最近の雨は「集中豪雨」とか「台風」とか嫌な事が多く、残念ながらロマンチックな虹をイメージすることはあまりない。
虹は7色…と言いながら、遠くに見える虹の色をちゃんと数えられた記憶はない。
だんだんと薄くなっていく虹は時に3色にしか見えないような気もするのだ。
では、なぜ7色と答えてしまうのだろう?
久々のチコちゃんは夏休み拡大スペシャル。
二つめのチコちゃんの質問は「虹の色の数」についてだった。
なんで虹は7色なの?
「この中(岡村隆史、国分太一、浅野ゆう子、若槻千夏)で一番空を見上げるのが大好きなロマンチックな大人はだあれ?」で…国分太一が選ばれた。
チコちゃんが国分に「虹って何色?」と聞く。
「7色」と答えると、続けて「なんで虹は7色なの?」と聞かれる。
戸惑いながら、国分が「「ちょうどいい色なんですよね。自然界の色が7色しかない。その色が全部出ている」と答えるが…やはりチコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ」と言われる。
言われた国分は「すごいプレッシャーですね」という。
よく見ると、7色に見えない?
実際、虹の写真を見せられるが…。
国分が「赤 オレンジ 黄色、緑 青 紫…あれ6色なんですか?」というと岡村が「7色、綺麗に見えたことなんかないよ」という。千夏も「確か」にという。
岡村が「でもなんか人間って、昔から(「7人の侍」とか)7にしたがるよな?」と言う。「確かに」と国分もいうがチコちゃんに、次の答えを求められると…
「あ~、そこまでいって限界です」と答えるしかなかったようだ。
確かに、よく見ると7色とは言えない。なのになぜ7色というのか?
○チコちゃんの答え
⇒虹が7色なのはレミファソラシドレだから
それを聞いた皆は繰り返すが…音楽をやっている国分も見当もつかない。
ニュートンが「虹は7色」と言ったらしい
物理学の歴史研究者で大学の講師によれば…
虹が7色と言い出したのは物理学者「アイザック・ニュートン」だという。
ニュートンの実験
ニュートンが人生の中で最初に取り組んだのが「光と色についての研究」だった。
大学生の時の彼の研究ノートにその時の実験結果が図解で記録されているらしい。
ニュートンの当時の実験を再現
ニュートンの実験以前、虹は「紫・青・緑・黄・赤」の5色だった。だがニュートンはさらに色の境界線を加え「藍」と「オレンジ」を加えて、7色にしたらしい。
それを聞いたスタッフが「強引ではないか?」と講師にいうが「実際は、色が連続的に変化しているので数えるのは難しいかもしれない」そうだ。
自然現象と音楽
ニュートンは、音楽(=当時、ヨーロッパでは格式の高い権威のある学問)を使えば虹が7色だと納得力が増すと考えた。
そこで、ニュートンはリュートを使って「自然現象と音楽=自然の法則のあらわれ」を説明した。
その方法は…
実際、光の境界線をリュートのフラットに合わせて奏でると…
「レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ」となった。
これが「自然現象と音楽との美しい調和」。
このことにより「虹は7色」という事が広く浸透していった。
説明してくれた講師にスタッフが「納得しているか?」と聞くと「ニュートンなりによく考えたなと思う」と答えてた。
結論:ニュートンがレミファソラシドにこじつけたから
まとめ
・今の高校の教科書(5冊中3冊)は、虹は6色と書いているそうだ。
・国や地域によって虹の色の数について見解が異なっている
・アメリカでは青と藍が区別しにくいので「青」とまとめているそうだ。
ちなみに、チコちゃんが尊敬しているのは「マラドーナ」らしい。
※8月17日「チコちゃんに叱られる(NHK)より参照・参考