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蕎麦屋のカツ丼の元祖の店のカツ丼にはコツもこだわりも味見もない?~チコちゃん

チコちゃんに叱られる

確かに、お蕎麦屋さんなのにメニューにカツ丼がある。しかも、それが美味い!と言うのはよく聞く話だ。

それはなぜか?答えを知ると、蕎麦屋に行きたくなる。

明日以降、蕎麦屋に行って「カツ丼!」と注文する奴はチコちゃんを見た可能性が高い!

10月4日の「チコちゃんに叱られる!」の2つ目の質問は蕎麦屋のカツ丼の話だ。

チコちゃんが「この(岡村・鈴木紗理奈・カンニング竹山)中で日本料理が大好きな素敵な大人ってだあれ?」と岡村に聞く。岡村は「私、刺身大好き人間」と言う。

お蕎麦屋さんにカツ丼があるのはなぜ?

チコちゃん「岡村はおソバ、何頼むの?」
岡村「せいろ」
チコちゃん「おそば以外は?」
岡村「板わさ」

チコちゃん「ガチッと食べたい時は?」
岡村「親子丼とか、カツ丼?」

するとチコちゃんが「…なんでお蕎麦屋さんにカツ丼があるの?」と聞く。
岡村は「え?…あるよね、確かに。もともとカツ丼屋さんやね…おそばを作る過程で、え~、カツ丼を作ることがそんなに難しい事ではないのよ」と答える。

それを聞いたチコちゃん「何それ?ちょっと、もう…ぼーっと生きてんじゃねーよ!…まるでわからない」と言う。

岡村は「そば、打って、切って、でしょ?」と言うと「愛が無さすぎや、それは」とチコちゃんが言う。

すると、突然、鶴見慎吾とつぶやきシロー出演のショートドラマ?が始まった。
(NHKなのに)「太陽にほえろ!」の曲が流れる。

警察所の取調室…

鶴見刑事が犯人のつぶやきシローに「そろそろ、はいたらどうだ、腹へってるだろ?」と言う。そして「食うか?」と差し出しされたカツ丼。つぶやきはそれを食べながら「僕がやりました」と言う。

取り調べ⇒カツ丼⇒自白の図は、刑事ドラマのあるある?だ。
※…だが、取調室への出前は禁止されているらしい。

○チコちゃんの答え
⇒そもそもお蕎麦屋さんが作ったから

その答えを聞いた岡村の微妙な顔が映し出される。
岡村は自分の答えをかすってる、と言うがチコちゃんは「全然違う。味付けにも関わっているから」と否定する。

カツ丼は蕎麦屋から生まれた

ソバの歴史を知り尽くすソバ研究者によれば…

「カツ丼は蕎麦屋から生まれました。早稲田大学の目の前にある老舗の蕎麦屋が元祖」とのこと。
※ちなみに、先生お勧めの食べ方は直接麺にわさびを乗せて頂くこと。

この老舗の蕎麦屋の創業は江戸時代。(この蕎麦屋を)早稲田大学創設者の大隈重信はこよなく愛したそうだ。

スタッフは、その店に行って話をきいた。
この店は、現在は五代目が店を切り盛りしている。
現店主は東京外語大学中国語を専攻、翻訳、漫画家の仕事を経て、店を継いだそうだ。
店の本棚には中国関連の本があった。

スタッフがカツ丼を注文。「元祖カツ丼」が出てきた。番組では、ぷりぷりのカツを卵でとじたシンプルな一品と紹介。

スタッフが「こだわりは?」と店主に聞くが「「いや、特にない」と答える。
店のメニューを見ると「当店のカツ丼はこだわりはありません、普通の蕎麦屋のカツ丼です」と書いていた。店主によれば、よく聞かれるので、いちいち説明するのがめんどくさいので書いている、とのこと。

さらにスタッフが聞く。「コツとかは?」
店主「ないです」
スタッフ「企業秘密?」
店主「何も秘密なんかないです」
スタッフ「味見とかはしない?」

そう言えば作っている場面をずーっと映っていたが、味見をしていない。
店主は「え?なんで味見?」と逆にスタッフに聞く。

なんと…さすが老舗だ。

誰がいつ作ったのか

カツ丼は、1918年、初代の店主加藤朝次郎が作った。

そこで、番組では恒例の…たぶんこうだったんじゃないか劇場が始まった。

【たぶんこうだったんじゃないか劇場】
「限りなく透明に近いブラウン」
~カツ丼誕生秘話~(店主:鶴見慎吾 従業員:つぶやきシロー)

大正時代、店は早稲田の目の前ということもあり、学生たちで大繁盛、夜には宴会客でにぎわっていた。宴会客の目当ては、とんかつ(当時はぜいたく品だった)。仕出し屋から取ったとんかつをふるまい、大人気となっていた。

ある日、夜の宴会が突然キャンセルになった。
が、すでに大量のカツが届いていた。
高価なとんかつを捨てるにはもったいない…

困っていたその時、ある常連客が「そのとんかつ、卵丼みたいに煮たら、柔らかくなるんじゃないの?お宅の丼もの、だし汁がうまいから」と言った。それは、ソバに欠かせないそばつゆのことだった。

店主は、思い切ってそばつゆにカツを入れ卵でとじてみた。そして、おそるおそる食べてみると、美味しかった。

…こうして「カツ丼」が生まれた。(※これは、実際のお店で撮影したそうだ)

なぜ、人気なのか?

お客さんの思い付きで生まれたカツ丼。
偶然の賜物は、奇跡の味だった。

・そばつゆで使っている鰹節が、カツ丼のうまみを引き出している。
・鰹節が持つ和風のうまみがカツ丼にしみこむことで、日本人が大好きな味に仕上がった。
・大量に作るそばつゆを無駄なく活用できるので、全国に広まった
追加情報として…
カツ丼はカツを卵でとじたものだが、ソースカツ丼も同じく大正時代、早稲田の食堂で作られた説が有力。ドイツから帰国した店主が、揚げたてのカツをソースにくぐらせて白米の上に乗せて食べる今と同じスタイルを考案したらしい。

10月5日「チコちゃんに叱られる」参照・参考

まとめ

蕎麦屋のカツ丼もそうだが親子丼も美味い。蕎麦屋の丼ものが美味いのは、そばの汁を使っているから。それは確かにそうだろう。ちなみに私は蕎麦屋のカレーそばが大好物だ。

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