを補う
…それを補ってくれるのが、マイクを持っていない方の手。
例えば、マイクを持っている左肩がロックされて、左の肺が80%までしか膨らまないとする。しかしマイクを持っていない右肩を動かすことで、右の肺をより大きく膨らますことで肺活量を補うことが出来る。
よって、マイクを持っていない方の手を動かすことで音域は広がり音量が増え上手に歌うことができる。この仕組みを使っているのがオペラ歌手で、歌っているところを見ると確かに、大きい声や高い声を出す時は手を大きく動かしていた。
マイクを持っていない手を動かさないと声は出にくくなるのか?
では、「マイクを持っていない手を動かさなくなると声は出にくくなるのか?」…という事で、番組では松崎しげるで検証してみた。
1、最初はいつも通り(手を動かして)に歌ってもらい、声の大きさを測ってみた。
松崎の歌のサビの部分では105dB出た。これは、車のクラクションとほぼ同じ大きさだという。
2、その次に、マイク持っていない手を動かさずにやってもらうのだが…
・最初は松崎は自分からポケットに手を入れた。だが歌っているうちに無意識に手を出してしてしまう。
・なので、次は手に紐をつけてスタッフが持つ、がやはりだめだった。
・スタッフは最後、完全手を止める、宣言。松崎の手をロープで身体にしっかり止めた。
すると、歌っている時は確かに、声が出しにくそうたっだ。計測ではサビの部分は、100dB(5減少)と出た。
結果、5dBの差でしかないように見えるが、波形で見ると声の大きさは約半分になっている(かなり差が出た)ということが分かったそうだ。
※歌う時手を動かすのは、音程や感情を表現するために手を動かす場合もある
※12月21日「チコちゃんに叱られる」より参照・抜粋
まとめ
今回のスペシャルは、放送時間がから
時間変更があても、自動的に
今回のゲストの紹介
・元祖トレンディ俳優「ザ・ロッカーズ」として紹介されたのは陣内孝則。髪がグレーになっていて「ナイスミドル」となった陣内にチコちゃんは「ぱっと見藤本義一」と言う。
・「2回目の登場、ニューヨーク!」と紹介されたのは川北麻友子。
・「ドラマ『ふぞろいのリンゴたち』でお馴染み、ひとみちゃんで~す」と、紹介されたのが高橋ひとみだった。