「防犯ブザーに入っていた、電池が破裂したので原因を調べてほしい」
という、テスト依頼が最初に国民生活センターに寄せられたのは昨年8月か…。
テストした結果…実際、破裂を確認。
今日、国民生活センターは、小学生に配布されている一部の防犯ブザーの使用を控えるように、と注意を呼び掛けている。
ブザー本体のサイズは 75×53×35mm
シンプルな黄色。
乾電池は、単4が2本入っていて、全体にシルバーで黒の帯が入っている。
電池の-(マイナス)側に書いてある数字(ロット番号)が「12-2020」なら対象品の可能性あり!
該当商品かどうか、調べたい人は…
写真を見たい人は…
「国民生活センター」の
【乾電池が破裂した防犯ブザー】
⇒http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180419_2.html
あるいはPDF
⇒http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20180419_2.pdf
に載っている。
これまでの経緯…
防犯ブザーの電池が破裂したという報告があったのは、昨年の8月、11月、今年の4月、と3件。何れも、同じ型の防犯ブザーで同梱されていた乾電池も同じ「12-2020」という表示だった。※テスト依頼とは別に、同様の事故が2件確認されている。
原因
・金属製の外殻が破損して内容物が飛び出していた。
・(商品テストを行った結果)電池が消耗すると破損する可能性があることが分かった。
夕方のニュースで…
ニュースでは、この防犯ブザーを鳴らし続けるテストを行っている映像が映った。画面には6つの黄色の防犯ブザーが一斉に鳴っている。
発報させ続け、17時間後…
突然、その中の1個が、吹き飛んだ。
中の乾電池が破裂したためらしい。
国民生活センターによれば…
この防犯ブザーは
・2016年2月から2017年4月まで(約11万個)出荷された「安全防犯ブザー」の一部
・全国の自治体の教育委員会などを通じて小学校の新入生などに配付されている
※現在の2,3年生が対象という話もある。
・乾電池破裂の事故がこれまでに5件報告されている
破裂した乾電池は
・本体と一緒に販売されている
・中国製
・ロット番号「12-2020」のもの
なお、ブザー本体に異常はない。
※インターネット通信販売などで販売されたものには、対象の乾電池は使用されてない
※すでに販売元が把握できている販売先に対し「電池が破裂する危険性がある」ことや、「今後の対応方法」について通知を進めている。
当該品の仕様
・製品名/品番
安全防犯ブザー(生活防水)/SE-1805K
・販売元
株式会社西文舘
・本体サイズ
75×53×35mm
・同梱乾電池
単4形アルカリ乾電池2本
“ロット番号が「12-2020」だったら使用を控える!”
この会社のHPによれば…
この製品は
この会社の中国にある工場で製造されている。
電池を装着した状態で輸入し国内で検品後出荷されているとの事。
電池破裂の原因
「電池の消耗に伴い内部で発生したガスによって内圧が上昇。破裂を防ぐためのガスケットの安全弁が機能せず破裂」
問い合わせ先…株式会社西文舘
HP:http://www.seibunkan.com/
電話番号(東京支店):03-6802-4690
FAX:03-6802-4691
E-Mail:info@seibunkan.com
受付時間:10時~17時(土曜日曜祝日は休み)
国民生活センターでは、この防犯ブザーの使用を控えるように呼び掛けている。
※最初に高い音が出るかもしれません!
まとめ
15時近く、自分の上半身ほどの大きなランドセルを背負った新1年生が、通りの向こうに出迎えている母親を見つけ、走っていく姿を最近見かける。
母親の方ばかり見ているからか、ポケット?から防犯ブザーが出ているのに気付いていない。
可愛いものだ。
今は、小学生に防犯ブザー持たせてるんだな…と思っていた矢先「防犯ブザーの電池が破裂」というニュースが入ってきた。
西文舘のHPには、配布先の学校なども少し書かれているが、対象品とは限らないし、配布されているのも、一部の地域だけなのか、詳しいことはわからない。
いずれにしても販売元が把握できている販売先に通知を進めているらしいから、対象品ならそのうち学校から連絡がくるだろう。
気になる人は、とりあえず子供の持っているものを確認してみるのもいいだろう。