クリスマスがもうじきやってくる。パーティーを自宅でやると必ずテーブルに「唐揚げ」か「フライドチキン」のどちらか、あるいは両方が乗る。
唐揚げは自宅で作るが、フライドチキンは作らないというか、買った方が早い、と思ってしまうので…違いは?と聞かれても「見た目」や「味」としか答えられないのが正直なところだ。
12月15日の「チコちゃんに叱られる!」は、この時期に関係ある問題が、出されている。
3つ目の質問は「唐揚げとフライドチキン」についてだ。
「…この中(岡村隆史・鈴木杏樹・的場浩司)で一番、出された料理をムシャムシャ食べてくれる素敵な大人ってだあれ?」とチコちゃんが聞くと「え~。浩司さんです」と岡村。
指名された的場は「え?俺?」と驚くが…唐揚げを食べたことがあるか?と聞かれると「すげぇ、好き」と笑顔になる。
唐揚げとフライドチキンて何が違うの?
的場は、チコちゃんに「唐揚げとフライドチキンて何が違うの?」と聞かれると「え?」というものの答えに自信があると言い「唐揚げは骨が付いてない、フライドチキンは骨が付いてる!」と答えるが「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と言われる。(骨付きのから揚げもあるらしい)
すると岡村「チコちゃん、いいかな?」といい、腕を組み「…唐揚げもフライドチキンも一緒!」と目をキリっとして言い切る。だがチコちゃんには、「キリっとみつめてんじゃねーよ!」と言われてしまう。
◯チコちゃんの答え
⇒「肉」に味付けするのが「唐揚げ」、「衣」に味付けするのが「フライドチキン」
実は味付けの仕方が違う
日本を代表する料理研究家 服部 幸應(はっとり ゆきお)先生によれば…
「同じような調理法なんですが、実は味付けの仕方が違う」という。
・唐揚げ⇒鶏肉に醤油屋生姜などの下味を付けて揚げる。
・フライドチキン⇒小麦粉に、黒コショウ、ガーリックパウダー、パプリカなどのスパイスを加えた衣で鶏肉を揚げる。
どちらも食べにくい鳥肉を食べやすくするために生まれたもの、だそうだ。
発祥について
◯鶏のから揚げが日本で生まれたのは昭和初期。
それ以前から鶏肉を油で揚げて食べていたが肉の質が悪かったためパサパサして硬く食べにくかったと言われている。そこで考え出されたのが醤油で下味をつけること…
醤油に含まれている塩分が肉を柔らかくする効果があるそうだ。
鳥の筋肉の繊維は熱を加えると硬くなってしまう。
そこで熱を加える前に醤油につけると(醤油の塩分の働きで)、筋線維が縮まなくなり、水分が保たれジューシーに仕上がる。
◯フライドチキンの誕生は唐揚げより100年前のアメリカ(1830年代)。
当時、アメリカの家庭で鶏料理と言えばローストチキンが一般的。だが手羽や足などの骨付き肉は、骨があって食べにくく、肉が少なくて満足感がない、と捨てられていた。
そこでそんな骨付き肉も美味しく食べられないか、と使用人があみ出したのが「衣にスパイスを混ぜる調理法」だった。(フライドチキンに含まれる主なスパイス=黒コショウ・パプリカ・クミン・ガーリックパウダー・唐辛子など)
スパイスは油で揚げると香り成分が溶けだし、衣をより香ばしく美味しくする。
こうして食べにくかった小さな肉も、食べ応えあっておいしく食べられるものになった。
結論…味のつけ方が違うのはそれぞれ別の理由があったから
・唐揚げは肉を柔らかくジューシーのするため
・フライドチキンは小さなお肉でも美味しく食べられるため
ちなみに…
竜田揚げ(先生が好きな鳥の揚げ物)…(からげとの違いは)片栗粉を付けて揚げること
※唐揚げの誕生について
豆腐を揚げて調味料を加えて煮た料理が変化したもの魚の素揚げが変化したものなど諸説ある。
※12月15日 NHK「チコちゃんに叱られる」より 参照・抜粋
まとめ
よ~く考えれば、確かにそういう違いがあるというのは、わかったかもしれない。ただ、フライドチキンは家で作ることがないので…
作り方動画をアップ。
意外と簡単そうなものを選んでみた。
簡単そうだ。
今年は作ってみようかな?