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相場は8100円!小学生の孫へのお年玉 高い?安い?

社会

あおぞら銀行が発表した今年の「小学生の孫へのお年玉の平均金額」は8,100円だったそうだ。

昨年と比べると、200円増えたらしい。
増えた理由は「日経平均株価上昇の影響ではないか」と分析しているのがいかにも銀行らしい。

お正月、子供たちがおじいちゃんおばあちゃんの家の行く理由の一つに「お年玉が貰える」ことがある。悲しいかな、これが無ければ行かない、と言う子供たちもいる。だから、会いたいから、やっぱり、お年玉はあげないわけにはいかない。

参考になれば…

毎年恒例の「孫へのお年玉事情」

この調査は青空銀行が55歳から74歳までの男女約2,000人を対象とした「シニアのリアル調査」の結果によるものだ。

「シニアのリアル調査」とは

シニアの方々の暮らしぶり・老後の意識・資産運用・旅行や外食・趣味・お子様、お孫様についてなど様々な視点からお金に関連する実態や意識を調べる(2014年から実施)

このシニアのリアル調査2017結果の「お年玉事情」をもう少し詳しくみて見ると…

東と西で金額に差がある

孫(小学生を想定)へのお年玉平均額8,100円と出ているが、実は、東と西でみてみると、金額に結構、違いがあるようだ。

・関東(神奈川、東京、埼玉)の平均が8,200円(前年比+700円=7,500円)
・関西(大阪、京都、兵庫、奈良)は、7,600円(前年比-1,400円=9,000円)

今年の差は関東>関西600円だが、昨年の差は関西>関東で、なんと1,500円もの差があった、という事にも驚いた。今までは西高東低だったのが、関東は、今年初めて関西を上回ったらしい。

実際あげるお年玉の金額は?

全体的に見れば
・あげない…8.9%
・3,000円未満…7.9%
・3,000円~5,000円未満…10.6%
・5,000円~10,000円未満…33%
・10,000円~15,000円未満…29.2%
・15,000円~20,000円未満…1.4%
・20,000円以上…9%
となっている。

ちなみに最大金額は9.3万円とあった。
(どんだけ孫がかわいいんだ…)

相場が8,100円と出たからと言って、丁度その金額を出すということは、まずないだろう。しかも全体から見れば、5000円以下は、あげないを含めれば27.4%もいるのだ。

・5000円 3割弱
・10,000円 3割強
・15000円 3割

と、いうところだろうか。

区切りのいいとこでいけば10,000円か5,000円のどちらかになりそうだが…(個人的には小学生に15,000円は…早すぎる気がする。)

例えば、弟の小学生に10,000円渡したら、兄の中学生にはいくらあげることになるのだろう?

差をつけない、という考えもあるかもしれないが貰う兄貴の方は、弟と同じかよ!と内心思ったりするかもしれない。

孫ではないが、私が30代のころ、兄貴の所に正月遊びに行くと小学生2人、中学生1人、大学生1人の4人の姪甥にあげるお年玉の金額を決めるのにかなり苦労した思い出がある。高給取りではない自分だが、相場を考慮して、見栄を張って、お年玉だけで格差をつけて結局4人分4万円ぐらいあげたことがあった。あれはけっこうきつかった。

孫がいない私としては個人的には、小学生に5,000円でも多い!と思ってしまうのだが…今は裕福なシニアが多く、かわいい孫にいくらでもあげたいと思う心の表れが、8,100円なのだろう。

だが、その一方で、生活に余裕がなくそんな金額は出せないというおじいちゃん、おばあちゃんもいるだろう。でも少なかったら、かわいい孫に「しけてるな」なんて思われたくないと、結局無理をしている人もいるんだろうな、やっぱり。

この相場、小学生には教えたくないな。