今年の6月までに「改正青少年ネット環境整備法」が施行される。
何やら物々しいタイトルだが、要は18歳未満の者がスマホを利用する際には、フィルタリングサービスが義務化されるということらしい。
調べてみた。
未成年のネット環境は大人が思っている以上に危険がいっぱいだ。当然、このままではいけない。やっと三大キャリアができることをやってもらう時が来たようだ。
改正法の概要
法改正後は、携帯電話端末の契約代理店に以下の義務が発生する。
①携帯端末使用者の年齢確認
使用者が18歳未満か否かを確認。
②フィルタリング説明
18歳未満と確認された場合、青少年有害情報を閲覧する恐れと、それに対するフィルタリングの必要性や内容を保護者や青少年に対して説明しなければならない。
③フィルタリング有効化措置
販売される携帯電話端末にフィルタリングソフトウエアやOSの設定を行わなければならない。
当然、これに先立って、スマホの製造事業者にはフィルタリングソフトウエアのプリインストールが、OS開発事業者には措置が円滑に行えるようなOSを開発する努力義務が課せられる。
元々法案の改正が決まったのは2017年6月。
施行期日は公布の日から起算して1年を超えない範囲内と定められているため、今年の6月までには施行される見込みだ。
あんしんフィルター for au
auでは今年の春モデル発表会で、この改正法に対応する「あんしんフィルターfor au」のアップデートがあった。
現代では、中学生の約73%、高校生に至っては95%がスマートフォンを利用する時代。
多くの子供たちは、中学入学のタイミングで親や祖父母からスマホをプレゼントされるそうだ。
そして当然のようにSNSやLINEを使ってコミュニケーションを取り、ネットも閲覧する。
青少年を守るための「青少年ネット環境整備法」の改正は必然の流れなのかもしれない。
・Androidスマホの場合
保護者のスマホやタブレットから、子供のスマホの利用時間を設定することができる。
利用制限をかけた時間内に該当のアプリを使おうとすると、フィルタリングサービスでアプリが使えない状態であることが表示される。
・iOSスマホの場合
基本はAndroidと同様だが、利用制限時間中はアプリのアイコン自体が画面に表示されなくなる。
一見すると、まるでアプリがアンインストールされたように見えるが、マスク処理されアイコンが消えているだけなのでご注意を。
尚、「あんしんフィルター for au」は1月25日より提供開始で利用料は無料との事。
気になる親御さんは、お近くのauショップへ足を運んでみては如何?