5日、国立感染症研究所の報告によれば、インフルエンザの流行を示す「注意報レベル」を越えた都道府県が28あったという。
それによれば、上位3県は「宮崎」「長崎」「岡山」。中国、九州地方が多いらしい。ここでいう「インフルエンザの注意報レベル」とは、いったいどういうものなのか調べてみた。
インフルエンザ流行(レベル)マップ
インフルエンザ流行状況の内容や結果を知ることができる国立感染症研究所の「インフルエンザ流行マップ」。
これは、全国約5,000のインフルエンザ定点医療機関を受診したインフルエンザ患者数を週ごとに取りまとめたもので作るマップだ。
各保健所地域の患者数により、警報・注意報の色分けをし、現在の流行状況と今後の流行度合いもわかる、というもの。
警報・注意報発生システムとは
「警報レベル」
・大きな流行が発生または継続しつつあることが疑われる
⇒赤色系3段階で示す。
「注意報レベル」
・流行の発生前…今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性がある
・流行の発生後…流行が継続している可能性がある
⇒黄色系3段階で示す。
それによれば…
期間:12月18日~24日の1週間のデータ
・インフルエンザの患者数は63,774人。
・定点あたりの報告数…12.87人(前週7.40人)。
・全47都道府県で前週の報告数よりも増加している
・自治体が注意報を発令する目安は10人。
・注意報レベルを超えたのは28都道府県だった。
※HPでは「全国の保健所地域」で説明している。
それによれば…
・警報レベルを超えている保健所地域は25箇所(1道1府12県)
・注意報レベルを超えている保健所地域は246箇所(1都1道2府37県)
とあった。(ニュースの表現とは若干違っているが…ま、データは同じもののようだ)
〇患者数が多い上位18都道府県
都道府県別、(1週間の間に来た)1医療機関の患者数は…
※カッコ内は人数
宮崎県(26.03)
長崎県(25.57)
岡山県(25.19)
山口県(22.22)
大分県(20.95)
広島県(20.60)
福岡県(20.42)
長野県(20.08)
愛媛県(20.08)
埼玉県(19.57)
沖縄県(18.43)
熊本県(17.28)
佐賀県(15.95)
鹿児島県(14.76)
静岡県(13.99)
東京都(13.93)
滋賀県(13.72)
千葉県(13.01)
〇年代別
インフルエンザの患者を年代別でみて見ると…
・5~9歳…約17万人
・10~14歳…約11万人
・0~4歳、40代…約7万人
・30代…約6万人、
・15~19歳、20代、50代…約4万人、
・60代、70歳以上…約3万人
(※以上 国立感染症研究所HP http://influ-info.jp/map_japan/ 参照・抜粋)
これらをまとめると…
都道府県別では、上位に、中国、九州地方が多い。
子供(幼児、小学生)がかかりやすいという事がわかる。
とにかく、気を付けよう!