イライラの「イラ」…ってなあに?
ストレスを抱えやすいこの時代、普段よく使う言葉だが、この質問の答えは、もち合わせていないかった。
結局、イラの語源は「トゲ」にあるとのことだが、で金平糖の角も「イラ」」と言っていたとはちょっと驚いた。
9月14日「チコちゃんに叱られる」の3つ目の質問は「イライラ」の「イラ」について…。
「この中(岡村隆史・橋本マナミ・ムロツヨシ)で一番しっかりした大人ってだあれ?」とチコちゃん。3人ともしばらくお互いを見合っていたが、「言う時は言う」とチコちゃんが言うと「言う!」と岡村が手を挙げた。
イライラ?イライラのイラってなあに?
チコちゃんが岡村に「最近、何か怒ったりした?」と聞く。岡村は「スマホを新しくして、楽屋で「同期」していたがパスワードを忘れて…楽屋にボーンってほったらかしにしてきた」と言う。
「そんな時はどんな気持ち?」とチコちゃんに聞かれ「なんかイライラ、イライラする」と答えると…「イライラ?イライラのイラってなあに」と聞かれる。
岡村は同じ言葉を(考えながら)繰り返すが「キビシー!」と言う。橋本も悩み顔、ムロも「すごい質問だ」と言う。岡村は考えるが、アップしてきたカメラにプレッシャーを受けたらしく「(カメラさんが)追い込んでくる!」と文句を言う。
結局「インドの『イーラ』という僧侶が修行のキツさに腹立って、すごかったんですって。あんなになったらあかんで!ということで…イーラ!」と苦し紛れに答えるが、チコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ。」と言われる。
番組ではスタッフがキレ芸の芸人、カンニング竹山の楽屋に、わざわざイラつかせる様な入り方をして、同じ質問をしてみた。竹山は何とか答えるが…チコちゃん人形が出てきて「ぼーと生きてんじゃねーよ」と言われてしまう。
○チコちゃんの答え
⇒イライラのイラはトゲ
その答えに、皆一様に不思議な顔をする。
「刺さるトゲ?」とムロが言う。
「とげとげ?」と橋本。
「とげとげがイライラになるのよ」とチコちゃん。
「イラ」はトゲ
日本語に関する研究をしている教授によれば…
「イラ」と言う言葉は古くからある言葉で「植物のトゲ」のことを言うそうだ。
「イライラ」と言うのは…
・イラを2つを重ねた言葉
・トゲがいっぱい出ている様
だという。
※イラクサ…葉っぱの裏にトゲがいっぱい出ているので「イラクサ」という。日本中どこにでも生えている多年生の植物で、茎や葉っぱの裏にトゲが付いている。
⇒小さなトゲが肌に触れると不快になる
⇒トゲ(イラ)が刺さって不快になる
このことから「イライラ」と言うようになったと考えられている。
古い書物にも書いてある
○「倭名類聚抄」
平安時代(934年ごろ)に書かれた日本最古の百科事典「倭名類聚抄」に、草のトゲのことを「イラ」というと書かれているそうだ。
○「草枕」
夏目漱石の「草枕」にも“刺に手を入れて見るといらいらと指をさす”と書かれており、刺に刺さった不快な様子をイライラと表現している、とのこと。
刺(トゲ)のことを「イラ」と言う人がいる
教授によれば、今でも全国に植物のトゲの事を「イラ」と言う人がいるそうだ。
○草花のトゲ=イラ
山口県の人にサボテンの刺を何というか聞くと「イラ」と答えた。鹿児島の人に聞いても「イラがある」と言う人がいた。「イラはトゲの事」と答える。
植物以外にもイラと呼ぶものがある
○魚のトゲ(背びれ)=イラ
○クラゲ 長崎の人…クラゲ(クラゲに刺される=イラ)
○毛虫(毛虫に刺される=イーラ)
何か刺すことを「イーラ」とか「イラ」と言っていたのかもしれない、と言っていた。
○金平糖の角
教授によると「金平糖の角」も「イラ」と言ったことがあるそうだ。
※9月15日 NHK「チコちゃんに叱られる!」参照・参考
まとめ
これからは、イライラした時は、金平糖の写真を思い出し、気を静めることとしよう。
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