バットに通してある「輪っか」は、落ちそうで落ちない。
そのバットには「合格かなうわ(※○の中に『わ』の文字)」と書いてあるので、その名も「合格かなうわバット」。
受験シーズン前のこの時期、お守りとはまた一味違ったこの合格祈願アイテムが今、話題になっているらしい。
「かなうわバット」とは
ヒノキの間伐材を利用して作られたという、長さ30センチの野球のバットに、輪が通してある、シンブルなもの。これは、岐阜県下呂市で作られている「かなうわバット」と言う名の下呂温泉の縁起グッズ、もちろん、下呂温泉街にあるお寺「温泉寺」で祈祷を行っているそうだ。
バットは「(難関に)打ち勝つ」、輪は「落ちない」の意味を持つ。
このバットに「合格かなう(※○の中に『わ』の文字)」の文字が入ってることによって「受験に打ち勝つ、落ちない」という意味になり、合格祈願のアイテムになるのだ。
「合格かなうわ」の他に、「夢かなうわ」「幸せかなうわ」「健康かなうわ」「恋かなうわ」「夫婦円満かなうわ」(※各文字の下に○の中にわの文字)があるようだ。
このかなうわバット、たぶん一本の丸太?で、バットと輪っかを同時に作っている、と予測できる(違っていたらごめんなさい)。だとすれば、ある程度の技術が必要なのでは?と思うのだが…
在庫があと540本?
このバットは、下呂温泉合掌村で販売されていて、年間2,000本も売れるヒット商品らしい。
だが、これを製造する木工業者とその家族が体調をくずしていて、9月から入荷できない状態だという。在庫がなくなり次第販売終了、ということでニュースになっているのだ。※12月1日の岐阜新聞によれば、11月末で在庫「540本」だという。
このため通販は打ち切り、売店(下呂温泉合掌村)のみの販売となっているそうだ。
この落ちそうで落ちない輪っかの大きさや制作の技術は、そう簡単なものではないのだろう。木工業者が体調を崩していて入荷できない、ということは、高齢かもしれないし、弟子もいないのかもしれない。
こういうニュースで初めてこのバットの存在を知ったが、丁寧な作りで、本当にご利益がありそうで、ちょっと欲しくなった。
体調はどうなのだろうか?今後元気になったら、再開するのだろうか?
小池雅之施設長は「下呂温泉の名物だったので残念だが致し方ない。今後検討し、できれば販売を再開したい」と話している。※岐阜新聞より抜粋
まとめ
今年は、無理をしないで、元気になってからまた制作・販売できるよう願っている…
なお12月2日NHKの「ブラタモリ」(PM7:30~)で岐阜を歩くらしい。
このバットが出てくるかは分からないが、注目しようと思う。